2025年のGalaxy Watch発売にあわせて、Galaxy Watchの音声アシスタントが従来のGoogleアシスタントから、最新AI「Gemini」に刷新されました。
このGemini、日常のタスク処理はもちろんですが、ユーモラスな話題にも意外なほど柔軟に対応します。
たとえば「夏の暑さを題材に小泉進次郎構文で例文を作って」というちょっと変わったリクエストにも、きちんと構文を踏まえた例文を返してくれました。
ちなみに回答にはさまざまなバリエーションがあり、どれも完成度が高かったです。
検索を駆使したうえで思考して返答してくれる、こうした柔軟な会話力は、従来のGoogleアシスタントにはなかった魅力です。
本記事では、実際にGalaxy Watch Ultra(2025)でGeminiを使ってみた感想を、発売前後の信頼できるユーザーレビューや実体験を交えて詳しく解説します。
なおGalaxy Watch Ultra 2025の詳しいレビューはこちらの記事をご覧ください。
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Geminiとは?Googleアシスタントとの違い
GeminiはGoogleの最新AIモデルを搭載した音声アシスタントで、より自然な会話や複雑な指示に対応できるのが特徴です。
従来のGoogleアシスタントがタイマー設定や天気の確認など「1つの質問→1つの回答」に強かったのに対し、Geminiはマルチステップの命令や文脈理解に優れています。
Galaxy Watch Ultra(2025)で使えるGeminiの新機能
1. 高度な自然言語理解とマルチステップ対応
試しに「ランニングのワークアウトを起動して、SpotifyでKing Gnuの曲をかけて」と指示してみたところ、ワークアウトアプリの起動から音楽再生までを一度に実行。これまでのように別々に指示する必要がなく、トレーニング前の準備が格段にスムーズになりました。
「Google Keepに買い物リストのメモを作って、牛乳を追加して」といった買い物準備も数秒で完了します。
2. Google・Samsungアプリとの深い連携
GeminiはGoogleとSamsungのアプリの双方とシームレスに連携します。「今日の午後6時に保育園のお迎えを予定に入れて」と頼むとカレンダーに予定が登録され、「明後日登山をしたいんだけど、予定は空いてる?」と聞けばスケジュールを即確認。Galaxy AI機能との統合により、日常のタスク管理がより直感的になりました。
3. 複数アプリをまたぐ情報処理
「近くで上映中のアクション映画を教えて、行き方も教えて」と依頼すると、上映時間を提示した上で地図アプリで経路案内を表示。記事によっては、そのままカレンダーに予定登録し招待メッセージまで送信できたと紹介されていますが、筆者の環境ではそこまでスムーズにはいきませんでした。それでも、手首の上で複数のアプリが連動する体験は新鮮です。
4. 要約力と自然な応答
Geminiは検索結果を羅列するのではなく、要点を整理した答えを返してくれます。「今の気温に合ったおすすめの運動を教えて」と聞けば、その日の気候に適した具体的な運動を提案。「最近流行っているレディースのボトムスを教えて」と尋ねればトレンド情報を簡潔に教えてくれます。こうした情報提示のわかりやすさも進化のポイントです。
Googleアシスタント時代との比較表
項目 | Gemini(新) | Googleアシスタント(旧) |
---|---|---|
自然言語理解 | 高度で会話的。曖昧な質問や複雑な依頼にも対応 | 定型的な命令に強いが柔軟性は低め |
マルチステップ実行 | ○(例:「ワークアウト開始+音楽再生」) | ×(別々に指示が必要) |
アプリ連携 | Google/Samsungアプリ双方と深く統合 | 主にGoogleアプリとの連携 |
応答の質 | 要約・提案型の返答で情報が整理されている | 検索結果の提示が中心 |
メッセージ送信/読み上げ | 一部制限あり(SMS操作は非対応との報告) | 安定して対応可能だった |
使って感じたメリット
実際に使ってみて最も感じたのは、複数の操作をまとめて実行できる効率性です。ワークアウトの起動と音楽再生、予定登録とメモ作成といった日常の細かな作業が、一声で完了します。
さらにGoogleとSamsungのアプリを横断した連携が可能になったことで、スケジュール管理や買い物準備、情報収集までが一連の流れとして繋がります。返答はより自然で会話的になり、単なる検索補助ではなく、まるでパーソナルアシスタントとやり取りしているような感覚を得られました。その結果、日々のタスクや情報収集にかかる時間を大幅に短縮できています。
一部ユーザーが感じている課題
海外フォーラムやレビューでは「Googleアシスタントで使えていたメッセージ送信や読み上げがGeminiではできなくなった」という不満も見られます。通知やSMSを音声で多用していたユーザーにとっては、この制限は大きなデメリットになるかもしれません。また、「Geminiでできるはず」とされる機能が環境によっては上手く動作しないケースもあり、現状では発展途上という印象も受けます。
まとめ:日常のパートナーとしての進化は確実
Geminiは間違いなくGalaxy Watch Ultra(2025)を「第二の頭脳」に近づける存在です。複雑な命令や情報整理を瞬時にこなし、アプリ間の連携もスムーズになりました。
今後のアップデートで機能補完が進めば、真の万能アシスタントとして完成度が高まるでしょう!
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