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Appleは米国時間2026年11月2日の取引終了後に、2026会計年度の第4四半期(2026年7〜9月期)の決算を発表します。日本時間では11月3日の朝で、電話会議は午前7時に始まります。9月1日にCEOになったジョン・ターナス氏にとって、初めての決算です。海外メディアのAppleInsiderが11月1日、決算の見どころとアナリストの予想をまとめました。
アナリストの売上予想は約1,130億ドルで、前年同期より1割ほど多い水準です。Apple Watch Series 12とUltra 4は9月18日発売のため、この四半期の売上に入るのは9日分だけです。10月までの株価の動きはApple株価・業績ウォッチ11月号にまとめています。この記事では、決算の数字そのものの予想に絞って紹介します。
Appleの見通しは前年比9〜11%増 iPhoneは10%台半ばの伸び
Appleは7月30日の前の四半期の決算で、7〜9月期の売上を前年同期比9〜11%増と見込んでいました。iPhoneの売上は10%台半ばの伸び、サービスの伸びは前の四半期と同じ程度という見通しです。前年同期の売上は1,024.7億ドルなので、9〜11%増なら約1,117億〜1,137億ドルになります。
当時CEOだったティム・クック氏は、iPhoneの需要が強すぎて、7〜9月期は供給が追いつかない可能性があると話していました。為替の動きに加えて、世界的なメモリの値上がりも、売上や利益を押し下げる要因として挙がっています。
前年同期の売上は1,024.7億ドル ウェアラブル部門は90.1億ドル
今回の決算は、2025年7〜9月期と比べることになります。Appleの発表によると、前年同期の主な数字は次のとおりです。
| 項目 | 2025年7〜9月期 |
|---|---|
| 売上 | 1,024.7億ドル(前年比8%増) |
| 1株利益(希薄化後) | 1.85ドル |
| iPhone | 490.3億ドル |
| Mac | 87.3億ドル |
| iPad | 69.5億ドル |
| ウェアラブル・ホーム・アクセサリ | 90.1億ドル |
| サービス | 287.5億ドル |
直前の2026年4〜6月期は、売上が1,094億ドルで前年同期比16%増でした。iPhoneが21.7%増の542.5億ドル、Macが28.7%増の103.5億ドルと大きく伸びた一方、iPadは5.9%減の61.9億ドルでした。
Apple Watch Series 12とUltra 4は9日分だけ 本番は10〜12月期
Appleの7〜9月期は9月26日で締まります。9月に発売された製品は、売上に入る日数がわずかです。
・iPhone 18 Pro/Pro Max、Apple Watch Series 12、Apple Watch Ultra 4:9月18日発売で9日分
・Mac mini(M6・M5 Pro)、Mac Studio(M5 Max・M5 Ultra):9月22日発売で5日分
・iPhone Duo(10月23日発売)、HomePod mini 2(10月30日発売):入らない
・iPad mini、M6のiMacとMacBook Pro、有機ELのMacBook Pro(11月6日発売)、Apple TV 4K、HomeView(11月13日発売):入らない
新製品の売上の大部分は、次の10〜12月期に入る見込みです。
Apple Watchを含む「ウェアラブル・ホーム・アクセサリ」部門は、4〜6月期に前年同期比6.5%増の78.8億ドルと、2四半期続けて前年を上回りました。比べる前年同期の90.1億ドルは、その前の年の90.4億ドルからほぼ横ばいでした。新しいApple Watchの売上が9日分しか入らないなかで、3四半期続けて前年を上回れるかが、SWLの読者にとっての見どころになります。
アナリスト5社の予想 売上は約1,130億ドル 1株利益は1.97ドル前後
AppleInsiderが紹介した、主なアナリストの予想は次のとおりです。
| アナリスト | 予想の中身 | 評価・目標株価 |
|---|---|---|
| Evercore ISI | 売上約1,130億ドル(前年比10%増)、1株利益1.97ドル。iPhoneは14%増、粗利益率46.5% | アウトパフォーム・380ドル |
| UBS | 売上1,128億ドル、1株利益1.97ドル。iPhoneは560億ドルで14%増、サービスは316億ドルで10%増 | 中立・296ドル |
| Bank of America | 売上1,130億ドル、1株利益1.97ドル。市場予想の平均(1,140億ドル・1.99ドル)をやや下回る | 買い・370ドル |
| Morgan Stanley | 7〜9月期はおおむね予想どおり。10〜12月期は前年比で一桁台前半から半ばの伸び | オーバーウェイト・355ドル |
| Loop Capital | メモリとプロセッサーの不足で、7〜9月期と10〜12月期の出荷が約1割減ると予想。2027年のiPhone売上予想を3,150億ドルから2,850億ドルに下げた | 330ドル |
Evercoreは、メモリの値上がりを四半期の途中の値上げで補ったことと、買い替えが例年より多いことから、iPhoneが14%伸びると見ています。UBSは、iPhoneの伸びが直前3四半期の22〜23%から14%に鈍ると予想しています。
Bank of Americaは、AppleがiPhoneの発売を秋と春に分けたことで、高価なモデルの売上と、手頃なモデルの台数が別々の四半期に入るようになったと指摘します。市場の予想はこの変化を十分に織り込んでおらず、10〜12月期は楽観的すぎ、2027年4〜6月期は低く見すぎているという見方です。
電話会議はターナスCEOとパレクCFOが説明
電話会議には、ターナスCEOと最高財務責任者(CFO)のケバン・パレク氏が出席し、数字を説明します。ターナス氏はTIMEのインタビューでもメモリ不足に触れており、10〜12月期の見通しでメモリの値上がりと供給の制約をどう説明するかも見どころです。
Apple Watchの売上が本格的に入るのは次の四半期ですが、今回の決算でターナス氏がウェアラブル部門をどう語るかで、新型の滑り出しがある程度見えてきます。決算の内容は、発表後にあらためて紹介します。なお、この記事は情報の提供を目的にしたもので、投資の判断を勧めるものではありません。Appleの業績や株価についての記事は、下にまとめています。
Source: AppleInsider、Apple ニュースルーム
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