DreameがIFA 2026で3カテゴリーを同時発表|初のスチーム式ロボット掃除機、42度を登る芝刈り機、55.9gで8K撮影のミニカメラ

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IFA Berlin 2026のDreameブース外観。天井に大きくDREAMEのロゴが掲げられ、その下に「NO.1 ROBOT VACUUMS」の表示と多くの来場者が写っている

ロボット掃除機のメーカーが、芝刈り機とカメラを同じ日に出してきました。

Dreame Technology Japanは2026年9月14日、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA Berlin 2026(現地時間9月4日〜8日)で発表した新製品群を公表しました。内容はロボット掃除機、ロボット芝刈り機、そしてミニカメラの3カテゴリーです。

掃除機の会社という認識で見ると、かなり幅が広がっています。順に見ていきます。

IFA 2026には5年連続の出展

IFA Berlin 2026のDreameブース。ロボット掃除機が5台並んだ展示台の上に「DREAME」のロゴが掲げられている

ロボット掃除機の展示台。複数モデルが並んだ(画像:Dreame)

DreameはHall 7.1aのブースを中心に、7.1aと7.1bにまたがる大型ブースを構えました。IFAへの出展は2022年が初で、今回で5年連続、規模はこれまでで最大とのことです。

会期中のプレスカンファレンス「Dreame Innovation Launch」では、「Redefining Tomorrow’s Home(明日の住まいを再定義する)」というビジョンのもと、スマートホームを超えた新カテゴリーへの展開が語られました。

欧州事業を統括するSean Chen氏は「家庭の掃除から庭の手入れ、アイデアを形にする創作活動に至るまで、そのビジョンがどれほど進化してきたかを示しています」とコメントしています。掃除機・芝刈り機・カメラという組み合わせは、この一文のとおりの並びです。

初のスチーム式ロボット掃除機「Aqua20 Pro Ultra Roller X Complete」

発表の中心は、Dreame初となるスチーム式のロボット掃除機です。

180℃のスチームで乾いた汚れをゆるめ、そのあと温水で拭き取るという2段構えになっています。メーカーによれば、この工程で99.999%の細菌除去率を実現したとのこと(第三者検証機関SGSの試験結果に基づく数値)。

項目 内容
スチーム 180℃のコアスチーム源。4つの噴出口から放出
モップ伸長 最大8cm(Aqua10 Ultra Roller Completeの2倍)
圧力・回転 18Nの下方向圧力、300RPMのローラー回転
吸引力 40,000Pa
障害物認識 320種類以上を識別、最小10mmを検知して0.1秒以内に反応
乗り越え 単層5cm、二層10cmまで
モップ洗浄 100℃の温水で自動洗浄

面白いのは適応学習という新機能です。清掃中に動く物体に反応して、経路をその場で組み直します。ペットのいる家庭で無駄な停止や迂回を減らす狙いだと説明されています。

カーペットに乗り上げるときはローラーモップのカバーが自動で閉じ、サイドブラシ10mm・メインブラシ5mm・モップ15mmがそれぞれ持ち上がる仕組みも入りました。

Dreameのロボット掃除機については、当サイトでも実機を使って検証してきました。スチーム式がどこまで実用になるかは、日本の住環境で試してみたいところです。

ロボット芝刈り機「A4 AWD Pro Series」

IFA会場に展示されたDreameのロボット芝刈り機A4 AWD Pro。芝生を走る本体のパネルと、EdgeMaster 4.0の説明が並んでいる

A4 AWD Pro Series。EdgeMaster 4.0による0cmエッジカットを訴求していた(画像:Dreame)

日本ではなじみが薄いカテゴリーですが、欧州では需要のある製品です。

認識系はOmniSense 4.0という4-in-1構成で、360°3D LiDAR、衛星とネットワークのデュアルRTK測位、双眼AI視覚、そして新たに加わったデュアルサイドセンサーを組み合わせます。300種類以上の障害物を認識し、赤外線センサーが境界付近の人やペット、小動物を検知します。

項目 内容
対応面積 最大3,500平方メートルと5,000平方メートルの2モデル
エッジカット EdgeMaster 4.0の伸縮アームで0cmエッジカット
走破性 全輪駆動で最大90%(42度)の斜面、7cmの障害物
切断 40cmデュアルディスク・12ブレード
バッテリー 36Vプラットフォーム・324Wh
セキュリティ 4G内蔵。盗難防止追跡、持ち上げアラート、映像モニタリング、人物検知
防水 IPX6(ホース洗浄対応)

42度の斜面を登れる芝刈り機というのは、数字だけ見るとかなりのものです。4G通信で盗難対策までカバーしているあたりに、屋外に置きっぱなしにする機器ならではの設計が出ています。

55.9gのミニカメラ「LEAPTIC Cube」

Dreameのミニカメラ LEAPTIC Cube。白と黒の2色の本体が浮かび、前面のディスプレイに人物の映像が映っている

LEAPTIC Cube。前面にディスプレイを備える(画像:Dreame)

3つのうち、当サイトの領域にいちばん近いのがこれです。

本体重量は55.9g。ハンズフリーやウェアラブルでの使用にも対応するとされており、身につけて日常や旅行を記録する用途を想定しています。

項目 内容
重量 55.9g
動画 最大8K/30fps、4K/60fps HDR、4K/120fpsスローモーション。10bit、13.5ストップ
写真 5,000万画素
レンズ 155°超広角。GyroSteady AI手ブレ補正
AI 音声アシスタント「Hi, Moko」、シーン認識、トラッキング、ポートレート美顔補正
防水 最大10m
稼働時間 単体で最大110分、Magnetic Battery Cube併用で最大210分
その他 内蔵ストレージ64GBまたは128GB、Wi-Fi 6、USB 3.1、約19分で80%充電

スペックだけ見ると、アクションカメラの主要どころと真正面から競合する内容です。掃除機メーカーがこの領域に入ってくるというのは、なかなか予想しにくい展開でした。

身につけて撮るカメラは、骨伝導イヤホンにカメラを積む製品のように、ウェアラブル側からも近づいてきている領域です。どちらから攻めるのが正解なのかは、まだ定まっていません。

日本での発売は明らかにされていません

ひとつ注意点があります。

今回の発表はIFAというドイツの展示会で披露された内容で、日本での発売時期や価格は公表されていません。国内で展開されるかどうかも、現時点では分かりません。

とくにロボット芝刈り機は、庭の広さの前提が日本とはかなり違います。3,500平方メートルという数字は、日本の一般的な住宅の庭とは別の世界の話です。

まとめ

DreameがIFA 2026で、スチーム式ロボット掃除機「Aqua20 Pro Ultra Roller X Complete」、ロボット芝刈り機「A4 AWD Pro Series」、ミニカメラ「LEAPTIC Cube」を発表しました。

掃除機は180℃スチームと温水拭きの組み合わせ、芝刈り機は0cmエッジカットと42度の登坂、カメラは55.9gで8K撮影。それぞれのカテゴリーで、数字としては強い内容が並んでいます。

日本での展開は未定ですが、55.9gのミニカメラは身につけて使う前提の設計なので、国内に来れば当サイトでも追いかけたい製品です。

Source: Dreame Technology Japan株式会社 プレスリリース/IFA Berlin 2026/画像:Dreame

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