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【動画レビューあり】Google Pixel Watchの使用感を専門サイトが徹底解説!Apple Watchとの比較も

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2022.11.09

Googleが初めて自社名を冠して発表したスマートウォッチ「Google Pixel Watch」。

発売時から大きな話題を呼んできた同製品の使用感を、スマートウォッチ専門サイトの当サイトが詳しくレビューします。

なお1時間かけてじっくり話したレビュー動画と、Apple Watchとの比較の観点で喋った動画もありますので、そちらも一緒にぜひ視聴を!

下記からご視聴いただけます。

Google Pixel Watchの性能を一覧表で解説!

まずは、当サイトが用意しているスマートウォッチの主要機能一覧表を使って、Google Pixel Watchがどんな性能を持っているのかチェックしていきます。

上記のように、「一般的なスマートウォッチにできること」は、ほぼ全てできると言って良いレベルで、Google Pixel Watchは豊富な機能を持っています。

Apple Watchなみに多機能なモデルとも言えますし、スペックを一覧で並べてみると、できることの多さは両者に大差がないともいえます。

スマホの各種通知を受けられたり、心拍数、消費カロリー、歩数、睡眠データなどを計測できたりと、一般的な機能はバッチリそろっています。

そして、マイクとスピーカーを搭載していて、Googleアシスタントを利用可能な点で、操作も非常に便利といえます。

スマホの音楽操作をできるだけでなく、音楽を本体に保存できる点もポイントが高いですね。

そしてSuicaも使えますし、VISAのタッチ決済も使えてしまいます!

一方で上記でグレー色になっている「使えない機能」としては血中酸素濃度の計測が挙げられます。

こちらはセンサーは搭載しているにもかかわらず、日本では計測ができない状況なので、認可が下りれば使えるようになるかもしれません。

ほか、細かな点を見ていくと「スペック上はできることになっているけど、あまり使い勝手が良くない点」はいくつかあるので、それは以下で詳しく紹介していきます。

最大の不安要素はバッテリーの持ち具合?

そして基本的なスペックに関係したことでいえば、使っていて最も不安を覚えたのは、バッテリーの持ち具合でした。

公式サイトの表記上では、フル充電で「最大 24 時間」と記載されていますが、ガシガシ操作を続けていると、24時間持たないかも……という持ち具合だったのです。

GPSを使ってランニングをする人などは、バッテリーが途中で切れてしまう可能性もあります。

ただし、通知を受け取ったり、予定や天気を見たりする程度の人であれば、夜の寝る前や寝ている間に充電していれば問題ない稼働時間でしょう。

またバッテリーセーバーの機能があったりもするので、使い方を工夫すれば、1日しっかり持たせることもできそう。

また、このバッテリーの稼働時間の短さは、公式サイトのバッテリー持続時間が18時間のApple Watchと似ている点でもあります。

そして、バッテリーが2週間程度持つようなモデルは、Apple WatchやGoogle Pixel Watchと比べるとできることは圧倒的に少ないので、Google Pixel Watchは「充電は毎日必要だけど、そのぶん非常に多機能で使いやすいモデル」ともいえます。

男女とも多くの人が気に入りそうなデザインとサイズ感

では見た目やデザインについてもチェックしていきます。

Google Pixel Watchのケースサイズは41mm。Apple Watchのように複数のサイズの選択肢は用意されていません。

なおこの41mmというサイズは、Apple Watchの現行モデルの小さめのサイズ(40mmか41mm)と同じ。

Apple Watchの小さめのサイズは、女性はもちろん、男性でも選ぶ人が多いので、Google Pixel Watchも「男女ともに着用できるサイズ感」といえるでしょう。

そしてデザイン面での特徴は「ドーム型」と公式サイトが表現している円形のフォルム。

液晶部分も緩やかなカーブを描いていて、最新のガジェットながら「柔らかいイメージ」「優しいイメージ」のあるデザインといえます。

Apple Watchとはまた違うオシャレさがありますし、見た目上も優れたスマートウォッチといえます(もちろん好みはあるでしょうが)。

ただサイズが41mm一択のため、「大きい画面でもっと快適に操作をしたい」という人にはやや不満かも。

一方でケースサイズが大きくなると、見た目のスマートさは失われる(腕時計としてデカすぎて見栄えが不自然になる)ので、ここは一長一短と言えます。

なおGoogle Pixel Watchはケースのカラーやバンドのバリエーションもまだ少なめですが、ベーシックなものは一通り揃っているので、選ぶ際に不満を感じることはそうないでしょう。

操作感も非常に軽快!


タッチスクリーンの操作は非常に軽快な印象。

また時計の右側には回転しての操作が可能なリューズと物理ボタンが一つ付いていて、このあたりの操作性の良さもApple Watchと似ています。

ただ、操作性の良さが厳密にどちらが上か……というと、まだApple Watchのほうが上の印象。

このあたりはApple Watchのほうが歴史も長いので、Pixel Watchの今後の進化に期待したいところです!

ウォッチフェイスはApple Watch以上に多彩!

Google Pixel Watchを含めたGoogleのスマートウォッチ用OS「Wear OS」のモデルが、明確にApple Watchに勝っているポイントは、「ウォッチフェイスの多彩さ・カスタマイズの自在さ」です。

Apple WatchはApple公式が配布したウォッチフェイスしか使用できないですが、Wear OS搭載のスマートウォッチは、ウォッチフェイスのアプリを追加することで、一般ユーザーが作成したウォッチフェイスも使用が可能。

バリエーションは超多彩で、なかには有料のものもありますが、無料のものも非常に種類が豊富です。

見た目のカスタマイズの楽しさは、やはりポイントが高いですね。

なお上記の写真はデフォルトで入っていたものの一つですが、Googleらしいカラーリングが可愛いです!

Google系アプリを中心に多彩なアプリも追加可能

もう一つ「Wear OS」搭載のモデルならではの魅力を伝えると、追加できるアプリが非常に多いことも挙げられます。

Apple Watchの場合はApple Watchに対応したiOS系のアプリ(つまりiPhoneで使えるアプリ)を追加可能ですが、Google Pixel WatchもAndroid系のアプリでスマートウォッチに対応したものを追加できるのです。

そしてGoogle陣営のOSのため、Google MapをはじめとしたGoogle系のアプリをスムーズに追加できて、なおかつ使い勝手がいいのも本モデルの魅力。

後述のように運動系の機能ではGoogle Pixel Watchにはやや弱い部分がありますが、有名なランニング系アプリを追加可能なので、その弱点をアプリでカバーできる点も魅力に感じました!

仕事で使うアプリも、健康管理で使うアプリも豊富に揃っているので、自分の仕様スタイルに合ったものをどんどん追加してみましょう!

ちなみにLINEは文章の内容まで見れるうえに、スタンプを送ったり簡易的な返信をしたりもできます!

Suicaが使えるのはやはり超便利!

そしてSuicaが使えるという点も、本モデルの購入の決め手になるような大きな魅力。

現在の日本でSuicaが使えるスマートウォッチのブランドは、Apple WatchとこのPixel Watchのほか、SONYのwena、Fitbit、Garminの一部モデルのみ。

つまり、アメリカの巨大ブランドと、国産ブランドのSONYにしか、Suicaの使用は解禁されていないのです。

そしてAndroidスマホではApple Watchは使えないため、AndroidスマホでSuicaも使える高性能&多機能なモデルを……となると、Pixel Watchはやはり有力な選択肢になります。

ただし、Apple WatchのようにはSuica定期券が追加できない点など、ややSuicaの使い勝手がまだ良くない点も一部であります。

そしてPixel WatchはVisaとMastercardのタッチ決済にも対応しています。

ただしこちらは、「使えるお店がまだ限られる」「使えるクレジットカードもまだ限られる」というのが現状。

大手のコンビニやスーパーなどでは使えるところが増えてきましたが、このあたりは今後の発展に期待ですかね……。

Googleアシスタントも便利です!

スマートウォッチというデバイスは、便利とはいえ「スマホと比べると圧倒的に画面が小さい」というのが弱点。

そのため細かな操作や文字入力には正直なところ不向きです。

だからこそ、Googleアシスタントを搭載していて、音声入力で命令や操作ができる本モデルは非常に高ポイント。

さすがGoogleのスマートウォッチだけあって反応もメチャクチャ早くて良好です。

天気を確認したり、タイマーを掛けたりといった、日常でよく使う操作は、この音声アシスタントでぜひ行いましょう。

ちなみに手元で音声通話もできます!

健康系の機能は「センサーは搭載してても使えない」ものが複数

健康系の機能でも本モデルは多彩な機能を持っています。

歩数や消費カロリー、心拍数、睡眠データなどを計測できるのは、前に説明した通り。

健康系の機能で定評のあるFitbitのアプリでこれらの指標は計測・閲覧可能なので、数値の信頼性もバッチリといえます。

ただし先述のように血中酸素濃度の測定が認可の問題?で使用できないほか、心電図も計測できるセンサーはあるものの日本では使用ができない状況です。

心電図については、Apple Watchも「国外では使えるけど日本では使えない」という状況が長く続き、やっと認可が降りた……という過去があるので、利用可能になるまで少し時間がかかるかもしれません。

運動系の機能はやや控えめ

Pixel Watchはランニングをはじめとした運動の計測ももちろん可能。

計測できるスポーツの種類も非常に大いです。

ただし、ランニング中に表示される各種指標は、最近に表示画面がアップデートされたApple Watchや、ランニング向けのGarminのスマートウォッチなどと比べると、やや控えめ。

先述のようにランニング系アプリを追加すれば、その弱点はある程度はカバーできますが、GPSを使ったワークアウトを行うとバッテリーの減りは早くなります。

そのため運動メインで使いたい人は、別のモデルも比較検討してみてもいいと思います!

Androidスマホ向けのモデルでは随一の高性能!

と、さまざまなポイントをチェックしてきましたが、Apple Watch等と比較するとやや物足りない点はあるとはいえ、Google Pixel WatchはAndroidスマホ向けのスマートウォッチとしては随一の高性能なモデルです。

Androidスマホを使っていて、いいスマートウォッチが欲しいという人には、有力候補のモデルの一つとしてぜひオススメしたいです!

これらの性能を考えると、3万98000円~という金額も妥当な印象で、価格相応の満足感を得られるモデルといえるでしょう。

比較検討の対象となるブランドとしては、GalaxyやHuawei、Amazfit、TicWatch、SKAGEN、FOSSILといったブランドの高性能モデルになるでしょうか。

それらのモデルのレビュー動画も当サイトのYou Tubeチャンネルで掲載していますので、よろしければ下記からチェックして、比較検討の材料に使ってみてください!

AmazonでPixel Watchを見る

公式サイトでPixel Watchを見る

●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。You Tubeでもレビュー配信中。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを片腕or両腕に着用。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。

関連動画はこちら!


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