「照明やコーヒーメーカーの電源を、スマホやApple Watchから入れられたら便利なのに」――そんな願いを叶えてくれるのが、SwitchBotの人気スマートデバイス「SwitchBotボット」です。
壁のスイッチや家電のボタンを物理的に“押す”ことで、従来の機器をそのままスマート化。しかも両面テープで貼るだけの簡単設置で、特別な工事も不要です。この記事では、筆者が実際にマンションの室内ドアホンに設置し、集合玄関の解錠を遠隔で行えるようにした実例を紹介します。
SwitchBotボットとは?
SwitchBotボット
壁の物理ボタンをアクチュエータで押してくれる小型デバイス。給湯器、コーヒーメーカー、サーキュレーターなど、電源を押して操作するタイプの機器を簡単にスマート化できます。Bluetooth接続でスマホ操作が可能で、SwitchBot Hub 2やハブミニと組み合わせれば、外出先からの遠隔操作や音声アシスタント連携も可能になります。
SwitchBot ハブ 2
こちらがSwitchBot Hub 2。こちらを含めた設置方法は下記の記事をご覧ください。
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設置はかんたん! 貼ってすぐ使える
取り付け方法は非常にシンプル。貼り付けたい場所の汚れを落とし、両面テープを剥がして貼るだけです。アームがボタンの中心をしっかり押す位置に調整して固定します。設置後はSwitchBotアプリを開き、「ボット」を登録。モードや押す時間を設定すれば準備完了です。
設置例:エントランス解錠までの流れ
筆者宅では、このボットを室内のモニター付きドアホンの「解錠」ボタンに貼り付けました。
これにより、マンションの集合玄関をスマホやApple Watchから遠隔で解錠できるようになりました。
・ボットをドアホンの「解錠」ボタン位置に貼り付け
・ハブ(Hub 2 など)経由でアプリ/Apple Watchから遠隔操作
・エントランスで自室番号を呼び出したタイミングで「押す」を実行
遠隔でボタンがしっかり押され、解錠ランプが点灯
注意点:多くのマンションでは、エントランスで自室番号を呼び出されたときのみ「解錠」ボタンが有効になります。そのため、「呼び出し → アプリ(またはApple Watch)で押す」という2ステップが必要です。
呼び出し後にスマホ操作で解錠。Apple Watchならさらにスピーディー
Apple Watchのアプリなら2タップで実行でき、ポケットからスマホを出す手間も省けます
幅広い用途と3つの動作モード
SwitchBotボットには3つの動作モードがあります。
・「押す」モード:押してから元に戻る(ワンタップ操作に最適)
・「スイッチ」モード:ON/OFFを切り替える(照明などに最適)
・「カスタマイズ」モード:長押しや複数回押しなどを設定可能
使い道は無限大! あらゆるスイッチをスマートに
・インターホン
・電動シャッター
・PCの電源ボタン
・コーヒーメーカー
・サーキュレーター
・空気清浄機
押しボタン式の機器なら、ほとんどのデバイスをスマート化可能。毎日の操作をアプリや音声で完結でき、生活がぐっと快適になります。
音声操作・連携にも対応
ハブを併用することで、Alexa/Google アシスタント/Siri/IFTTTとの連携も可能。
「アレクサ、玄関を開けて」と言えば、自動でボットが作動する仕組みも構築できます。Matter対応機器との連携も進んでおり、今後の拡張性も十分です。
まとめ:まずは玄関か家電から、1台導入してみよう
SwitchBotボットは、「ボタンを押すだけ」というシンプルな機能ながら、日常のちょっとしたストレスを減らしてくれるスマートデバイス。玄関やキッチン、リビングなど、1つ導入するだけで生活動線が大きく変わります。
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