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サイクルコンピューターをPOLARのスマートウォッチで代用。最高のサイクリング体験ができる!

REVIEW

公開日: 最終更新日:

 

自転車にスピードメーターをつけたい

みなさんは自転車にスピードメーターをつけたい、と思ったことはありませんか?

筆者は片道10kmくらいの距離を自転車通勤していた時期があり、その頃は結構スピードを出していたので、「いまは時速で何kmくらい出ているんだろう?」と思いながら自転車を漕いでいました。

スマートウォッチのエクササイズでログを取っていると、GPSと経過時間からの結果として平均時速や最高時速などを割り出してくれるのですが、できることなら「リアルタイムで時速を表示させたい」と感じていました。

車やバイクなどでは当然のようにスピードメーターがあり、そのスピードメーターを見ながら走行しているのと同様に、実際の時速をリアルタイムで確認しながら走りたいのです。

そうした人には「サイクルコンピューター」という便利なアイテムがあります。

POLARのサイクルコンピューター

イメージとしてはこんな感じで、スピードをリアルタイムで把握していた方が安全にロードバイクを運転できるはずです。

だからサイコン(サイクルコンピューター)を取り付ければいいのですが、いつも使っているスマートウォッチで時速表示ができたらいいのに、、、と思案していたら、POLARのスマートウォッチ+サイクリング関連のセンサーの組み合わせで、それが実現できることを発見してしまいました!

というわけで、今回はポラールのサイクリングのセットをレビューしていきたいと思います。

用意するもの

POLARのスマートウォッチ

サイクリング用のセンサーと同期できるモデルがPOLARには数多くあります。具体的には

・GRIT Xシリーズ
・VANTAGEシリーズ
・Pacerシリーズ

の3シリーズのモデルが同期に対応しているので、今回はGRIT X PROを使用します。

スピードセンサー&ケイデンスセンサー

左が自転車に装着するスピードセンサー。

スピードセンサー・ケイデンスセンサーのセット販売もあったので、今回は両方を取り付けます。

ケイデンス(1分間にペダルを何回転させるか)も同時に計測できると、自転車のトレーニングとしても効果があるようです!

心拍計

通常、心拍を記録するのはスマートウォッチで、GRIT X PROは高度な心拍センサーを搭載しているのですが、今回の目的は「走行中のスピードをリアルタイムで確認したい」ということです。

そうなると、スマートウォッチは腕から外して、ロードバイクのハンドル部分に設置する必要があります。

となれば、当然心拍を記録してくれないので、スマートウォッチとは別の心拍センサーを用意します。

「VERITY SENSE」はスマートウォッチと同期して使える光学式心拍センサーで、上腕に密着させて心拍をスマートウォッチ以上に正確な心拍の計測が可能です。

もちろんリアルタイムで心拍数の数値を確認することができます。

スマートウォッチ用バイクマウント

スマートウォッチをハンドルに巻き付けるためのスマートウォッチ用バイクマウントがPOLARからは販売されています。

こんな製品があるとは知りませんでした!

このマウントがあれば、ハンドル上に装着したスマートウォッチがズレることもありませんし、簡単に装着/取り外しができます。

これらのセットがあると

・リアルタイムの心拍数
・リアルタイムのスピード
・スタートからの走行距離
・リアルタイムのケイデンス(ペダルの回転数)

が走行中にリアルタイムで分かるわけです!

普通の場合は、下記のように「スピードセンサー&ケイデンスセンサー」と「サイクルコンピューター」で数値を確認するわけですが……。

それがポラールのスマートウォッチだと下記のような感じになり、ハンドル部分に取り付けたGRIT X PROにリアルタイムで表示してくれます。

機能としてはサイコンと変わりません。

常にこの数値を見ながら走行できる点は、トレーニングにも最適です。

特に、心拍数をリアルタイムで見れるのが大きな魅力と言えるでしょう。

ランニングの時などは、心拍数を確認しようと腕を何度も見るのが億劫ですが、自転車の場合はハンドルに取り付けてありますので、視線をさほど動かすことなくひと目で数値が分かります。

また、心拍数の上下で数字が青くなったり赤くなったりするので、運動強度も一目瞭然。

自転車でのトレーニングにはこのシステムは最適だなと感じます。

設置方法

各部位を取り付けた全体イメージはこんな感じです。

スピードセンサーとケイデンスセンサーの装着

まずはスピードセンサーを前輪部分に装着させます。

車輪のスポークにセンサーのマグネット、軸の部分にスピードセンサーを取り付けます。

マグネットとセンサーの間を4mm程度にしないと反応しないので、装着時に少し工夫が必要です。

次にケイデンスセンサーをペダル部分に装着させます。

マグネットをペダル内側にテープで固定。

フレームの部分にケイデンスセンサーを取り付けます。

スピードセンサーと同様にマグネットとケイデンスセンサーの間は4mm程度にしないといけません。

スピードセンサー、ケイデンスセンサーをマウントしたら次はスマートウォッチとのペアリングを行います。

「設定」→「基本設定」→「ペアリングと同期」→「センサー等とペアリング」と進みます。

スピードセンサー、ケイデンスセンサーそれぞれに近づけながらペアリングを行います。

ペアリングが終わると、自転車の車輪のサイズとペダルのサイズを入力する必要があります。

実はこの入力サイズがとても重要で、ここを間違えると計測自体が全く意味のないものになってしまいます。

ホイールサイズとは車輪の「周長」のことを指しています。

通常ロードバイクの車輪のサイズは「直径」が出ていることが多いです。

筆者が使用しているクロスバイクはTREK のFX3というモデルですが、タイヤの仕様を確認すると700x32cと表記されています。

この場合直径が700mmに円周率の3.14をかけた数値が基本的に周長になります。

ただし、周長についてはサイズ×円周率だけでは正確ではないと言われていて、それは自転車と人の重みでつぶれるのと、そのつぶれ方がタイヤの太さで異なってくるためです。

ネットで「700×32C 周長」などと検索すると正確な周長が記載されている箇所が見つかりますので、その数値を入れるとより正確でしょう。

クランクの長さに関しては、ペダルの中心部分からセンサーを取り付けた位置まで測るといいでしょう。

心拍計をスマートウォッチとペアリング

心拍計であるVERITY SENSEも同様に「設定」→「基本設定」→「ペアリングと同期」→「センサー等とペアリング」と進んでペアリングさせます。

なお、この心拍センサーは意外とこまめに充電が必要です。

心拍センサーはベルトから取り外して充電します。

専用の充電ケースをUSBジャックにそのまま挿しこんで充電させます。

スマートウォッチをハンドルに固定

スピードセンサー・ケイデンスセンサーと心拍計をペアリングすれば、スピードセンサー/ケイデンスセンサー/心拍計と3つの機器の情報をスマートウォッチでキャッチできるようになります。

せっかく情報をキャッチしたスマートウォッチを常に確認するためにハンドルに固定します。

走行前の準備

次にスマートウォッチでの表示をカスタマイズする必要があります。

そもそも情報表示のためにはスマートウォッチをトレーニングモードにして、「ロードバイク」あるいは「サイクリング」のトレーニングを開始しなければいけません。

Grit X Proのトレーニングにロードバイクもしくはサイクリングが入っていない場合はPolar Flowのメニューにあるスポーツプロファイルから追加します。

メニュー(右下の三つの点をタップ)からスポーツプロファイルをタップし、右上の+をタップするとスポーツを追加することができます。

また、「スピード」「心拍数」「ケイデンス」が同時に表示されるように表示設定をPolar Flow上で行います。

「メニュー」→「スポーツプロファイル」→「ロードバイクもしくはサイクリング」→「編集する」と進み、下の方にスクロールして「トレーニングビュー」の設定を行います。

ここでは「スピード」「心拍数」「距離」「ケイデンス」の4つを表示させる設定にします。

実際の走行

スマートウォッチをハンドル部分に装着させてトレーニングで「ロードバイク」あるいは「サイクリング」を選びます。

その際にGPSマーク、心拍計マーク、自転車センサーマークがそれぞれ緑あるいは黄色になるのを確かめてからスタートさせる必要があります。

センサーからの信号をキャッチせず赤い丸のままスタートしてしまうと正確な計測ができません。

心拍数の数値、GPSのマーク、自転車に取り付けたセンサーのマークが青くなればスタートできます。

数字を見ながら「もう少し心拍を上げよう」とか「もう少しスピードを上げよう」というように数値的な目標が走行中にできるので、トレーニングには最適です。なお、夜間はほとんど見えないので昼間限定です。

走行結果をPOLAR FLOWで確認するとこんな感じになりました。

心拍も距離もスピードも正確なので、消費カロリーも当然正確に計算されているはずです。

まとめ

いかがでしょうか。

もし、あなたがポラールのスマートウォッチを既にお持ちでしたら

・VERITY SENSE 14,080円
・スピード/ケイデンスセンサーセット 10,780円
・ウォッチ用バイクマウント 3,828円

を購入するだけで一段上のサイクルライフを送ることができるでしょう。

自転車に少し長く乗る方であれば、絶対に買って損はないと思います!

しかもスマートウォッチそのものは自転車に乗る時以外でも便利に使えます。

一式をポラールのセットで揃えてはいかがでしょうか。

VANTAGE M 39,380円

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VERITY SENSE 14,080円

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スピード/ケイデンスセンサーセット 10,780円

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ウォッチ用バイクマウント 3,828円

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●ライター 杉本陽介
スポーツ好きアラフィフ男子。常にスマートウォッチを両腕に着け、1日12,000歩を目標にしている。

あわせて読みたい

 

高橋尚子が語るスマートウォッチ「POLAR Pacer」の魅力とは。トークセッション詳細レポート


Polar スマートウォッチ 主要モデル比較&選び方ガイド

 

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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