Apple Watchが命を救った――。そんなニュースがまた届きました。
今回は、アメリカ・コロラド州の山岳地帯で“目隠し状態”のまま滑落したハイカーが、Apple Watch Ultra 3の転倒検出(Fall Detection)によって救助へつながった事例です。
この記事では、AppleInsiderが報じた記事をもとに、事故の状況とApple Watchがどのように活躍したのか、そして山岳シーンにおけるApple Watchの安全機能の重要性を初心者の方にも分かりやすく紹介します。
視界ゼロのまま山肌を転げ落ちる…ハイカーを襲った予期せぬ事故
遭難したのはコロラド州ブリッケンリッジ周辺の山岳地帯をハイキングしていた Phong Le 氏。
ハロウィンの日、Father Dyer Peakへ向かう尾根で地図を確認しようと岩に寄りかかった瞬間、その岩が崩れ落ち、Le氏は斜面を滑落してしまいました。
さらに不運だったのは、滑落の衝撃でニット帽がずれ、視界が完全にふさがれたこと。
周囲の地形が見えないまま岩肌に何度もぶつかりながら落下し、「死を覚悟した」と語っています。
背中への強打、鋭い岩による裂傷――。それでも途中で「助かる可能性があるかもしれない」と思い直し、必死に姿勢を立て直そうとしていたといいます。
Apple Watch Ultra 3の「転倒検出」が自動作動。痛みをこらえて緊急通報へ
やがて滑落が止まり、Le氏が気づいたのはApple Watch Ultra 3のアラート音でした。
転倒検出が作動し、緊急通報のカウントダウンが始まっていたのです。
両手首に強い痛みがあったものの、なんとか画面を操作して通報を確定。
iPhoneも奇跡的に破損せず、救助隊との通話につながりました。
1時間にわたる通話で安全な場所へ移動するよう指示を受け、さらに3時間後、Summit County Search and Rescueの隊員により救出。
両手首の捻挫、腕や脚の裂傷、背中の打撲といった怪我はあったものの、骨折はなく、比較的軽傷で済みました。
「転倒検出がなければ…」Apple Watchの安全機能が山岳シーンで存在感
Le氏は「以前、軽い転倒でも転倒検出が作動したことがあるが、今回ほど“通報してほしい”と思ったのは初めてだった」と語ります。
特に山岳地帯のような携帯圏外や危険地形で活動する場合、Apple Watchの転倒検出や緊急SOS、さらにモデルによってはサイレン機能などが大きな助けになります。
2025年には同じコロラド州で、負傷した登山者がiPhoneの衛星経由テキスト送信機能で救助された例もあり、Apple製デバイスが登山シーンの“最後のセーフティネット”として存在感を増しています。
増え続ける「Apple Watchが命を救った」事例

Apple Watchの安全機能が救助につながった事例は2025年も数多く報告されました。
・Apple Watch Ultraのサイレンアラームが早期救助につながった潜水事故
・低心拍数の異常通知が腫瘍発見のきっかけとなった例
・急斜面で動けなくなった登山者を、iPhoneの衛星通信が救った例
これらはApple Watchが単なる腕時計ではなく、特にアウトドア活動で<strong「安全装備の一部」として機能していることを示しています。
まとめ:山を楽しむ人にこそ、Apple Watchの安全機能を知ってほしい
今回の事故は、視界が塞がれた状態での滑落という極めて危険なケースでしたが、Apple Watch Ultra 3の転倒検出が自動で作動し、救助の糸口となりました。
登山やハイキングを楽しむ方は、万一の事態に備えて
・転倒検出
・緊急SOS
・サイレン機能(Ultraシリーズ)
などの安全機能の使い方を一度確認しておくことをおすすめします。
自然の中では「一瞬の判断ミス」が命につながることもあります。
Apple Watchがあなたの“最後の味方”になるかもしれません。
Source:AppleInsider
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