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米国時間2026年10月19日、米MacRumorsは、AppleがAIで音声を編集するアプリ「Samplab」を6月に買収していたと報じました。欧州委員会が公開した通知で分かったものです。AppleはSamplabの一部の資産を取得し、一部の社員を採用しています。Samplabは録音した音をMIDIに変換したり、和音の中の1音だけを元の音色のまま直したりできるアプリで、9月17日にサービスを終えています。
欧州委員会への届出でAppleの契約が明らかになるのは、10月に報じられたAI音声アプリHuxeとの契約に続いてです。
※アイキャッチ画像はAppleのロゴのイメージ画像です。
SamplabはAIで音声をMIDIに変換し和音の中の1音も編集できるアプリ
Samplabは、パソコン用のアプリと、音楽制作ソフトに組み込んで使うプラグインを提供していました。MacRumorsによると、主な機能は次の4つです。
・録音した音声をMIDI(楽譜のように音の高さや長さを記録するデータ)に変換する
・曲のコードを検出して編集する
・曲をボーカルや楽器ごとのパート(ステム)に分ける
・複数の音が同時に鳴っている音源の中で、1つ1つの音を元の音色を変えずに編集する
Samplabは2026年9月17日にサービスを終了しました。公式サイトは、いまはApple.comに転送されます。
Logic ProやGarageBandに取り込まれる可能性 和音の中の音の編集は新しい機能
MacRumorsは、Samplabの技術がAppleの音楽制作アプリLogic ProやGarageBandに取り込まれる可能性があるとみています。
Logic Proには、曲をパートに分ける「Stem Splitter」と、コードを判別する「Chord ID」がすでにあります。一方、複数の音が同時に鳴っている音源の中で1音ずつ編集する機能は、Logic Proにはまだありません。Appleは、Samplabの技術を何に使うのかを明らかにしていません。
欧州委員会への届出はデジタル市場法にもとづくもの
今回の買収は、欧州委員会に提出された届出から分かりました。届出には、AppleがSamplabの「一部の資産」を取得し、「一部の社員」を採用したと書かれています。
AppleはEUで「ゲートキーパー」に指定されています。デジタル市場法(DMA)により、主要なプラットフォームサービスやデジタルサービス、データの収集に関わる取引を欧州委員会に知らせる必要があります。EUでのAppleへの規制は、EU域内のアプリ手数料の見直しにも表れています。
Huxeとの契約も届出の日付は同じ6月で、音声とAIに関わる会社の技術や人材を取り込む動きが続いています。Appleの買収やAIの動きは、下の関連記事でも紹介しています。
Source: MacRumors
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