Amazonなどで検索すると、多種多様なブランドがヒットするスマートウォッチ。はじめて購入する人は「どのブランドがいいか分からない!」という状態になるでしょう。
そこで「買ってはいけない製品」の特徴は、以下の記事にて詳しく解説しています。
「買ってはいけないスマートウォッチ」の特徴6つ。謎ブランドの格安モデルや「Amazonの商品名に機能列挙」は要注意!
では、「買っていい製品」の特徴は何でしょうか。ひとつの答えは継続して製品を出し続け、世界的にもシェアが高い信頼ブランドを選ぶこと。本記事では、編集部が安心して勧められる中華系の有力5ブランドを厳選。各ブランドの特徴と、主要ラインナップの早見表をまとめました。
① Xiaomi(シャオミ)
Xiaomiはスマートフォン・IoT機器で世界上位のシェアを持つ大手。スマートウォッチ分野でも、手頃な価格帯ながら主要センサーや日常機能をしっかり押さえ、ソフトの安定感とアプリの扱いやすさで幅広い層に支持されています。特にバンド型のシリーズは「初めてのウェアラブル」に最適で、日々の歩数・睡眠・心拍の可視化から運動記録までを気軽に始められます。丸形のWatchシリーズは見た目の高級感と健康・運動機能のバランスが良く、ビジネスからカジュアルまでコーデしやすいのも魅力です。
Xiaomiの特徴
・低価格でも心拍・睡眠・SpO2など健康機能が充実
・シンプルなUIで通知や音楽操作など日常連携が安定
・Android/iPhoneのどちらでも使いやすい
主要ラインナップ早見表(Xiaomi)
シリーズ | 代表モデル | 価格目安 | ポイント |
---|---|---|---|
Watch | Watch S4 / S3 | 約2万円前後~ | 丸形・高級感。健康機能と運動計測のバランス良 |
Band | Smart Band 10 / 9 Pro | 約3千~1万円台 | 軽量・多機能・長持ちバッテリーの定番 |
Redmi | Redmi Watch 5 / 4 | 約4千~1万円台 | コスパ重視の入門シリーズ |
選び方ガイド記事:Xiaomiスマートウォッチ 主要モデル&選び方ガイド【2025年最新版】
② Amazfit(アマズフィット)
Zepp Healthが展開するスマートウォッチ専業ブランド。製品数が多くシリーズ展開も細かいため、軽量エントリーからタフネス、ランナー特化、総合型のフラッグシップまで選択肢が豊富です。日本でも人気が高く、独自OS「Zepp OS」による軽快な操作性、見やすいUI、そして14日以上のロングバッテリーで日常運用が快適。地図やラン分析など運動系の深い機能も搭載され、価格に対する総合性能の高さが評価されています。
Amazfitの特徴
・高精度計測(心拍・SpO2・睡眠・ストレス・VO2Max 等)と長時間バッテリー
・スポーツ/アウトドア/ビジネスまで幅広いデザインとサイズ展開
・日本でもユーザーが多く、レビュー・実機情報を得やすい
主要ラインナップ早見表(Amazfit)
シリーズ | 代表モデル | 価格目安 | ポイント |
---|---|---|---|
Balance系 | Balance / Balance 2 | 約3.5~4.5万円 | 総合力型。睡眠・リカバリー重視で日常~運動まで |
Active系 | Active / Active 2 / Edge | 約1.8~2.4万円 | スタイリッシュ&多機能。コスパ良好 |
T-Rex系 | T-Rex 3 / Ultra / 3 Pro | 約4~6万円 | MIL準拠のタフネス。登山やキャンプに |
Cheetah系 | Cheetah / Cheetah Pro | 約2.5~3万円 | ランナー特化。GPS精度・分析が強み |
Bip系 / Band | Bip 5 / Bip 6 / Band | 約1万円前後~ | 軽量エントリー。まずは試したい人に |
レビュー・比較多数:Amazfitスマートウォッチの選び方&全ラインナップ完全ガイド【2025年最新版】
③ HUAWEI(ファーウェイ)
通信機器で培ったセンサー技術とソフト最適化に強みがあり、スマートウォッチでも世界上位シェアを維持。TruSeen™などの独自技術により、日常のヘルスケアの精度と安定感に定評があります。モデルによっては日本国内で心電図(ECG)機能に関する認可・医療機器認証を取得したものもあり、ヘルスケア用途における信頼性が高いブランドといえます。さらに血圧測定に対応するWATCH D/D2といったラインがある点も大きな特徴。充電間隔を伸ばせるロングバッテリーと、ステンレスやセラミックを用いた上質デザインで、日常からビジネスまで幅広くマッチします。Androidとの親和性はやや高めですが、iPhoneでも基本機能は快適に利用可能です。
主要ラインナップ早見表(HUAWEI)
シリーズ | 代表モデル | 価格目安 | ポイント |
---|---|---|---|
WATCH | WATCH 5 等 | 約7万円前後~ | 素材・仕上げが上質なフラッグシップ |
WATCH GT | GT 6 / GT 6 Pro 等 | 約3.3~5万円 | 高機能×強バッテリーの主力ライン |
WATCH FIT | FIT 4 / 4 Pro 等 | 約2.4~3.9万円 | スクエア画面の軽快モデル |
Band | Band 10 / 9 | 約6千~8千円台 | 軽量・低価格のアクティビティトラッカー |
Health特化 | WATCH D / D2 | 約6万円台~ | 血圧測定対応など医療寄り機能を搭載 |
【2025年最新】HUAWEIスマートウォッチのラインナップ&選び方完全ガイド(シリーズ解説・価格情報)
④ TicWatch(Mobvoi)
Mobvoiが展開するブランドで、Google出資歴を持ち、Wear OS by Google搭載モデルを中心にアプリ拡張性が高いのが強み。GoogleマップやFit、サードパーティの運動アプリ、登山系アプリなどを活用したい人に向きます。上位機はAMOLEDの上に省電力FSTNを重ねる二層ディスプレイで屋外視認性と電池持ちを両立。通話や音声入力、返信などスマート機能が広く、日常~スポーツまでオールラウンドに使いやすい構成です。
TicWatchの特徴
・Googleエコシステムに強く、アプリ拡張性が高い
・二層ディスプレイで視認性と省電力を両立(上位機)
・決済はSuica非対応が多いが、一部Visaタッチは利用可
主要ラインナップ早見表(TicWatch)
モデル | 位置づけ | ポイント |
---|---|---|
Pro 5 Enduro | ハイエンド/ロングバッテリー | 二層ディスプレイで省電力。登山・長時間利用に |
Pro 5 | フラッグシップ | アプリ拡張性と操作性が秀逸。日常からスポーツまで |
Atlas | タフ設計 | サファイアガラス採用。アウトドア寄り |
E3 | エントリーWear OS | 必要十分な機能をお手頃に |
GTH | 独自OSの低価格帯 | 通知+基本の健康管理に特化 |
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詳しい選び方と価格まとめ:TicWatchスマートウォッチ最新ガイド【2025年】Atlas/Pro 5 Enduro/Pro 5/E3/GTH
⑤ OPPO(オッポ)
スマホでおなじみの大手ブランド。スマートウォッチ分野では現在、日本の現行ラインがOPPO Band 2中心で、1万円以下ながら有機ELや主要な健康・運動機能を備えた「まずは試す」にちょうど良い選択肢です。軽くて装着感が良く、文字盤のカスタマイズも豊富で、通知や音楽操作といった日常機能もひと通りカバーします。なお最近は新作スマートウォッチ/スマートバンドの国内向けリリースが少なく、ラインナップの更新頻度は他社に比べると控えめです。
主要ラインナップ早見表(OPPO)
モデル | 価格目安 | ポイント |
---|---|---|
OPPO Band 2 | 約8,480円 | 1.57型有機EL/最大14日間バッテリー/100種以上のスポーツ |
Amazonで詳細を見る(OPPO Band 2)
公式サイトで詳細を見る
OPPOスマートウォッチ 主要モデル&選び方ガイド【2025年最新版】
まとめ:失敗しない「買っていい」中華系ブランドの選び方
価格だけでなく、継続性・サポート・実績を重視すると、結果的に使い続けられる1本に出会えます。特にAmazfitはシリーズ・サイズの選択肢が多く、日本でも情報が豊富で選びやすいのが利点。高精度のヘルスケアやロングバッテリーを重視するならHUAWEI、Googleサービスやアプリ拡張性を重視するならTicWatch、まずは低価格で試すならXiaomiのBandやOPPO Band 2が狙い目です。
・とりあえず失敗しにくい入門……Xiaomi/Amazfit(低~中価格帯)
・健康&運動機能の総合力と電池持ち……Amazfit/HUAWEI(ECGや血圧対応モデルにも注目)
・Googleサービスやアプリ拡張……TicWatch(Wear OS)
・まずは低価格のスマートバンドで試す……Xiaomi Band/OPPO Band 2
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