「Redmi Pad 2 Pro」は、Xiaomi(シャオミ)の12.1インチ大画面Androidタブレット。3万円台という価格ながら、Snapdragon 7s Gen 4と最大120Hzの高リフレッシュレート、2.5K解像度の美麗ディスプレイを備えています。
編集部で実際に使い込んだ結論は明快です。据え置きで使うなら非常に快適、一方で片手持ちや寝転び視聴には重さがネック。スタンド+キーボードでPCライクに使うと「この価格でここまで快適か」と驚く完成度でした。
以下、詳しく実機レビューをお届けします。
Redmi Pad 2 Proの主なスペック
価格:39,980円(税込)
サイズ・重量:279.8 × 181.65 × 7.5mm、約610g
SoC:Snapdragon 7s Gen 4(4nm)
メモリ/ストレージ:6GB+128GB、8GB+256GB(UFS 2.2、最大2TBまで外部拡張)
ディスプレイ:12.1インチ、2560×1600(2.5K)、最大120Hz、最大600ニット(HBM)、Dolby Vision対応、TÜV低ブルーライト/フリッカーフリー/サーカディアン認証
カメラ:8MP(背面)/8MP(前面)、1080p/30fps動画
バッテリー/充電:12,000mAh、33W急速充電(USB Type-C、USB 2.0)
通信:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4(SBC/AAC/LDAC)
OS:Xiaomi HyperOS 2
同価格帯のタブレットと比べても、Redmi Pad 2 Proは性能・画面・バッテリーの三拍子が揃った完成度の高いモデルです。 Snapdragon 7s Gen 4の高効率な処理性能により、動画視聴やブラウジングはもちろん、OfficeアプリやPDF閲覧などの作業もサクサク。 12,000mAhの大容量バッテリーは、1日中使っても余裕があり、33Wの急速充電にも対応しています。
また、12.1インチの大画面ながらベゼルが細く、視野の広さと没入感が魅力。 Dolby Vision対応の2.5Kディスプレイは発色がよく、映画やアニメの鑑賞にも最適です。 さらにHyperOS 2により、スマートフォンとのファイル共有やマルチデバイス連携もスムーズ。 単なるエントリータブレットを超えた「中級機クラスの使い勝手」を、この価格で実現しています。
使用感:サクサク動作&大画面が気持ちいい。価格を疑う完成度
Snapdragon 7s Gen 4と120Hz表示の組み合わせは、Web閲覧、動画視聴、ドキュメント編集、SNSなど日常作業でストレスのない体感速度。2.5Kの解像度はテキストの精細感が高く、長文の読書や資料チェックも快適です。色味は自然でコントラストも良好。動画視聴ではDolby Vision対応の恩恵が感じられました。
弱点:610gは手持ちだと重い。置いて使う前提の“据え置きタブレット”
610gという重量は、片手での長時間視聴や寝転び視聴には不向き。持ち歩いて外出先で頻繁に使う用途もあまり現実的ではありません。デスクやテーブルに置いて使う前提で選ぶべきモデルです。
据え置きで真価を発揮:スタンド+キーボードで“ほぼPC”
スタンドに立て、Bluetoothキーボードを接続すると印象が一変。ブラウザでの文書作成、表計算、リモート会議、学習用途まで“軽作業のPC代替”として十分に活躍します。視認性の高い12.1インチ画面は、2アプリ並行(分割表示)でも見やすく、情報量の多い作業で強みを発揮します。
Redmi Pad 2 Proと他モデルの比較:Redmi Pad SE 8.7、Xiaomi Pad 6、iPadとの違い
ポジショニングを明確にするため、同社の人気機&競合の代表機と比較します。
モデル名 | 価格帯(税込) | 画面サイズ・解像度 | プロセッサ | 重量 | 特徴・用途 |
---|---|---|---|---|---|
Redmi Pad 2 Pro | 約3.9万円 | 12.1型 2560×1600・最大120Hz | Snapdragon 7s Gen 4 | 約610g | 据え置きでPCライクに快適。重さは妥協点だがコスパ抜群。 |
Redmi Pad SE 8.7 | 約1万円台(セール時) | 8.7型 1340×800・最大90Hz | Snapdragon 680 | 約373g | 軽量で手持ち視聴・持ち歩きに最適な入門機。 |
Xiaomi Pad 6 | 約5万円台 | 11型 2880×1800・最大144Hz | Snapdragon 870 | 約490g | 軽くて高性能。クリエイティブ用途や本格作業向き。 |
iPad(11インチ/A16チップ) | 約5.9万円〜 | 10.86型(2360×1640)・60Hz | A16チップ | 約477g | アプリ最適化・アクセサリー豊富。性能高いが価格差大。 |
位置づけの要点
Redmi Pad 2 ProをPCライクに使い倒すコツ(キーボード・スタンド・設定)
おすすめの周辺機器選び
キーボード(Bluetooth)
・薄型・静音・フルピッチで打鍵しやすいものを。英字(US)配列か日本語(JIS)配列かは普段使いに合わせて選ぶとミスタイプが減ります。
・上写真の純正キーボードは価格も7880円とお手頃でカバーとしても使用可能。ただ450gあるので、より軽量のものを求める場合は別の候補を。
・マルチペアリング対応モデルだと、スマホ/PCとの切替えがワンタッチで便利。
・トラックパッド一体型はカーソル操作が快適。ただしキー配列が窮屈になりがちなので、長文作成重視ならフルサイズも検討。
スタンド
・角度調整幅が広く、12インチ級でも安定する金属製を推奨。視線が上がり、肩・首が楽になります。
・可搬性を重視するなら折りたたみ式、据え置きメインなら重量のある据え置き型が安定。
USB-Cハブ(必要に応じて)
・給電しながらの外部ストレージ接続、外部ディスプレイ(対応機器)など拡張性を強化。
・USB 2.0ポート仕様の本体でも、ハブ経由の周辺接続で作業効率は上がります。
Amazonで「Bluetoothキーボード」を探す
Amazonで「タブレットスタンド(金属・角度可変)」を探す
Amazonで「USB-Cハブ」を探す
どんな人に向いている?/向いていない?
向いている
・据え置きで動画視聴・ブラウジング・学習・資料作成を快適にこなしたい
・ノートPCほどではないが“PCライク”に使える大画面端末を低予算で探している
・AndroidスマホやGoogleアカウントと連携して活用したい
向いていない
・寝転びながらの片手視聴、手持ちでの長時間利用がメイン
・軽さ・携帯性を最優先(この場合は8〜11インチの軽量機推奨)
・クリエイティブ系アプリの最適化や純正アクセサリーの完成度を重視(この場合はiPad系有利)
まとめ:重いけれど、据え置きでは“価格以上”の満足
Redmi Pad 2 Proは、「家で使う大画面端末」として破格の快適さ。重さは弱点ですが、スタンド+キーボードで据え置き運用すれば、3万円台とは思えないPCライク体験が得られます。動画・ブラウジング・文書作成中心のユーザーに、強く推せる1台です。
下記の関連記事で一部ライバル機種のレビューもしていますので、そちらも参考に購入を検討してみてください!
関連記事
・【正直レビュー】Redmi Pad SE 8.7は買って大丈夫? セールで1万円を切る格安タブレットを実機検証
・Galaxy Tab S10 Liteレビュー:付属品込のコスパはiPadより上! Book Cover KeyboardとSペンで広がる使い勝手。
※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。