「友達が買ったモバイルバッテリー、充電しようとしたら逆にスマホの電気を吸ってバッテリーの残量が増えた!」──そんなちょっとホラーな体験談、聞いたことはありませんか?
まるで「バッテリーに見せかけた妖怪」かのようですが、実はこれはフィクションではなく、現実に起こり得る現象なんです。この記事では、その理由と対策をわかりやすく解説します。
スマホから電気を「吸う」!? 現実に起こる4つの原因
実際には妖怪ではなく、電子的な“誤作動”や“設計上の問題”が原因です。代表的な4つのパターンを紹介します。
① 双方向充電(リバースチャージ)の誤作動

最近のスマートフォンやモバイルバッテリーには、他の機器に給電できる「リバースチャージ」機能を搭載しているものがあります。
しかしこの機能が誤って作動すると、スマホからバッテリーに電気が流れるという逆転現象が発生します。
特に、USB-C to USB-Cケーブルを使用している場合は、電流の向きを判断する信号が混乱しやすく、誤認識が起こるケースがあります。
② 安価または劣化したケーブル・バッテリー
低価格のノーブランド製品では、電流の方向を制御するE-markerチップが省略されていることがあります。
そのため、機器間の通信がうまくいかず、誤って逆方向に電流が流れることがあります。
また、古いケーブルや接触不良のある製品でも同様のトラブルが発生することがあります。
③ モバイルバッテリー内部の制御回路の故障

モバイルバッテリーには本来、逆流防止回路が搭載されています。
しかし、これが壊れていたり、そもそも安価な製品では設計が不十分な場合、接続機器(スマホなど)に電流が戻る可能性があります。
この場合、スマホのバッテリーがどんどん減るのに、モバイルバッテリーの残量がわずかに回復していく……という“吸電”現象が見られます。
④ 残量がほぼゼロの状態で接続したとき
モバイルバッテリーの残量が極端に少ないと、接続時の通信信号でスマホから微量の電流が流れることがあります。
この電力はわずか数%程度ですが、見かけ上「スマホの電池が減っている」と感じることもあります。
妖怪ではなく「電子の迷子現象」

こうしたトラブルは、まるで“バッテリーに憑りつく妖怪”のように感じられますが、実際には電子信号の迷子。
原因はほとんどが機器の誤認識や安価製品による制御エラーです。
あえて名前を付けるなら、「吸電鬼(きゅうでんき)」や「逆流坊(ぎゃくりゅうぼう)」といったところでしょうか。
安全に使うための対処法
もしスマホの電力が減っていくような現象が起こったら、以下を試してみましょう。
・信頼できるメーカー(Anker、Belkin、エレコムなど)のケーブルやバッテリーを使う
・USB-Aポートを使う(片方向給電なので安全)
・スマホ側の「リバースチャージ設定」をオフにする
・残量がほぼゼロのバッテリーは、まず単体で充電してから使用する
まとめ:バッテリーの「吸電現象」は現実に起こるが、防げる!
スマホの電力を吸い取るように見えるこの現象。
実際には、電子的な誤作動による一時的なものがほとんどです。
安価な製品や怪しいケーブルの使用を避け、信頼性の高いアクセサリーを選ぶことで防げます。
妖怪ではなく、ただの“電子の勘違い”──そう考えると少し安心ですね。
もし特定の機種で頻繁に起こる場合は、メーカー名や型番を確認し、サポートに問い合わせるのもおすすめです。
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