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watchOS 10の新しいサイクリング機能の使用感をレポート!

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Apple社が9月18日から提供を開始したApple Watch向けOSの最新版「watchOS 10」には様々な新機能が盛り込まれています。

そのなかには、カジュアルな自転車乗りにとって耳寄りな情報も含まれています。

ここで言う「カジュアル」とは、「ツール・ド・○○」みたいなレースに出場したり、自転車で日本列島縦断をしてしまうようなハードコアなサイクリストのことではなく(どちらも私の知り合いにいます)、時々日帰りのサイクリングを楽しんだり、あるいは通勤や通学に自転車を使っているような人たちのことを指します。

そのサイクリング機能の内容を簡単に述べると、手持ちのApple WatchにwatchOS 10をダウンロード&アップデートすると、「Apple Watchでサイクリングを開始すると、走行中のタイム、距離、ペース、心拍数などのデータがリアルタイムでiPhone上に全画面表示される」というものです。

関連記事:watchOS 10でApple Watchが大大大進化! ポイント8選+α使用レポートまとめ

Apple Watch + iPhoneがサイクルコンピューターの代わりになる

私はOSアップデート以前からサイクリングのときはよくApple Watchを使用してきました。

走り終わった後で走行距離や消費カロリーなどの数字を確認するのは楽しいものですし、遠出をしたときなどはルート地図やタイムラインがサイクリングの貴重な記念にもなります。

関連記事:Apple Watchを着けてカリフォルニア州花の花見&サイクリング

このようにApple Watchはサイクリングの「後」で見るためのデータを採集するうえではとても便利なツールでしたが、走っている「最中」のデータを見ることにはやや難がありました。

何しろ腕時計ですので、手首に巻いた小さな画面に顔を近づけて凝視するか、あるいは手をハンドルから離して顔の前に近づけなくてはならないからです。速いペースで走っているときには少なからず危険性が生じますし、険しい坂道を必死になってペダルを漕いでいるときなどはその余裕はありません。

iPhoneの全画面表示はそんな安全上の問題を解決します。ライドの姿勢はそのままで、ハンドルバーに取り付けた大きな画面でデータを見ることができるからです。とくに新しい種類の情報が加わったわけではありませんが、それらを自転車走行中にリアルタイムで把握することが容易になったと言えるでしょう。

iPhone画面のスクリーンショット:左が走行中、中央と右は終了後のデータ。

もっとも、世の中には「サイクルコンピューター」と呼ばれる自転車専門の機器がずっと以前からあり、熱心なサイクリストたちの多くは自分の自転車に取り付けていました。watchOS 10はそれと似た機能をApple Watch + iPhoneで実現してくれたのです。

サイクルコンピューターは専門機器ですので、Apple Watchにはないデータも取得します。サイクリングパワー(ワット)やケイデンス(RPM)といったものです。私自身は何のことやらよく分かりませんが、Apple WatchはBluetoothを介してそうした機器とデータ接続もできるのだそうです。

自転車のハンドルバーにiPhoneを取り付けるホルダーのメリット

このサイクリング機能を使う方法はとても簡単です。watchOS 10にアップグレード済みのApple Watchでワークアウトを開始するときにサイクリングを選択すると、自動でiPhoneのロックした画面の下側にタイムが表示されます。そのタイムをタップすると、全面表示に切り替わる。ただそれだけです。

Apple Watch(左)でサイクリングを開始すると、iPhone(右)の画面下にタイムが表示される。

走り始めてからは、リアルタイムで更新される何種類かの数字を自分の目的に応じて楽しめばよいのです。

たとえばですが、スピードを上げて「うおおおおおー、夢の時速○○キロを突破しました!」なんて心の中で叫んでもいいですし、ダイエットに熱心な人は「心拍数が○○を越えてしまった。脂肪燃焼ゾーンまで落とそう」なんて使い方もできます。

ただ、ひとつだけ、この機能をフルに活用するためには、ささやかな投資が必要になります。それはiPhoneを自転車のハンドルバーに取り付けるためのホルダーです。器用な人は自作できるかもしれませんが、スマホを落としてしまったときのダメージを考えると、それ専門の商品を購入した方が無難でしょう。

「自転車 ホルダー スマホ」で検索すれば、いくつもの商品がヒットするはずです。大体、2000円程度の価格帯のようです。私が購入したものもそれくらいです。

個人的には、この自転車用iPhoneホルダーを購入したことで、今回のアップグレードとは無関係ながら、もうひとつのメリットを発見しました。それは走行中のリアルタイムな地図情報もiPhone全画面表示で見られることです。

走り出す前にiPhoneの地図アプリで行き先を指定すると、Apple Watchは音声案内に加えて、右折や左折が近づくとプルプルと振動して知らせてくれます。それだけでも便利なのですが、目の前にナビゲーション地図が大きく表示されると視覚的に分かりやすいので、もうこれで道に迷うことはないでしょう。カーナビと同じですね。自転車を使って旅をすることが好きな人にとっては(方向音痴の人はとくに)、まさに鬼に金棒です。

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookはhttps://www.facebook.com/WriterKakutani

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