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出張や旅行のとき、電源まわりの荷物がかさばりがちです。ノートパソコン用のACアダプター、スマートフォンの充電器、そしてケーブル。ホテルの部屋に着いたら、今度はコンセントが足りない。
サンワダイレクトが発売した5in1モバイルタップ「700-TAP094W」は、この面倒をまとめて引き受けようとする製品です。電源コードを本体に巻き取って収納でき、AC差込口2個とUSBポート3個で最大5台に給電できます。価格は4,982円(税抜)です。

80cmのコードを本体に巻き取れる
いちばんの特徴は、80cmの電源コードを本体へ巻き取って収納できることです。使わないときは本体に巻き付けてしまえるので、バッグの中でコードが絡まったり、デスクで余ったコードが場所を取ったりしません。
本体サイズは約幅9.9×奥行5.4×高さ5.3cm、重さは約217g。手のひらに収まる大きさです。80cmという長さも絶妙で、ホテルのベッド脇にある低い位置のコンセントから、机の上まで引き上げるにはちょうどいい寸法だと思います。

ACアダプターを3個持ち歩いていたところが、この1台とケーブルだけで済む。荷物としての差は見た目以上に大きくなります。
ポートは5つ。Type-Cは単独使用ならどちらも最大65W

ポートの内訳は次のとおりです。
| ポート | 数 | 単独使用時の出力 |
|---|---|---|
| AC差込口 | 2個 | 合計1400W(14A・100V) |
| USB Type-C | 2個 | 各最大65W |
| USB A | 1個 | 最大18W |
注目したいのは、USB Type-Cが2つとも最大65Wに対応している点です。片方だけが高出力という製品も少なくないなか、どちらに挿しても65Wを引き出せます。
ただしこの65Wは、そのポートだけを使ったときの上限です。USB全体の最大対応出力は65Wで、複数のポートを同時に使うと次のように分配されます。
| 同時に使うポート | 出力の分配 |
|---|---|
| Type-C1+Type-C2 | 45W+20W(合計65W) |
| Type-C1+USB A | 65W+18W |
| Type-C1+Type-C2/USB A | 45W+15W(合計60W) |
つまり、Type-Cを2つとも埋めるとType-C1側が45W、Type-C2側が20Wという配分になります。1台だけ挿すならどちらでも65Wですが、2台挿すならノートパソコンはType-C1側に。ここは覚えておいたほうがいい点です。
ノートパソコンのACアダプターを置いていける

USB Type-CはUSB Power Deliveryの最大65Wに対応しています。65Wは、モバイル向けの13〜14インチノートパソコンであれば足りることが多い出力です。一方で、MacBook Pro 14インチのように70Wや96WのACアダプターが付属する機種もあり、その場合は充電できても本来の速度は出ません。
それでも、ノートパソコン用のACアダプターを別に持ち歩かなくてよくなる可能性はあります。出張の荷物で地味に重いのがこのアダプターなので、置いていけるなら効果は小さくありません。手持ちのパソコンが何Wで充電されるかは、付属アダプターの表記を確認しておくと確実です。
L型プラグを採用しているので、壁際のコンセントに挿してもケーブルが手前に飛び出しにくくなっています。ホテルの狭い机まわりでは、この形状が効いてきます。
安全まわりの作り

電源まわりの製品なので、安全設計も確認しておきます。
・AC差込口に、未使用時のホコリや異物の侵入を抑える安全シャッターを搭載
・AC差込口には熱による変形や溶けを起こしにくいユリア樹脂を採用
・過電流保護機能を搭載
・接続機器に合わせて出力を調整する自動識別ICを搭載
・PSE適合規格に対応
・コードは二重絶縁ケーブル
持ち運ぶ電源タップは、カバンの中で押されたり引っ張られたりと、据え置きより過酷な使われ方をします。モバイルバッテリーの事故やリコールも毎年報告されているとおり、電源まわりは基本を押さえた製品を選んでおきたいところです。
スマートウォッチ派が気をつけたいこと
1台で電源をまとめられる製品ですが、スマートウォッチの充電には専用の充電器が必要です。Apple WatchもGalaxy WatchもGarminも、USB Type-Cケーブルを直接挿して充電することはできません。
とはいえ、多くのスマートウォッチの充電器はUSB Type-CやUSB Aで給電するタイプなので、この製品のUSBポートに挿して使うことになります。USB Aが1個、Type-Cが2個あるので、パソコンとスマートフォンとウォッチを3台同時に挿すこと自体はできます。
ただし前述のとおり、3ポートを同時に使うとUSB全体では合計60Wに収まり、ノートパソコン側は45Wになります。パソコンの充電を急ぎたい日は、ウォッチだけ先に満充電にしておくといった使い分けをすると気持ちよく回ります。
ウォッチの充電器そのものを軽くしたい方は、ケーブル込みで21gという小型のApple Watch充電器もあわせて検討してみてください。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | 700-TAP094W |
| 販売価格 | 4,982円(税抜) |
| AC差込口 | 2個(14A・100V/合計1400Wまで) |
| USBポート | USB Type-C×2(単独時 各最大65W)、USB A×1(最大18W) |
| USB最大対応出力 | 65W(C1+C2は45W+20W、3ポート同時は45W+15W) |
| 電源コード | 80cm・本体巻き取り収納・二重絶縁ケーブル |
| プラグ形状 | L型 |
| 本体サイズ | 約幅9.9×奥行5.4×高さ5.3cm |
| 重量 | 約217g |
| 安全機能 | 安全シャッター、過電流保護、自動識別IC、ユリア樹脂の差込口、PSE適合 |
まとめ
サンワダイレクトの5in1モバイルタップ「700-TAP094W」は、80cmのコードを本体に巻き取れる持ち運び向けの電源タップです。AC差込口2個とUSB3ポートで最大5台に給電でき、USB Type-Cは単独使用ならどちらも最大65Wに対応します。
約217gという重さは、ノートパソコン用のACアダプター1個ぶんと考えれば納得できる範囲です。アダプター類をまとめて減らせるなら、荷物としては軽くなるという設計になっています。
出張や旅行が多い方、あるいはコンセントが足りないデスクで悩んでいる方にとっては、素直に効く1台だと思います。
Source: サンワサプライ株式会社 プレスリリース(2026年9月8日)/サンワダイレクト 商品ページ(製品画像はプレスリリースより)
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