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2026年9月1日、Appleのトップが正式に代わりました。
ハードウェアエンジニアリング担当の上級副社長だったジョン・ターナスが、この日付でAppleのCEOに就任。Apple公式サイトのリーダーシップページも、すでに新体制の表記へ更新されています。
そして就任初日、ターナスはいくつか動きを見せました。Xアカウントを開設して「hello」とだけ投稿し、社内向けの最初のメモでは来週の発表を予告している。9月9日のイベントを控えたこのタイミングで、新CEOが何を出したのかを整理します。
ターナスが正式にCEOへ。クックは会長に
ターナスがAppleに入社したのは2001年です。2013年にハードウェアエンジニアリング担当のバイスプレジデント、2021年に同シニアバイスプレジデントとなり、そこからCEOに就きました。
現在51歳。一般的な退任年齢まで10年から15年はCEOを務められる計算になります。歴代のAppleのトップと比べても、長い在任が視野に入る就任です。
一方のティム・クックは、15年間のCEO在任を終えて取締役会のエグゼクティブ・チェアマン(会長)に就きました。Appleの説明によれば、クックは「世界各地の政策立案者との対話を含む、会社の特定の領域を引き続き支援する」役割を担います。完全に離れるわけではありません。
ターナスがどういう人物なのかは、AirPodsを立ち上げApple Watchの全世代に関わってきた経歴を、失敗も含めてまとめた記事で詳しく触れています。
就任初日にXアカウントを開設。第一声は「hello」
今回いちばん分かりやすい変化がこれです。ターナスはX(旧Twitter)にアカウント(@johnternus)を開設し、最初の投稿を行いました。
内容は、たった一言です。
hello
— John Ternus (@johnternus) September 1, 2026
ティム・クックはCEO時代、Xで製品や社会的なメッセージを頻繁に発信していました。ターナスがどう使っていくのかはまだ分かりませんが、就任初日にアカウントを開いたこと自体が、外に向けて話すつもりがあるという意思表示には見えます。
最初の社内メモで「来週、とてつもない発表がある」
ターナスはCEOとして最初の社内メモも社員に送っています。その中で、来週について触れました。
メモには、来週に「huge launch(とてつもない発表)」があり、それは「phenomenal(驚異的なもの)」になる、という趣旨の言葉が書かれていたと報じられています。就任の挨拶と同時に、次の製品発表へ視線を向けさせる形です。
新CEOが最初のメッセージで自社イベントを予告するというのは、なかなか強気な立ち上がりだと思います。
マーケティング責任者も「9月9日にもっと話すことがある」
同じ日、Appleのマーケティング責任者であるグレッグ・ジョズウィアック氏も、ソーシャルメディアで9月9日(水)に「もっとお伝えすることがある」と予告しました。
この9月9日というのが、Appleの次のスペシャルイベントの開催日です。開始は太平洋時間の午前10時。日本時間だと9月10日の午前2時からで、日本語のタグラインは「おはよう世界。」となっています。
9月9日に出るとみられているもの
イベントで登場が見込まれているのは、次のような製品です。
・iPhone 18 Pro / iPhone 18 Pro Max
・Appleとして初の折りたたみiPhone
・Apple Watch Series 12
・Apple Watch Ultra 4
・AirPods 5(可能性あり)
もちろん、これ以外の発表やサプライズが加わることもあります。
スマートウォッチの観点で注目したいのは、やはりApple Watchの2機種です。Series 12については心拍を1日中測り続けるのか、セラミックの筐体が復活するのかといった話が出ていますし、Ultra 4は3年ぶりの新チップやセンサーの強化が見込まれています。
クックの最後の日は、Apple Parkで従業員と
交代の裏側では、静かな場面もありました。
CEOとしての最終日となった月曜、クックはカリフォルニア州クパチーノのApple Park Visitor Centerに立ち寄り、各地の店舗から集まったリテール従業員たちと顔を合わせています。その様子は写真と動画でInstagramに公開されました。
15年の締めくくりに選んだのが、本社の会議室ではなく従業員との時間だった、というところにクックらしさが出ています。同じ日に全社員へ送ったメモでも、製品名にはほとんど触れず、文化と人の話だけを書いていました。
まとめ|Apple Watchを作ってきた人が、Apple Watchの発表週にトップへ
今回の交代を、スマートウォッチの視点から見るとこうなります。
AirPodsを立ち上げ、Apple Watchの全世代に関わってきたエンジニアが、Apple Watch Series 12とUltra 4の発表を1週間後に控えたタイミングでCEOになった。ターナスにとって最初の大舞台が、そのまま「着けるデバイス」の発表になるわけです。
就任初日に出てきたのは、Xの「hello」と、来週への予告だけでした。新CEOがどんな会社を作るのかは、まだこれからです。ただ、その答え合わせの第一歩はクックが引き継いだ2011年にはまだ存在しなかったカテゴリーの上で行われることになります。
9月9日、日本時間では9月10日午前2時。あと1週間です。
Source: MacRumors(John Ternus is Now Apple’s CEO)/MacRumors(Apple Teases ‘Huge Launch’ Next Week)/画像出典: Unsplash
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