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KDDI、Apple Watch向け「au Starlink Direct」を提供開始。圏外でも衛星通信でメッセージ送信が可能に

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公開日:

 

KDDI(au)は2025年11月、Apple Watch向けの衛星通信サービス「au Starlink Direct」の提供を正式に開始しました。
これにより、携帯電波が届かない山間部や離島などでも、Apple Watch単体でテキストメッセージの送受信や位置情報共有が可能になります。

圏外でもつながる「au Starlink Direct」とは

「au Starlink Direct」は、KDDIが提供する衛星通信ネットワークを利用し、地上の4G/5GやWi-Fiの圏外でも、上空の衛星に直接接続して通信を行うサービスです。
Apple Watchのコントロールセンターには新たに「衛星」アイコンが追加され、通信が衛星ネットワークに切り替わると「衛星」の文字が表示されます。

これにより、従来のモバイル通信やWi-Fiが利用できない環境でも、Apple Watch単体での連絡・位置共有が可能になります。

対応機種

本サービスに対応するApple Watchは以下の通りです。
いずれも最新のiOSおよびwatchOSへのアップデートが必要となります。

・Apple Watch Series 11(GPS + Cellularモデル)
・Apple Watch SE 3(GPS + Cellularモデル)
・Apple Watch Ultra 3

利用に必要な条件

「au Starlink Direct」をApple Watchで利用するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

・KDDI(au)の携帯電話回線を契約していること
・Apple Watchサービス(ナンバーシェアまたはウォッチナンバー)を契約していること(※いずれも有料)

この「ナンバーシェア」サービスは、iPhoneとApple Watchを同じ電話番号で利用するための月額課金オプションであり、他社(例:ドコモ、ソフトバンク)やSIMフリー回線では「au Starlink Direct」は利用できません。

利用開始までの流れ

KDDI公式案内によると、利用開始までのステップは次のとおりです。1 iPhoneとApple Watchを最新のiOS/watchOSにアップデートする。
2 Apple Watchサービス(ナンバーシェアまたはウォッチナンバー)を契約する。
3 iPhoneとApple Watchをペアリングする。
4 Apple Watchの「設定」アプリでモバイル通信をオンにし、プランが「KDDI」・状況が「接続済み」であることを確認する。
5 「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信のオプション」で「衛星通信」をオンに設定する。

周囲に遮蔽物がない屋外であれば、自動的に衛星モードに切り替わります。

利用できる機能と注意事項

現時点で利用できるのは以下の機能です。
・テキストメッセージ(SMS)の送受信
・位置情報の共有

音声通話、データ通信、au PAYなどは衛星通信下では利用できません。
また、「衛星」という表示が出ている間のみ通信が可能で、その時間は数分間ごとに変動します。

木々や山、建物などの遮蔽物がある場所では通信が不安定になり、メッセージの送受信に時間を要する場合もあります。

災害・登山・キャンプなどでの活用に期待

「au Starlink Direct」は、アウトドアや防災シーンでの利用を想定したサービスです。
特にApple Watch Ultraシリーズとの組み合わせでは、登山やトレッキング、キャンプなど、従来圏外だったエリアでの命綱となる通信手段として大きな注目を集めています。

今後は、KDDIが提携するStarlinkネットワークを活用し、通信品質の向上や対応エリアの拡大が期待されます。

Source:KDDI公式「au Starlink Direct」サービスページ

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