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加湿器と聞くと、冬のあいだだけ部屋の隅に置き、春になったらしまう白い家電を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。moyaの「moya Ultra 2.0」は、出しっぱなしにしても部屋になじむことを考えた、家具に近い見た目の加湿器です。外装はステンレス製で、装飾を省いた角柱形をしています。2026年9月19日にGREEN FUNDINGで先行販売が始まり(10月31日22時まで)、一般販売の予定価格は税込129,800円です。円筒形の「moya Craft(2026年モデル)」も、公式ストアで税込74,800円で販売されています。
見た目と仕組みにお金をかけた2台が、どんな人に向くのかを整理します。
ステンレスの外装で家電らしさを消した角柱形と円筒形

2台とも外装はステンレス製です。Ultra 2.0は、ステンレスの角柱に白い天面を載せた縦長のボディで、床に置くと細い柱のように立ちます。メーカーの設置イメージでも、レザーのソファやチェアの横に、家具の1つとして並べています。

Craftは、ステンレスの円筒に1枚の蓋を載せただけの形です。本体に残したボタンは電源だけで、運転の切り替えやスケジュールはスマートフォンアプリにまとめています。窓辺やリビングの床に置いても、家電が置いてある印象になりにくいデザインです。


水道水を純水に変えて0.05〜0.5μmのミストで出す

moyaの2モデルは、タンクに入れた水道水を本体内の「IonCellカートリッジ」でろ過し、ミネラルなどをほとんど含まない純水にしてから霧にします。霧化ユニットでつくったミストのうち大きな水滴は内部で取り除き、0.05〜0.5μmの細かい粒だけを部屋に送り出す仕組みです。メーカーはこれを「純水ナノミスト」と呼んでいます。
水道水をそのまま霧にする超音波式の加湿器では、水に含まれるミネラルが家具や床に白い粉となって残ることがあります。moyaは純水を霧にするため、この白い粉が出にくいとしています。タンクの中に汚れやぬめりが付きにくい点も、メーカーが挙げる特長です。
Ultra 2.0は1時間に1,600mL 最大74㎡のリビング向け

Ultra 2.0の加湿量は1時間あたり最大1,600mLです。適用床面積はプレハブ洋室で最大74㎡(44畳)、木造和室で最大44㎡(27畳)で、広いリビングでも1台で足りる大型機です。タンク容量は10Lあります。
Craftの加湿量は450mL/hなので、Ultra 2.0は3倍以上の量を出せる計算です。部屋の広さで選ぶなら、20畳を超える空間はUltra 2.0、寝室や個室はCraftという分け方になります。
離れた場所の湿度センサーで加湿量を自動調整

Ultra 2.0には、本体とは別に置くワイヤレスの湿度センサーが付属します。一般的な加湿器は本体の中で湿度を測るため、加湿器のすぐそばの湿度しか分かりません。moyaはソファやベッドの近くなど、人が過ごす場所にセンサーを置き、その湿度に合わせて運転します。湿度が足りなければ加湿し、目標に近づけば運転を控えめにするので、何度も手で設定を変える必要がありません。
操作はスマートフォンアプリで行います。Ultra 2.0で新しく加わった「オールシーズンモード」では、秋冬は加湿と浮遊ウイルスの減少、春夏は浮遊ウイルスの減少を目的にした運転をアプリが自動で切り替えます。「加湿器は冬だけ出して、あとはしまっておく」という使い方を変えようとしているわけです。
IonCellの交換時期は、アプリが噴霧した量から計算して知らせ、本体のランプでも分かるようになっています。
密閉した試験室で120分後に浮遊ウイルスが99.99%減少
moyaは安藤ハザマ技術研究所と共同で、純水ナノミストが空気中のウイルスをどれだけ減らすかを調べています。試験は12.96㎥の密閉された試験用チャンバー内で、ウイルスの代わりに大腸菌ファージを使って行われました。moya Ultraを2分間運転して純水のミストを出したところ、120分後に浮遊ウイルスが99.99%減ったという結果です。
メーカー自身も、この数字は密閉した試験室での結果で、実際に暮らす部屋での効果を保証するものではないと明記しています。換気や人の出入りがある部屋で同じ数字になるわけではなく、感染を防ぐ効果をうたうものでもありません。加湿器として選んだうえで、空気の扱いにこだわった設計の1つとして見るのがよさそうです。
電気代は6か月で約23,436円の差 消費電力は145W

Ultra 2.0の消費電力は145Wです。メーカーは、同じくらいの加湿量を持つ一般的なハイブリッド式加湿器(消費電力670W)と比べた電気代の試算を出しています。1日8時間使うと、1日の消費電力量はハイブリッド式が5.36kWh、Ultra 2.0が1.16kWh。電力料金の目安単価31円/kWhで6か月使った場合、差は約23,436円になるとしています。
ヒーターで温めるタイプの加湿器と比べると、本体価格の差を電気代で少しずつ取り戻す形になります。ただし交換用のIonCellカートリッジ代が別にかかる点は、あわせて考えておきたいところです。
moya Craft(2026年モデル)は450mL/hで寝室や個室向け

Craftは直径約230mm、高さ約448mm、重さ4.8kgの円筒形モデルです。加湿量は450mL/hで、適用床面積はプレハブ洋室で最大21㎡(13畳)、木造和室で最大13㎡(8畳)。タンク容量は4.5Lです。

運転音は約32dBと静かで、寝室に置いても眠りの邪魔になりにくい設計です。運転モードの切り替えや曜日・時間ごとのスケジュール運転は、スマートフォンアプリで行います。カラーはホワイトとブラックの2色です。
寝室向けの加湿器では、ブルーエアも小型の加湿器H21を10月30日に発売します。価格は23,100円で、ブルーエアの寝室向け加湿器H21の記事で紹介しています。
主な仕様
| 項目 | moya Ultra 2.0 | moya Craft(2026年モデル) |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 129,800円(一般販売予定価格) | 74,800円 |
| 加湿量 | 1,600mL/h | 450mL/h |
| 適用床面積 | プレハブ洋室 最大74㎡(44畳) 木造和室 最大44㎡(27畳) |
プレハブ洋室 最大21㎡(13畳) 木造和室 最大13㎡(8畳) |
| タンク容量 | 10L | 4.5L |
| 消費電力 | 145W | 最大38W(噴霧時) |
| ミストの粒の大きさ | 0.05〜0.5μm | |
| 霧化方式 | 超音波振動方式 | |
| サイズ・重さ | 非公開 | 直径約230mm×高さ約448mm、4.8kg |
| 付属の湿度センサー | ワイヤレス湿度センサー | — |
| 交換用IonCellカートリッジ(税込) | 8,800円 | 7,700円 |
交換用のIonCellは、ケースごと替えるカートリッジのほかに、中身だけを替える「交換用パック2個入り」(税込8,800円)も公式ストアで販売されています。交換の目安は使う頻度や水道水の水質で変わります。
価格・販売店
Ultra 2.0はGREEN FUNDINGで10月31日22時まで先行販売しています。たとえば1台のプランは一般販売予定価格から25%引きの税込97,350円で、10月31日までに決済すると11月上旬に届く予定です。プランごとに数量の上限があります。
GREEN FUNDINGでmoya Ultra 2.0のプロジェクトを見る
Craft(2026年モデル)はmoyaの公式ストアで販売中です。
moya公式ストアでmoya Craft(2026年モデル)を見る
家電量販店や百貨店、インテリアショップ、Amazonなどでも取り扱う予定です。
加湿器に10万円以上を払うかどうかは、部屋の広さと、白い粉や電気代にどれだけ困っているかで決まります。ほかの加湿器や空気まわりの家電の新製品は、下の記事でも紹介しています。
Source: moya Ultra 2.0 公式サイト、moya Craft 公式サイト、GREEN FUNDING
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