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心拍計測はイヤホンで行うのが時代の流れに? AirPods Pro 3登場で広がる新しい健康体験

REVIEW

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2025年9月に発表されたAirPods Pro 3は、音質やノイズキャンセリングだけでなく、ついにワークアウト中の心拍数センサーを搭載しました。これまで心拍計測といえばApple Watchなどのリストデバイスが主流でしたが、「耳で測る」スタイルが広がる可能性が一気に高まりました。

AirPods Pro 3がもたらす新しい計測スタイル

AirPods Pro 3に搭載されたのは、不可視光を毎秒256回照射し血流を測定するフォトプレチスモグラフィー(PPG)センサー。加速度センサーやジャイロ、GPSのデータとも統合され、iPhoneのフィットネスアプリから50種類以上のワークアウト記録が可能になりました。

これにより「イヤホンを耳に装着するだけで心拍を測れる」という、これまでになかった体験が広がります。特にランニングやHIITのように腕が激しく動くトレーニングでは、腕時計よりも耳での計測が安定する可能性も指摘されています。

先行事例:他社の“イヤホン型心拍計測”

実はイヤホンによる心拍計測は、Appleが初めてではありません。過去には以下のような事例もありました。

Jabra Elite Sport:2016年に登場した完全ワイヤレスイヤホンで心拍計測を搭載。フィットネス向けに注目を集めました。
BOSEのスポーツイヤホン試作機:研究用途で心拍や血中酸素濃度の計測が検討されていました。
HUAWEI FreeBuds Proシリーズ:一部のモデルではSpO2や心拍測定機能が実装され、中国市場で話題に。

ただし、これらはいずれも精度面やアプリ連携の制限があり、ウェアラブルウォッチの牙城を崩すには至りませんでした。

なぜ今「耳で測る」が注目されるのか

近年はセンサーの小型化とAIによる解析精度向上が進み、イヤホンでも安定した心拍計測が可能になりました。耳は毛細血管が集まり、皮膚も薄いため、PPGセンサーで血流を検出しやすい部位です。AppleのAirPods Pro 3が強力なエコシステムとともにこの技術を投入したことで、主流化への流れが一気に加速するかもしれません。

イヤホンとスマートウォッチはどう住み分ける?

「イヤホンで心拍が測れるなら、もうApple Watchはいらない?」と思うかもしれません。しかし現時点ではそれぞれに役割があります。

・Apple Watch:心電図(ECG)、血中酸素濃度、皮膚温など多彩な健康計測が可能
・AirPods Pro 3:音楽リスニング+ワークアウト中の心拍計測をシームレスに両立
・組み合わせ利用:AirPods Pro 3とApple Watchを併用すれば、より正確で多面的な健康モニタリングが可能

今後の展望

Appleだけでなく、JabraやHUAWEI、Samsungもイヤホン型ウェアラブルの研究開発を進めています。将来的には「イヤホンで心拍、スマートウォッチでECGや血糖推定、リングで睡眠」というように、体の各部位で役割分担をするマルチデバイス時代が来る可能性があります。

まとめ

AirPods Pro 3の登場で、「イヤホンで心拍を測る」という選択肢が現実的になりました。“聴く”と“測る”の融合は今後のウェアラブルの大きなトレンドになりそうです。健康管理を重視する人にとっては、イヤホンが新たな必須ガジェットになる日も近いのかもしれません。

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