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【徹底解説】スマートウォッチ市場の最新動向― 世界と日本のシェア、価格帯別・機能別のトレンド、そして2025年以降の展望まで ―

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健康管理、通話、決済、ライフログ…日常生活を劇的に便利にするスマートウォッチ。いまや「スマホに次ぐ第2のデバイス」として、多くの人にとって欠かせない存在になりつつあります。

しかし、その一方で「どのブランドが強いの?」「価格帯による違いは?」「どんな機能が支持されているのか?」といった疑問も多く聞かれます。2024年は、Apple一強時代に変化の兆しが現れ、中国ブランドの急成長、健康機能の進化、そして中価格帯モデルの台頭など、大きな変革が見られた1年となりました。

本記事では、最新の市場シェアデータをもとに、世界と日本のスマートウォッチ市場を徹底解説。価格帯・機能別の動向や、2025年以降の展望まで、これからスマートウォッチを選ぶ人や、業界動向を知りたい方に向けて、網羅的かつ深掘りした情報をお届けします。

1. 世界市場におけるスマートウォッチの最新シェア動向

 Appleの独走に陰り、中国勢の台頭

2024年のスマートウォッチ市場は、前年比で7%の出荷減という厳しい結果となりました。これは、世界的な景気減速、特許問題、そして製品イノベーションの停滞が主な要因です。

中でも注目されたのは、Apple Watchのシェア減少(前年比出荷数-19%)。それでも28%のシェアで首位を維持しているものの、過去のような圧倒的リードには陰りが見え始めています。

中国ブランドが急成長

・Huaweiは前年比35%の出荷増でシェア14%。中国国内でのキッズ向けスマートウォッチや独自OSとの連携が評価されています。

・Xiaomiは135%もの驚異的成長を記録し、シェア10%。Mi BandやRedmi Watchシリーズの低価格・高機能モデルが東南アジアや中南米で売れています。

・韓国のSamsungも堅調で、特にGalaxy Watch 6シリーズの完成度が高く、Androidユーザーに支持されています(9%シェア)。

2. 日本市場:Apple Watch一強も、じわじわと中国勢が侵食中

 Appleが4割超のシェアを維持

2024年の日本国内市場では、Apple Watchが42.8%のシェアを占めており、引き続き圧倒的なブランド力を発揮しています。Suicaとの連携、iPhoneとの親和性、豊富なバンド展開が高く評価されています。

Huawei・Xiaomiが存在感を増す

・Huaweiは約20%のシェアで2位。リーズナブルな価格と一定の健康機能を備えた「Watch GT」シリーズが人気。

・Xiaomiは約10%のシェアで急成長中。エントリー層向けの価格ながら、SpO2や睡眠スコア、ストレス計測機能も搭載。

市場全体は前年比13.5%増と拡大傾向

国内では、フィットネス意識の高まりやリモートワークの浸透、健康管理ニーズの強まりを背景に、出荷台数は増加傾向。特に女性・シニア層の新規参入が目立ちます。

3. 価格帯別の市場動向(日本市場)

価格帯別にみると、それぞれのゾーンに特徴的なブランド・ニーズがあります。

【エントリー価格帯:〜1万円】

・主なブランド:Xiaomi、Amazfit、Realme

・主なユーザー:10〜30代の若年層、スマートウォッチ初購入層

・特徴

シンプルな操作性と軽量設計

歩数・心拍・SpO2・睡眠など基本機能に特化

通知や天気機能もあるが、通話・音楽・決済は非対応が多い

【ミドル価格帯:1万〜3万円】

・主なブランド:Samsung(Galaxy Watch)、Google(Pixel Watch)、Fitbit、Amazfitの上位機種、HUAWEIのミドルレンジ機種

・主なユーザー:健康志向の社会人、子育て世代、ミドルエイジ

・特徴

健康管理とスマート機能のバランス

通話・NFC決済・音楽再生など機能が充実

睡眠の質・ストレス・体温測定も対応する製品が増加

【プレミアム価格帯:3万円以上】

・主なブランド:Apple(特にUltraやHermèsモデル)、Garmin、Galaxy Watch、Google Pixel Watch、HUAWEIの高価格帯モデルなど

・主なユーザー:アクティブシニア、高級志向層、アスリート

・特徴

ECG、血中酸素、体組成計測など医療級の精度

高級素材・ファッション性重視のモデルも展開

アウトドア・スポーツ向けの堅牢性とGPS精度

5. 2025年以降の展望

スマートウォッチ市場は、今後以下のようなトレンドに進むと予測されています。

 健康機能のさらなる深化

・血糖値測定、呼吸モニタリングなどの新機能追加が期待。

・医療機関や保険とのデータ連携による予防医療モデルが進展。

 法人・業務利用の拡大

・従業員の健康管理、集中力計測、危険予知に活用する企業が増加。

ウェアラブル×SaaSの連携も進む。

 高齢者向け市場の開拓

緊急通報、歩行異常検知、服薬通知など。

スマートウォッチが「次世代の見守り端末」として位置づけられる可能性。

総まとめ

2024年のスマートウォッチ市場は、「健康」と「価格」の両軸で競争が激化しました。Appleは依然トップを守るも、中国ブランドの躍進が続き、日本市場でも多様なニーズへの対応が求められています。

価格・機能・ブランドの選び方によって、スマートウォッチの活用範囲は大きく変わります。これからの選択肢は「ライフスタイル最適化」の鍵になるでしょう。

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