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スマートリング「Oura Ring」のOura(オーラ)が、米国時間2026年9月29日、予定していたナスダックへの新規株式公開(IPO)を延期すると発表しました。SWLでは9月29日に、上場時の評価額が最大約156億ドルと報じられていることをお伝えしたばかりでした。
Ouraによると、投資家からの需要は強かったものの、IPO市場の先行きが不透明なことから延期を決めたといいます。発表の内容を整理します。
9月20日に始めたナスダック上場を延期 理由はIPO市場の不透明感
Ouraは米国時間9月20日に、IPOの手続きを始めたと発表していました。売り出すのは5,000万株で、そのうち1,350万株をOuraが新たに発行し、残りの3,650万株は既存の株主が売り出す計画でした。
今回の発表でOuraは、需要は強かったとしたうえで、IPO市場の不透明感を理由に、この上場を延期するとしています。
なお、OuraはIPOに向けて米国証券取引委員会(SEC)にForm S-1(株式公開の届け出書類)を提出していますが、この届け出はまだ効力が発生していない段階です。
有料会員は570万人 2026会計年度の売上は前年比90%増の見込み
延期の理由は、事業の不調ではないとOuraは説明しています。同社は黒字で成長を続けており、IPOの手続きを始めてから、事業はさらに強くなったといいます。
その理由として挙げているのが、Oura Ring 5への反応が非常に強かったことです。有料会員は570万人に増え、2026会計年度の売上は前年比90%増になる見込みだとしています。
その記事では、S-1にもとづいて有料会員を500万人と紹介しました。今回の発表では、その数が570万人になっています。
トム・ヘイルCEOは「時期を選べる余裕がある」とコメント
OuraのCEO、トム・ヘイル氏は次のようにコメントしています。
「私たちの使命は、人々がより健康に、より長く生きる力になることです。IPOは、その道のりの一歩にすぎません。従業員と投資家にとって素晴らしいIPOにしたいと考えています。私たちには時期を選べる余裕があります。それまでは、目の前にある機会に取り組んでいきます」
上場そのものをやめるのではなく、よい時期を待つという考えを示した形です。
Ouraは2013年にフィンランドで創業 50以上の健康指標を計測
Ouraは2013年にフィンランドで創業した会社で、本社は米国サンフランシスコ、EUの本部はフィンランドのオウルにあります。指輪型のOura Ringで50以上の健康指標を計測でき、提携するパートナーは1,200以上にのぼるとしています。
なお、Oura Ringは医療機器ではないと同社は明記しています。
まとめ
Ouraは、9月20日に手続きを始めたナスダックへのIPOを延期すると発表しました。需要は強かったものの、IPO市場の不透明感を理由に挙げています。
一方で、事業は黒字で成長を続けており、Oura Ring 5の好調で有料会員は570万人に増え、2026会計年度の売上は前年比90%増の見込みだとしています。トム・ヘイルCEOは「時期を選べる余裕がある」と話しており、上場の時期はOuraが今後あらためて判断することになります。
Source: Business Wire(Oura Postpones Initial Public Offering)/Business Wire(2026年9月20日のIPO開始の発表)
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