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緊急事態宣言の解除後は「歩数」「体重」「体脂肪率」に変化が!「コロナ流行下における生活習慣の変化」最新調査結果を紹介

NEWS

2020.08.11

新型コロナウイルスの感染拡大下では、満足に外出ができないことから、運動不足になりがちだった人も多いはず。運動不足での体重増加から「コロナ太り」という言葉も流行しました。では統計的なデータでは歩数や体重はどのように変化しているのでしょうか。

そこで今回ご紹介したいのが、株式会社リンクアンドコミュニケーションが行った、新型コロナウイルス感染拡大による身体状態や健康行動の変化に関する調査。本記事では、コロナ流行下~緊急事態宣言解除後における「歩数」「体重」「体脂肪率」の変化の調査結果をご紹介します。なお同調査の調査対象は、Fitbitのスマートウォッチとも連携可能なAI健康アプリ『カロママ』『カロママ プラス』のユーザーです。

今回の調査でわかったこととは?

【歩数】1日3,000歩未満の割合は24%とわずかに回復も、コロナ影響前には戻らず
【体重】宣言中に“コロナ太り”するも、「歩く」以外の工夫で約0.3㎏減少
【体脂肪率】歩数にかかわらず宣言中は上昇した体脂肪率、解除直前から減少の傾向に
※調査対象:同社が提供しているAI健康アプリ『カロママ』『カロママ プラス』(以下 当アプリ)のユーザー

それぞれの調査結果について、下記にてさらに詳しくご紹介していきます。

『歩数』は、わずかに回復するもコロナ影響前には戻らず

(図1)歩数の分布の変化(n=16,302人)

歩数を、日本人の平均歩数(※1)の半分未満となる「3,000歩未満」「3,000~6,000歩」「6,000~9,000歩」、健康日本21の目安(※2)である「9,000歩以上」の4段階に区分し、期間による変化を分析しました。

3,000歩未満の人は、コロナの影響がさほど大きくなかった1~2月では15%程度だったのに対し、緊急事態宣言期間では30%近くまで増加。緊急事態制限が解除された6~7月では、3,000歩未満の割合は22~24%程度とわずかに回復したものの、コロナ影響前に比べると依然高いままという結果に。

※1 平成29年度「国民健康・栄養調査」の結果では、日本人の平均歩数は6,322歩です。(20~64歳の平均歩数は7,121歩)
※2 「健康日本21」の20~64歳の歩数の目標は、男性9,000歩、女性8,500歩です。

『体重』は、「歩く」以外の工夫で約0.3㎏減少


(図2)歩数カテゴリーごとの体重変化 (n=13,232人)

2019年12月1日~2020年2月1日の中で、体重のデータがある2月1日に最も近い日の体重を基準として、2月以降の体重の増減を調査。

基準日と比べて4月2週目では、9,000歩以上の人は約-0.4㎏でした。6,000~9,000歩の人は約-0.25㎏、6,000歩未満の人では約-0.2㎏とダイエット効果が出にくい状態となっていました。
緊急事態宣言の期間中は、歩数にかかわらず体重は増加傾向になりましたが、5月2週目付近から減少傾向に。緊急事態宣言解除後は、歩数による差はほぼなくなり、-0.25~-0.3㎏減少しています。

同アプリユーザーのうち、約75%はダイエットやメタボ改善を目的としています。歩数を増やせない昨今の状況に対応し、食事の工夫や家でできる運動など「歩く」以外の行動で工夫しながらダイエットしていることが伺えます。

『体脂肪率』は、解除直前から減少の傾向に


(図3)歩数カテゴリーごとの体脂肪率の変化 (n=13,232人)

2019年12月1日~2020年2月1日の中で、体脂肪率のデータがある2月1日に最も近い日の体脂肪率を基準として、2月以降の体脂肪率の増減を調査。

2月2週目から3月4週目までは、9,000歩以上を歩いている人は順調に体脂肪率が減少している一方で、9,000歩未満の人の数字は横ばいでした。4月に入ると、歩数に関わらず体脂肪率は上昇しましたが、5月3週目付近を境に体脂肪率は減少傾向に。その傾向は、歩数の差からは見られなかったとのこと。

この調査の実施背景は?


新型コロナウイルスの感染拡大により、政府や厚生労働省からは2020年2月末より外出自粛の要請や、テレワーク促進等の感染拡大防止策が発表されました。また、4月上旬には緊急事態宣言が発令されました。

緊急事態宣言こそ5月末に解除されたものの、7月29日には1日の国内感染者が1,000人を超えるなど感染拡大は未だ止まらず。新しい生活様式への適応が迫られ、人々のライフスタイルも変化していることもあることから、同社が運営するAI健康アプリ『カロママ』『カロママ プラス』のユーザーを対象に身体状況・健康行動の変化を分析したそうです。

調査の概要

〇分析期間
2020年2月2日(日)~2020年7月11日(土)
・歩数は、当該期間との差を比較するために、2020年1月12日~2月1日のデータも利用。
・体重と体脂肪は、当該期間との差を比較するため2019年12月1日~2020年2月1日の期間内の1番新しいデータを基準値として利用。

〇分析項目
歩数、体重、体脂肪率

〇分析対象者
同社アプリのユーザーで、分析・発表の許可が得られた利用者のうち、
・歩数は、1月12日~7月11日までのデータがある人。(n=16,302人)
・体重と体脂肪率は、分析期間内に2回以上の入力データがある人。(n=13,232人)

調査対象となったのは、同社提供の下記アプリユーザー

〇AI健康アドバイスアプリ『カロママ』
毎日の食事や運動、体重などの記録に、AI管理栄養士がすぐにアドバイスをする、ダイエットや健康管理を考えているすべての人向けのAI健康アドバイスアプリ。アプリに食事を記録すると独自のアルゴリズム・AIにより、カロリー計算、栄養バランスの評価をはじめ、食事の改善点や次の食事の提案まで、1億通り以上のアドバイス がリアルタイムで自動提供されます。また、スマホ内蔵の歩数計やウェアラブルデバイスとデータ連携することで運動量も自動的に取り込むことができます。

〇健康経営支援アプリ『カロママ プラス』
企業・健保・自治体などの健康経営、スポーツクラブ会員の健康管理など、ユーザーの健康づくりをサポートするAI健康アドバイスアプリ。毎日の食事や運動・睡眠などのライフログが簡単に記録できると同時に、ダイエットのみならず、健康維持、メタボ対策、低栄養対策、ロコモ・認知症予防、重症化予防を目的に、AIが食事・運動の面から具体的で実践的なアドバイスを提供。健康診断データとも連携可能です。ランキング機能やポイントインセンティブといった継続のための仕組みも充実しています。2017年よりサービスを開始、現在約6,000以上の団体が導入しているとのこと。

今回調査を行ったリンクアンドコミュニケーションとは

「社会の健康課題を解決し、自然に健康になる世界を創る」をミッションとし、IT×専門家ネットワークで「専門家がもっと身近にいて健康をサポートするシステムの構築」を目指しているヘルステック企業。全国で約1万人の管理栄養士・栄養士のネットワークをもとに、食と健康、栄養分野のリーディングカンパニーとして、食を中心とした健康アドバイス事業、健康情報の発信事業に取り組んでいます。

同社が行っている取り組みをご紹介

同社では、新型コロナウイルスの影響を受けている企業や従業員の健康管理を支援すべく、同アプリを通じて、4月8日より以下の施策を実施しています。

〇テレワーク中の健康状態の集計機能
従業員の健康状態をアプリに記録し、集計できる機能を提供。
この機能を通じて、従業員の健康状況を簡易に把握することができるとのこと。

〇「自宅でできる運動メニュー」の動画配信
運動不足を解消すべく、自宅でできる運動やストレッチメニューの動画を配信。

〇新型コロナウイルスに対する最新情報の配信
厚生労働省発表の情報など、最新の対策情報を迅速に配信。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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