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スマートウォッチで”画面なし”モデルが流行。代表的なモデルまとめ【2026年版】

コラム・業界分析

公開日: 最終更新日:

スマートウォッチ=通知を見る、画面を操作するもの……そんな常識が変わろうとしています。
近年、”スクリーンレス”や”非通知型”といったコンセプトを掲げた新しいスマートバンド・ウェアラブルデバイスが続々登場しています。

本記事では、ポラールが発表した全く新しいコンセプトのリストデバイスを中心に、話題のAmazfit Helio Strapや、世界唯一の「摂取カロリー自動計測」が可能なHEALBE GoBe Uまで、画面に依存しない次世代ウェアラブルの最新動向を紹介します。

なお本記事では日本で入手可能なモデルを紹介していますが、この分野の火付け役となったのは、アメリカで流行したWHOOPというブランド。

そちらの歴史やモデルは下記の記事で紹介しています。

【あわせて読みたい】WHOOPが火をつけた「画面なし」革命――スマートバンド市場はなぜ二極化したのか

掲載デバイスの比較一覧

製品名 画面 主な用途 価格(税込) バッテリー
POLAR Loop なし 活動・心拍・睡眠の自動記録 29,700円 最大約8日
Amazfit Helio Strap あり(小型) 高精度心拍・スポーツ計測 15,900円 最大10日
HEALBE GoBe U なし 摂取カロリー自動計測 Amazon参照
Garmin Index Sleep Monitor なし 睡眠専用・HRV計測 Amazon参照
Google Fitbit Air なし 活動・心拍・睡眠の自動記録 16,800円
WRIST PAY BLACK(番外) なし キャッシュレス決済 充電不要

POLAR Loop:画面も通知も持たない”スクリーンレス”という選択

POLAR Loopを手首に着けてノートPCで作業する様子。画面を持たないスクリーンレス設計

一般発売:2026年2月5日 / 価格:29,700円(税込)

ポラールが送り出した「POLAR Loop」は、液晶画面や通知機能を一切搭載しない、スクリーンレス設計のリスト型ヘルスケアバンドです。

活動量・心拍・睡眠を24時間バックグラウンドで自動記録し、データはユーザーが必要なときだけアプリで確認するという思想。“見せない””鳴らさない”ことを前提に設計された、これまでのスマートウォッチとは明確に異なるアプローチが特徴です。

2025年末に実施されたMakuakeでの先行販売では、応援購入総額900万円、目標金額の1801%を達成。その反響を受け、2026年2月に正式に一般発売されました。

サブスクリプションは不要で、最大約8日間のロングバッテリーを搭載。リストバンド込みで約29.5gと軽量で、日常生活の中で装着していることを意識させない着用感も大きな魅力です。

スマートウォッチにありがちな「通知疲れ」や「画面を見る回数の多さ」から距離を置きつつ、健康データだけは確実に残したい。POLAR Loopは、そうしたニーズに真正面から応える存在といえるでしょう。

詳しい仕様やコンセプトについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【あわせて読みたい】ポラールのスクリーンレス健康バンド「POLAR Loop」が一般発売。Makuakeで1801%達成の注目モデル

Amazfit Helio Strap:リスト型で胸部モニター並みの高精度

Amazfit Helio Strapの製品画像と専用アプリのBioCharge画面。バッテリー最大10日、体のエネルギーを数値化

価格:15,900円(税込)

アマズフィットの新型スマートバンド「Helio Strap」は、画面こそあるものの、心拍測定精度に特化した設計により「見る」より「測る」を重視したモデルです。

・新技術「5PDデュアルライト」+AIにより、胸部ストラップ並みの心拍精度を実現
・最大10日間のバッテリー(24時間心拍モニタリング中でも)
・27種のスポーツモードに対応、リカバリー指標「BioChargeスコア」表示
・サブスクリプション不要で主要機能がすぐ使える

この製品も、「アプリで見る前提」を基本としつつ、計測に徹するストイックさが特徴。通知機能よりも”正確な記録”を求めるユーザーに向けた設計です。

詳しい紹介記事はこちらです。

Amazfitの最新モデルが日本上陸! ゴルフ対応の「Balance 2」や高精度バンド「Helio Strap」など3製品を同時発売

HEALBE GoBe U:カロリーを自動計測する”見えない”デバイス

HEALBE GoBe Uの本体。カロリーを自動計測するスクリーンレスのバンド型デバイス

発売中

ヘルステック企業HEALBEが開発したGoBe シリーズの次世代モデル「GoBe U」は、従来モデルGoBe3の機能はそのままに、より軽量で快適な装着感を実現。

最大の特徴は、世界で唯一「摂取カロリーを自動計測できる」スマートバンドである点です。画面を見る必要がなく、食べたものを記録しなくても栄養管理ができるという、従来にはない画期的なデバイスです。

・摂取カロリーを自動で可視化
・ストレスや睡眠の測定精度も向上

GoBe3を解説した記事はこちら

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Garmin Index Sleep Monitor:画面を持たない”睡眠専用”ウェアラブル

Garmin Index Sleep Monitorを二の腕に着けて就寝する様子。睡眠計測用のスクリーンレスバンド

こうした”画面なし”デバイスの流れは、スマートリングだけでなくスマートバンドの新しい形にも波及しています。

その代表的な例が、Garminが2025年8月に発売した「Index Sleep Monitor」です。

この製品はディスプレイを持たず、上腕に装着するアームバンド型のデバイスとして設計されており、まさに「寝ること」に特化した設計が特徴。

重量は本体14.5gと非常に軽量で、バンド部分もナイロンとスパンデックス素材を採用するなど、長時間の装着でも違和感を感じにくい設計です。

Garmin独自のセンサー技術により、睡眠サイクル、ストレス、HRV(心拍変動)、皮膚温、呼吸変動などを計測可能で、データはスマートフォンアプリ「Garmin Connect」上で確認。起床タイミングを振動で知らせるスマートアラーム機能や、女性向けの月経・排卵日予測にも対応しています。

睡眠中のウェアラブル着用に抵抗があった人や、ディスプレイの光や重量が気になっていた層にも、非常に魅力的な提案といえるでしょう。

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【あわせて読みたい】Garminアームバンド型睡眠モニター「Index Sleep Monitor」を徹底解説|機能・価格・購入先

Google Fitbit Air:GoogleのAIヘルスコーチ搭載スクリーンレストラッカー

Google Fitbit Airを着けて就寝する女性。睡眠計測のイメージ

日本発売:2026年5月26日 / 価格:16,800円(税込)

GoogleブランドのFitbit製品として初めてスクリーンレス設計を採用した「Fitbit Air」は、2026年5月26日に日本でも発売されたウェアラブルトラッカーです。ディスプレイを持たないシンプルなデザインで、心拍・活動・睡眠データをバックグラウンドで自動記録します。

このジャンルに参入したGoogleが注目を集める理由のひとつが、Gemini AIを活用したAIヘルスコーチ機能です。蓄積した健康データをもとに、パーソナライズされたアドバイスをアプリ上で受け取ることができます。

スクリーンレスでありながら、Fitbitブランドが長年培ってきたヘルスケアのノウハウと、Google独自のAI技術が融合した一台。価格は16,800円(税込)と、スクリーンレス系トラッカーの中では手が届きやすい設定です。

詳しくは以下の紹介記事もあわせてご覧ください。

「Google Fitbit Air」が日本で5月26日発売——¥16,800のスクリーンレストラッカー、Gemini搭載のAIヘルスコーチも利用可能
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【番外編】決済すら”見ない”という選択。WRIST PAY BLACKというウェアラブル

WRIST PAY BLACKを着けた手首をiPhoneにかざして決済する様子。画面を持たない決済バンド

「画面を見ない」「通知に縛られない」という流れは、健康管理デバイスだけでなく、キャッシュレス決済の領域にも広がりつつあります

その象徴的な存在が、楽天Edy対応のウェアラブル決済デバイス「WRIST PAY BLACK」です。

WRIST PAY BLACKは、スマホも財布も取り出さず、手首をかざすだけで支払いが完了する決済特化型のウェアラブル。ディスプレイや通知機能はなく、「見る」という行為そのものを前提にしていません。

・画面なし、通知なし
・充電不要で電池切れの心配なし
・必要な分だけ電子マネーをチャージして使うシンプル設計

健康データを”バックグラウンドで測る”スクリーンレスバンドと同様に、WRIST PAY BLACKも「意識させないテクノロジー」を体現したプロダクトだと言えるでしょう。

ランニングや散歩、近所のコンビニ、アウトドアやフェスなど、身軽さを重視したいシーンでは特に相性が良く、スマートウォッチとは異なる価値を提供します。

詳しい仕組みや使用感については、以下の記事で詳しく解説しています。

手首で支払う新体験。楽天Edy対応・充電不要のウェアラブルデバイス「WRIST PAY BLACK」とは

あなたに合う”スクリーンレス”はどれ?用途別おすすめガイド

通知を減らしてデジタルデトックスをしたいなら、POLAR Loopが最もシンプルな選択です。画面も通知もないため、着けていることすら忘れるほどの存在感の薄さが魅力。健康データだけを自動で記録し、必要なときだけアプリで確認するというスタイルは、スマホを見る回数を本気で減らしたい人に最もフィットします。

運動中の心拍データを正確に把握したいなら、Amazfit Helio Strapが候補に入ります。胸部ストラップ並みの計測精度をリスト型で実現しており、ランニングやサイクリングのトレーニングログをより信頼性の高いデータで残したい人に向いています。

食事の記録なしにカロリー管理をしたいなら、HEALBE GoBe Uが唯一の選択肢です。腕に装着するだけで摂取カロリーを自動計測できる仕組みは世界でも類を見ない技術で、ダイエットや体調管理に真剣に取り組む人に向いています。

睡眠の質を徹底的に改善したいなら、Garmin Index Sleep Monitorが最も特化しています。上腕装着のアームバンド型で、睡眠中の動きを妨げることなくHRVや皮膚温まで計測。Garminのアルゴリズムが蓄積したデータをもとに、細かな睡眠フィードバックを返してくれます。

GoogleのAIと連携した健康管理に興味があるなら、Google Fitbit Airが新しい選択肢です。Gemini AIヘルスコーチ機能により、蓄積した健康データをもとにパーソナライズされたアドバイスが得られます。¥16,800という価格帯も、スクリーンレストラッカーとして現実的な設定です。

財布もスマホも持たずに身軽に動きたいシーンには、WRIST PAY BLACKがフィットします。健康管理の目的ではありませんが、「手首だけで完結する」という思想は、この記事で紹介した他のデバイスと本質的に同じ方向を向いています。

“見ない”からこそ得られる健康のかたち

スマートウォッチは、これまで「見る」ことが基本でした。しかし今、通知疲れやスマホ依存に対する反動として、“見ないこと”が価値になる時代に突入しつつあります。

スクリーンレスのポラール、超精度のAmazfit、食生活すら”自動記録”できるHEALBE、睡眠に特化したGarmin、そしてGemini AIと連携するGoogle Fitbit Air……いずれも共通しているのは、「人間らしい感覚」と「テクノロジー」の新しい融合です。

日々の暮らしをより自然に、ストレスなく、健康的にする新世代ウェアラブル。これからは”画面を見ない”スマートウォッチが、ひとつの新常識になるかもしれません。

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