検索
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. コラム・業界分析
  3. Fitbit Charge 5は筋トレとインターバルトレーニングを正確に計測可能か? ジムでの検証結果を紹介

Fitbit Charge 5は筋トレとインターバルトレーニングを正確に計測可能か? ジムでの検証結果を紹介

コラム・業界分析

公開日: 最終更新日:

Fitbit Charge 5に追加されたリフティングとインターバルトレーニング

フィットネストラッカーとして高い評価を得ているFitbitの最新モデルCharge 5には従来の有酸素運動(ラン、水泳、自転車)に加えて、「リフティング」と「インターバルトレーニング」の効果を測定する機能があります。

「リフティング」とは主にバーベルやダンベルなどを持ち上げる、いわゆる筋トレのことです。

「インターバルトレーニング」とは強度の高い運動と低い運動(あるいは休み)を短時間で交互に繰り返す運動のことを指します。

Apple Watchなどに比べると、Fitbit Charge 5で選択できる運動の種類はさほど多いわけではありません。そもそも、一般的にはスマートウォッチやフィットネストラッカーの運動計測機能は有酸素運動に偏る傾向があることは下記の記事で紹介しました。

【あわせて読みたい】Apple Watch等のスマートウォッチが筋トレ効果の測定に向いていない理由とは?

運動や健康関連のデータを検知するセンサーの精度が高いことで知られるFitbitの最新モデルでは、この弱点をどれだけ克服しているのか? と少し意地悪いテーマで、自分の身体を使った人体実験を行ってみました。

この実験は筆者が所属しているクロスフィットのジムで行いました。

クロスフィットは重いモノを扱った本格的なリフティングを行いますし、かなり負荷と難易度が高いエクササイズを短時間で行うインターバルトレーニングでも有名です。この2つの種類の運動効果を測定するにはまさに最適だったのです。

なおFitbit Charge 5の機能全般のレビューは下記の記事で別途紹介しています。

【あわせて読みたい】Fitbit Charge5使用レビュー。バンド型モデルではNO.1の使い心地と多機能さ! 

クロスフィットのジムで検証をスタート!

リフティング:ヘビーな筋トレをFitbit Charge 5はどう認識したか

まずはリフティングから。バーベルを肩に担いでしゃがむ「バックスクワット」と、同じくバーベルを地面に置いた状態から膝の上まで持ち上げる「デッドリフト」を行ってみました。

メニューは以下の通り。

  • バックスクワット ― 88キロの負荷で、1セット5回を5セット
  • デッドリフト ― 115キロの負荷で、1セット5回を1セットのみ

バックスクワットを行う筆者

デッドリフトを行う筆者

私の体重は現在60キロ弱しかありませんので、バックスクワットの重量は体重の約1.5倍、デッドリフトは体重の約2倍になります。

本格的なパワーリフターには物足りませんが、一般人のレベルだとかなりきつい、高重量低回数の設定です。

所要時間は約30分。セット間に2~3分の休憩を入れるので、どうしてもそれくらいはかかります。

ちなみにウォーミングアップの時間は含めていません。

主観的には下半身全体の筋肉がパンパンに張り、普通に歩くことも困難なくらい疲れました。

しかし、Fitbitダッシュボードの記録では、心拍数も消費カロリーもほんの軽いジョグと同じくらいの程度でしかありませんでした。

Fitbitダッシュボードに表示された上記リフティングの記録

インターバルトレーニング:難易度の高いワークアウトをFitbit Charge 5はどう認識したか

続いてインターバルトレーニングです。

クロスフィットでは毎日異なるメニューのワークアウトを皆で行います。

その中でも、かなり負荷も難易度も高かった日のメニューは以下のものでした。

  • 3分を1ラウンドとして、以下のエクササイズを最大回数行う
    • パワースナッチ(40キロ)1回
    • リング・マッスルアップ2回
    • 逆立ち腕立て伏せ3回
  • 各ラウンド間に1分間の休憩

これでは何が何だか分からないという方も多いでしょうが、各エクササイズの説明を始めると大変長くなってしまうので割愛します。ご興味のある方は下の動画をご覧ください。

もちろん、そんなものにまったく興味は無い! と言う方は見なくても結構です。ただ、かなりきついエクササイズを連続して3分間4ラウンド、1分間の休憩を入れて行うのだ、ということをご理解ください。時間形式はプロボクシング4回戦と同じですね。

Fitbitダッシュボードに表示された上記インターバルトレーニングの記録

こちらも主観的にはかなりきついワークアウトでした。ラウンド間は息も絶え絶え、全4ラウンド終了後は皆が床に倒れ込むくらいでした。

しかしながら、ここでもFitbitダッシュボードを見ると、リフティングの時よりはやや心拍数と消費カロリーが高く表示されましたが、それでもやはり軽いジョグと同じくらいの程度でしかありません。

ちょっと速めのジョグと比較してみると

サンクスギビングの朝に行われた5キロの「Turkey Trot」

上記2つとほぼ同じくらいの時間を走ったときのデータも比較対象に紹介します。

この実験を行ったのは11月25日。米国ではサンクスギビング(感謝祭)と呼ばれる休日で、その朝に地元の人が集まって5キロくらいの短い距離を一斉に走る「Turkey Trot」と呼ばれる習慣があります。

私が参加したのは、息子がかつて所属していた高校クロスカントリー走部の現役生徒・OBや保護者が集まる同窓会のようなイベントです。

長距離ランナー、あるいは元ランナーの集まりですので、一般よりは速いかもしれません。ついつい私も周囲に煽られて、普段のジョグよりは少し速いペースで走りました。それでも会話をしながらですので、けっしてレースのように追い込んだわけではありません。

Fitbitダッシュボードに表示された上記ランニングの記録

このランニングは文字通り休日の朝飯前でしたし、私にしてはちょっと頑張ったかな、くらいの距離とペースでした。

走り終わった後もすぐにドーナッツを頬張りながら皆と談笑できたくらいです。

それにもかかわらず、Fitbitによると、走っている最中はほとんどの部分で心拍数はピークのゾーンに入っていて、消費カロリーも上記2つの倍近くになっています。

まとめと感想

リフティング インターバルトレーニング ランニング
平均心拍数 110 bpm 116 bpm 152 bpm
最高心拍数 142 bpm 137 bpm 175 bpm
カロリー/分 5 カロリー/分 6 カロリー/分 10 カロリー/分
歩数/分 34歩数/分 53歩数/分 154歩数/分
主観的感想 結構疲れた 死ぬほど疲れた 心地良く疲れた

あくまで私の体感からすれば、の話ですが、Fitbit Charge 5 の運動計測機能は、リフティングとインターバルトレーニングの効果を、ランニングに比べてかなり低く評価しているような感想を抱きました。

少なくとも、主観的な疲労度や筋肉痛の程度からすると、ダッシュボードに表示された数値(心拍数、消費カロリー、歩数)はどれも少なすぎるように思います。

もちろん、私が基本的には走ることを好むランナーであることも、このことに大いに関係していると思います。

力士やプロレスラーのような体格の人なら、私が行ったようなリフティングをきっと鼻息混じりでこなすに違いありません。その代わり、彼らがランニングをすれば、その後の疲労度は私よりはるかに大きくなるでしょう。

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

あわせて読みたい

Apple Watch等のスマートウォッチが筋トレ効果の測定に向いていない理由とは?

VO2Max(最大酸素摂取量)は心肺能力を測定する有力な指標!スマートウォッチでも計測可能

Fitbit Charge5使用レビュー。バンド型モデルではNO.1の使い心地と多機能さ! 

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. 1万円以下で全部入り!DOOGEE AnyWise W1 Lite|AMOLED・Bluetooth通話・5ATM防水をまとめて搭載して楽天市場に登場

  2. 【比較検証】AIボイスレコーダー「Plaud Note Pro」vs「Notta Memo」 プロのライターが取材音源で精度を比べてみた結果

  3. 【Amazon 新生活セールFinal】スマートウォッチが続々値下げ中! 人気ブランドの最新セール情報まとめ(編集部調べ)

  4. ファブリーズが家電化?コンセントに挿すだけ「eファブリーズ」登場|50日持続の新芳香剤

  5. Apple Watchで使える電子マネーを完全解説!【2026年版】

  6. 【新生活応援セール開催中】Notta Memo Type-Cモデルを徹底検証|PC直結で変わる文字起こしワークフローの実力

  7. Galaxy Watchの血圧測定機能がついにアメリカで解禁|対応モデルと使い方のポイントを解説

  8. AIボイスレコーダー「Comulytic Note Pro」発売|厚さ3mm・スマホ背面装着で会議を自動文字起こし&分析

  9. 3万円でここまでできる?Amazfit Active MAXを本音でレビュー(運動・睡眠・バッテリー検証)

  10. HUAWEI Band 10/11/11 Proを徹底比較|大画面化&単独GPS搭載でどれを選ぶべき?

   

NEW CONTENTS

  1. 「摂取カロリー自動計測」のHEALBE GoBe3が販売終了。GoBe Uへの25%OFFアップグレードキャンペーンを案内

  2. HUAWEI Band 11 レビュー|Apple Watchが続かなかった女性の「これは続けられる」な理由

  3. Amazon「Ring 防犯ドアホン プロ」日本限定発売|4K防犯カメラ・サイレン一体型+「顔なじみ認識」機能も同時スタート

  4. Wear OS搭載スマートウォッチの魅力と代表ブランドを徹底解説!

  5. 1万円以下で全部入り!DOOGEE AnyWise W1 Lite|AMOLED・Bluetooth通話・5ATM防水をまとめて搭載して楽天市場に登場

  6. Garminスマートウォッチにおすすめの充電スタンド&ケーブルまとめ|Type-C変換・卓上スタンド・防塵プラグ付きモデルも!

  7. KeyBudz、DLCコーティング採用のApple Watch用ステンレスバンド「Spectra」を国内発売

  8. iGPSPORTが初のプロスポーツウォッチ「VeRun」を発表|32.5gの超軽量設計とサイクルコンピューター連携が特長

  9. augment AIがSony Bank GATEに挑戦|新世代スマートウォッチ「wena X」の応援ファンド募集へ

  10. 接客中や会議中のスマートウォッチは失礼?マナー違反にならないための活用術と指導のコツ