洗濯機の中のスマートウォッチが「水泳」を検知
スマートウォッチは日々の健康管理や運動記録に役立つ便利なガジェットですが、その高性能センサーゆえに思わぬ「誤認識」をしてしまうこともあります。
今回SNSで話題になったのは、洗濯機の中に入ってしまったスマートウォッチが、「19分の水泳」として自動的にアクティビティを記録してしまった、というユニークな出来事です。
スマートウォッチの通知には 「いいですね!19分の水泳が自動認識されました。」
と表示されたとのこと。しかし、持ち主の方は「うん。それたぶん洗濯機の中だわ」と苦笑い。センサーは回転する水流や揺れを水泳の動きと勘違いしてしまったようです。
参考リンク:XユーザーのTogetter(トゥギャッター)さん: 「スマートウォッチからの通知『いいですね!19分の水泳が自動認識されました。』→うん。それたぶん洗濯機の中だわ「ああああああ、、、」
スマートウォッチの「自動アクティビティ認識」機能とは
最近のスマートウォッチは、多くのモデルで「自動ワークアウト検知」機能を搭載しています。たとえば以下のような動作をセンサーが検出します。
・腕の動き(加速度センサー・ジャイロセンサー)
・心拍数の上昇
・水中での防水状態や圧力センサーの反応
・GPSの移動履歴
これらを総合的に分析し、「これは〇〇という運動だ」と判定して通知してくれるのが自動認識機能です。たとえばApple WatchやGalaxy Watch、Garminなどの機種で幅広く採用されています。
誤認識が起こる理由とは
便利な機能である一方で、以下のような条件下では誤認識も発生します。
・洗濯機内での回転や水流
・振動の大きい乗り物(電車・自動車など)
・子供を抱っこして揺れている時
・高圧シャワーや水道での手洗い
今回のように洗濯機内の回転運動は、まさに水泳の「クロールの腕の動き」と似た波形になりやすく、AIが誤って水泳と判定してしまったと考えられます。
ユーザーからも「あるある」な誤検知エピソード多数
SNSではこの投稿に多くの共感や体験談が寄せられています。
・「洗車中に水泳って出たことあります」
・「娘を抱っこして散歩したらランニングと認識された」
・「赤ちゃんをあやしていたら筋トレになった」
スマートウォッチの進化が、こうした微笑ましい誤作動も生み出しているのが現代ならではの現象と言えそうです。
誤作動を防ぐには?
完全に誤検知を防ぐのは難しいものの、以下のような対策も可能です。
・スマートウォッチを外して洗濯する
・乗り物など振動が多い場面では手動で一時停止する
・運動検知の自動ON/OFF設定を見直す
普段の利用では大きな問題になりにくいものの、洗濯機などのケースでは思わぬ故障の原因にもなり得るため注意しましょう。
まとめ:進化するスマートウォッチAI、時にユーモラスな誤認識も
高性能化が進むスマートウォッチのセンサー技術。その精度の高さゆえに、時には思わぬ誤認識が生まれ、SNSではちょっとした話題になっています。
こうしたエピソードもまた、スマートウォッチユーザー同士の「あるある話」として楽しまれているのが現代のガジェット文化の面白さと言えるでしょう。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者7000人程度)でも各種レビューを行っています!
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