Motorolaのスマートウォッチ「Moto 360」が、2025年に再び登場することがわかりました。米テックメディア「Android Headlines」が7月21日に独占公開した記事によれば、新型Moto 360はクラシックな円形デザインを維持しつつ、現代的な機能を搭載しているとのことです。
Moto 360とは? 初代モデルの概要
Moto 360は、Motorolaが2014年に発売したAndroid Wear(現Wear OS)搭載のスマートウォッチです。丸型ディスプレイを採用した初のモデルとして話題を呼びましたが、下部がわずかに欠けた「フラットタイヤ」デザインが特徴でした。
本体はステンレス製で、22mm幅の革製バンドを採用。心拍センサーや9軸センサーを搭載し、Qi規格のワイヤレス充電にも対応していました。クラシカルな腕時計に近いデザインと先進機能を両立させた、Android Wear初期の代表的なモデルです。
丸形デザインを踏襲しつつも現代的なスタイルに
2014年に登場した初代Moto 360は、Android Wear(現在のWear OS)搭載のスマートウォッチとして先駆的存在でした。今回公開された画像からも、ラウンドフェイスに加え、2時方向のクラウンと4時方向のボタンを備えるなど、OnePlus Watch 3に似た現代的なスタイルであることがうかがえます。
なお、同記事によれば新型Moto 360は5色展開になる予定で、発売は「2025」というモデル名からして年内が見込まれるとのことです。
Wear OS復活か?RTOSとのハイブリッド構成の可能性も
最大の注目点はソフトウェア面です。Motorolaは近年、「Moto Watch OS」と呼ばれる独自のリアルタイムOS(RTOS)を採用した製品を出しており、Wear OSの使用は限定的でした。
しかし今回のMoto 360 2025では、ウォッチフェイスのUIがWear OSに酷似していることから、Wear OSとMoto Watch OSのデュアル構成になる可能性も報じられています。これは、OnePlus Watch 3と同様に「高機能とバッテリー持続性の両立」を狙った構成と考えられます。
今後の正式発表を待ちたいところですが、かつての名機が最新技術をまとって帰ってくるというニュースに、スマートウォッチファンの期待は高まるばかりです。
情報元:Android Headlines|Exclusive: This is the Moto 360 2025