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スマートウォッチを「毎日身につける道具」として選ぶ人は、ここ数年で本当に増えました。その実感を裏付けるように、海外メディアのYahoo Financeに掲載された米国の市場調査会社SNS Insiderのレポートによれば、世界のスマートウォッチ市場は2025年の約320億ドル(約32.01 billion)から、2035年には約1,001億ドル(約100.13 billion)に達すると予測されています。年平均成長率(CAGR)は12.08%という高水準で、向こう10年も大きな伸びが見込まれる分野であることが改めて示されました。
Source:Yahoo Finance(SNS Insider発表)|Smartwatch Market Size to Hit USD 100.13 Billion by 2035
世界・米国・欧州の市場規模|10年で約3倍へ
レポートが示している市場規模の見通しを、地域ごとに整理すると次のようになります。「ドル」を「100円台後半の感覚」で読み替えていただくと、相応に大きな数字であることが伝わるはずです。
| 市場 | 2025年(実績) | 2035年(予測) | CAGR(2026〜2035年) |
|---|---|---|---|
| 世界全体 | 約320.1億ドル | 約1,001.3億ドル | 12.08% |
| 米国 | 約102.2億ドル | 約311.8億ドル | 11.80% |
| 欧州 | 約84.2億ドル | 約241.6億ドル | 11.12% |
3つの市場いずれも、おおむね10年で約3倍に拡大するという見立てです。スマートフォン市場のように成熟して頭打ちになる、という未来像にはなっていません。
成長の最大の推進力は「健康管理ニーズ」
SNS Insiderが市場拡大の中心要因として挙げているのは、消費者の健康・フィットネスへの関心の高まりです。心拍数や睡眠、血中酸素レベル、ストレス、日々の運動量など、スマートウォッチがチェックできる項目は年々増え、医療機器ではないながらも「自分の体のコンディションを毎日数字で見える化できる道具」としての立ち位置が確立しつつあります。
とくに欧州市場については、健康と身体的フィットネスに対する意識の高さが拡大を牽引している、と明確に指摘されています。米国市場では健康モニタリングやフィットネストラッキングに加え、スマートデバイスとしての利便性、スマートフォンの普及といった要素も成長の追い風として挙げられました。
レポートが挙げる主要プレイヤー
レポートでは、市場をリードする企業として以下の各社が名指しで挙げられています。日本のユーザーにとってもおなじみの顔ぶれです。
・Apple
・Huawei
・Samsung
・Xiaomi
・Garmin
・Fitbit
・Amazfit
・Fossil Group
・Mobvoi
・Suunto
・Polar
・Coros
・Withings
・Honor
代表的な製品ラインとしては、Apple Watch SE、Garmin Forerunner、Samsung Galaxy Fit、Huawei Watch GT、Amazfit GTR、Fitbit Charge といったモデルが取り上げられました。価格帯・用途・OSの異なるブランドが並んでおり、「スマートウォッチ」と一括りにはできない多様性が、市場全体の厚みを支えていることが分かります。
「Standalone・classicモデル」が市場の主役に
製品タイプ別のセグメント分析では、スマートフォンに依存せず単体で通信や各種機能を完結できる「Standalone & classic(スタンドアロン/クラシック)」モデルが、2025年時点で約61.40%という大きなシェアを占めて市場をリードしているとされています。スマートウォッチを「腕に乗せた小さなスマホ的端末」として使いたいというニーズが、ハイエンド側ではすでに主流になっていることを示すデータです。
一方、スマートフォンの拡張デバイス的な位置づけの「Extension(エクステンション)」セグメントは、市場の中で最も速く成長していると指摘されています。スマートフォンの機能を補完しつつ価格を抑えた手頃なウェアラブルへの需要が、新しい層を継続的に取り込んでいる構図と読み取れます。
日本市場とユーザー視点での読み解き
今回のレポートは米国と欧州を中心に分析したものですが、世界全体の流れは日本市場にも遅れて伝わってきます。実際、国内でも健康管理を入り口にスマートウォッチを選ぶ方は確実に増えていますし、Apple Watch・Garmin・HUAWEI・Xiaomi・Amazfitといったブランドが日本でも存在感を高めているのは、まさにこのグローバルなトレンドと同じ流れの中にあります。
裏を返せば、これからスマートウォッチを選ぶ人にとっては、選択肢がさらに増えていくということでもあります。価格帯、OS、ブランドの個性が今以上に幅広くなることが予測されるため、「自分は何のために使うのか」を一度言語化してから選ぶことが、これからの10年でますます重要になりそうです。なお本レポートは海外発の市場調査であり、日本国内市場の詳細な数値は含まれていません。
まとめ
SNS Insiderの最新レポートは、世界のスマートウォッチ市場が2025年の約320億ドルから2035年には約1,001億ドルへと、10年でおよそ3倍に成長するという力強い予測を示しました。背景にあるのは健康管理・フィットネス志向の高まりであり、Apple・Samsung・Garmin・Xiaomi・HuaweiといったブランドのStandalone系モデルが市場の中心を担い続けると見られています。日本のユーザーから見ても、向こう10年でスマートウォッチが「持っていれば便利な人もいる道具」から「より多くの人にとって生活インフラの一部」へと位置づけが変わっていくことを実感できる内容といえそうです。
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