ガーミンジャパン株式会社は、マルチスポーツGPSウォッチのフラッグシップシリーズ「fēnix」の最新モデル『fēnix 8 Pro』と『fēnix 8 Pro MicroLED』を発表しました。『fēnix 8 Pro』は2025年9月18日(木)より、『fēnix 8 Pro MicroLED』は10月以降に発売されます。予約は9月11日(木)から。
Garmin初、inReachテクノロジーを搭載
新モデルの最大の特徴は、Garminウォッチで初めてinReachテクノロジーを搭載した点です。
inReachテクノロジーは、Garminが提供する衛星通信プラットフォームです。もともとはアウトドア向けの専用デバイス(ハンディGPSや衛星メッセンジャー)に搭載されていた機能で、携帯電話の電波が届かない山岳地帯や海上でも通信が可能になるのが最大の特徴です。
今回のfēnix 8 Proシリーズでは、このinReachテクノロジーが初めてウォッチ本体に組み込まれました。
主な機能
・音声通話・メッセージ送受信
Garmin Messengerアプリと連携し、テキストやボイスメッセージ(30秒)を送受信可能。
・位置情報共有(LiveTrack)
30秒ごとに位置情報を更新し、仲間や家族がリアルタイムでユーザーの動きを把握できます。
・SOS発信
緊急時にはGarmin応答センターへ直接SOS信号を送信。位置情報や状況が救助組織に伝えられ、迅速な救援につながります。
・天気情報の受信
LTE回線を利用し、山岳や海上でも最新の気象データを取得可能。
利用方法
・通信にはLTE-M回線を利用(低消費電力・広域カバレッジ)
・別途月額サブスクリプション契約(1,180円~)が必要
つまり「inReachテクノロジー」とは、スマートフォンに依存せず衛星通信+LTEを通じて命を守る通信機能を実現するGarmin独自の仕組みです。
スマートウォッチ史上初、MicroLEDディスプレイ
『fēnix 8 Pro MicroLED』は、スマートウォッチとしては世界初※のMicroLEDディスプレイを採用。最大4,500ニトの高輝度を誇り、直射日光下でも圧倒的な視認性を実現します。従来比で視野角は6倍、色域も15%拡大し、鮮明で美しい表示を可能にしました(※Garmin調べ、2025年9月時点)。
バッテリーとタフネス性能
高機能ながら、Garminらしい優れたバッテリー性能も健在です。
・『fēnix 8 Pro』:スマートウォッチモードで約27日間、GPSモードで約78時間
・『fēnix 8 Pro MicroLED』:スマートウォッチモードで約10日間、GPSモードで約44時間
また、100m防水(10ATM)、MIL規格準拠の耐熱性・耐衝撃性を備え、アウトドアからダイビングまで幅広く対応します。
豊富なヘルス&スポーツ機能
最新の光学式心拍計、血中酸素トラッキング、心電図アプリ(AF検知対応)、Body Battery、ストレススコア、睡眠スコアなど、先進のヘルスモニタリングを搭載。さらに100種類以上のスポーツアプリを内蔵し、ダイビングやスキーなど幅広いアクティビティに対応します。
価格と発売日
モデル | 価格(税込) | 発売日 |
---|---|---|
fēnix 8 Pro | 206,800円 | 2025年9月18日(木) |
fēnix 8 Pro MicroLED | 318,800円 | 2025年10月以降予定 |
まとめ
Garminの最新フラッグシップ『fēnix 8 Pro』シリーズは、アウトドアでの安心を高めるinReachテクノロジーと、視認性に革新をもたらすMicroLEDディスプレイで、まさに「至高」の名にふさわしいモデルに仕上がっています。ハイエンドなマルチスポーツウォッチを求める方にとって、大きな注目を集める製品となるでしょう。