Garminがインド公式Facebookに投稿(その後削除)したティザー画像をきっかけに、海外で「GarminがWhoopのようなスクリーンレス・24時間装着型の“リカバリーバンド”を準備しているのではないか」という憶測が急速に広がっています。
今回の記事では、アップロード資料(NotebookCheck、Gadgets & Wearables、TechRadar)で報じられた事実に加え、Redditで実際に盛り上がっている議論、そして市場トレンドとユーザー心理を踏まえた分析をまとめて解説します。
※記事トップ画像はGarminの既存スマートウォッチのイメージ画像です
Garminが投稿した“未来のウェアラブル”ティザーとは

Image source: Facebook via u/Eastern-Signal-1778
NotebookCheckの報道によれば、Garmin Indiaの公式Facebookが「未来のウェアラブルはもうすぐだ(The future of wearables is almost here)」と題した画像を投稿し、細身のデバイスの側面にLEDのような光が確認できたとされています。
TechRadarの記事でも、投稿はすぐ削除されたものの「Sleek」「Smart」「Coming soon」というコピーが添えられていた点が強調されています。
Gadgets & Wearablesでは、このデバイスが「Whoopのようなスクリーンレス・リカバリー特化型バンドである可能性」を指摘し、側面LEDはバッテリーや接続状態の簡易表示に使われるのではないかと分析しています。
Redditで議論が急騰:「Garmin版Whoopを待っていた」
海外のGarminサブレディットでは、Garmin Indiaの投稿画像を引用したスレッドが大量の投票を集め、議論が急拡大しています。主な反応は以下の通りです。
・「Garminエコシステムと統合されたWhoop的デバイスを長年待っていた」
・「スクリーンレスで24時間装着でき、回復指標(HRV・ストレス)にフル特化したモデルなら絶対買う」
・「OuraもWhoopも好きだが、サブスク疲れでGarminの買い切りモデルを求めている」
・「睡眠だけならIndex Sleep Monitorで十分。日中のStrain・HRV変動・ストレスまで測れるバンドが欲しい」
実際、Gadgets & Wearablesでも「Whoopに対するGarminの最大の強みは“サブスクリプション不要”である点」と分析されており、買い切り型Garminデバイスへの期待がさらに高まっていることが確認できます。
“Recovery Band”と呼ばれる理由:既存製品との位置づけ
NotebookCheckの記事では、この未発表デバイスをGarmin Recovery Bandと呼ぶ海外メディアも出てきていると紹介されています。
ただし、Garminは正式名称を発表しておらず、可能性は以下の2つで分かれています。
・Whoopのようなスクリーンレス・24時間計測のリカバリーバンド
・従来モデルより薄型化された新型Venu 4系スマートウォッチ
TechRadarは、画像の光源が薄型スマートウォッチの側面に見える可能性も指摘し、まだ結論は出せないとしています。
Gadgets & Wearablesも「規制情報や特許の発見がない現段階ではあくまで推測」と慎重です。
なぜ今“スクリーンレス&回復特化バンド”が求められるのか

ポラールも画面なしモデルを発売したばかりだ。
Redditや海外SNSで議論が加速した背景には、以下の市場要因があります。
1. サブスク疲れの広がり
Whoopはサブスク必須で、解約するとデータの利用も難しくなる。Garminの「買い切り+データ所有」モデルが再評価されている。
(Gadgets & Wearablesより):contentReference[oaicite:7]{index=7}
2. 日中のStrain/HRVを含めた“総合回復指標”の需要
Index Sleep Monitorは夜間特化。日中のストレス・活動負荷も含めて24時間の変動を見たいユーザーは多い。
3. 「スマートウォッチを常時つけたくない層」の存在
左手はアナログ時計、右手は健康管理バンドというスタイルは一定の人気があり、WhoopやAmazfit Helio Strapがその代表。
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現時点で判明していること・不明点
■ 判明していること(事実)
・Garmin Indiaが「未来のウェアラブル」ティザーを誤投稿 → すぐ削除
・細身デバイスの側面にLEDの光
・複数の海外メディアがWhoop風の可能性を指摘
・Redditで関連スレが急伸し需要の強さが可視化
■ 不明点(推測)
・正式名称(“Recovery Band”は非公式)
・スクリーンレスか、薄型Venu 4か
・発売時期(TechRadarは「2025年内の可能性」と言及)
総評:Garmin版Whoopへの期待が一気に噴き出した瞬間
今回のティザーは、製品そのもの以上に「Garminユーザーが回復特化バンドを強く求めている」という事実を露わにしました。
特にサブスク疲れの広がりや、スマートウォッチと併用する“右手のヘルスバンド需要”の強さを見ると、GarminがWhoopの牙城に切り込む土壌は十分に整っていると言えます。
まだ製品の正体は明らかではないものの、Gadgets & Wearablesが述べたように、Garminがこうしたデバイスを出すのは「時間の問題」といっても過言ではありません。
今後の正式情報が入り次第、随時アップデートしていきます。
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Source: NotebookCheck / Gadgets & Wearables / TechRadar
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