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「スマートウォッチ」の定義とは? 紛らわしい呼称と各々の定義・機能の違いを徹底解説!

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2024.07.03

スマートウォッチはブランドや製品によって「フィットネストラッカー」「スマートバンド」「コネクテッドウォッチ」「ハイブリッドウォッチ」などなど呼称が変わります。

それぞれの呼称の違いは何なのか?

そもそもスマートウォッチの定義とは?

そういった素朴な疑問を今回の記事では紐解いていきます!

そもそも「スマートウォッチ」の定義とは?


まず、そもそも「スマートウォッチ」がどのような定義なのか、様々なウェブサイトで確認してみました。

・「小型のタッチスクリーンとCPUを搭載した、多機能な腕時計型のウェアラブルデバイス」(Wikipediaより)
・「CPUが内蔵された腕時計のようなデザインの電子機器」(ビックカメラ.com)
・「腕時計のように手首に付けるウェラブルデバイス」(Amazon「スマートウォッチ特集」より)
・「スマートフォンと連携して着信やメール、各種アプリの通知を確認したり、血圧や心拍数、消費カロリーなどを計測して健康管理などができる、腕時計型のウェアラブル端末のこと」(ケーズデンキ オンラインショップ)
・「スマホと連動することで様々な便利機能が使える腕時計型のウェアラブル端末のこと」(ヨドバシ.comより)
・「腕時計と同じ要領で手首に装着して用いられるウェアラブルデバイスの総称である。時計としての(時刻確認・計測)機能に加えて、受話・メッセージ受信・音楽再生といったスマートデバイスの機能を兼ね、多くの製品は活動量計としての機能も備える」(IT用語辞典バイナリより)

上記の各記述で共通するのは「腕時計のように腕につけるもの」「時計以外にも複数の便利な機能がついていること」といった点。

また「CPUを内蔵している」「スマートフォンと連動する」という点も、スマートウォッチと呼ばれる製品に多く見られる特徴。

このあたりの要素がスマートウォッチの基本的な定義といえそうです。

「IT用語辞典バイナリ」の定義が、いちばん丁寧で詳しい感じがしますね。

なお「タッチスクリーンを搭載」という定義は入らないの?と思う方もいるかもしれませんが、ごく一部で搭載していないスマートウォッチもあり、スマートウォッチの必須機能とは言えません。

では以下では他の呼称の製品についても見ていきましょう。

「フィットネストラッカー」や「アクティブトラッカー」と呼ばれる製品は?

Fitbitの『Inspire』シリーズには「フィットネストラッカー」、Garminの『vívosmart 4』には「アクティビティトラッカー」「アクティブトラッカー」という呼称が公式サイト上でも使われています。

これらの製品の共通点は、「ウォッチフェイス(時計の画面)が比較的小さなバンド型のスマートウォッチであること」「日常の歩行や運動などのトラッキングがメイン機能の一つであること」「価格帯が比較的リーズナブルであること」などです。

そのため「フィットネストラッカー」「アクティビティトラッカー」と呼ばれる製品は、「歩行や運動の記録がメインのバンド型のスマートウォッチなんだな」と考えておけばOK。

スマホの通知を受け取ったりする機能はあっても、それはあくまでオマケで、詳しい内容を見たり返信をしたりはできない(できてもそうした作業には向いていない)機種が多い……と考えておきましょう。

「スマートバンド」と呼ばれる製品もあります

そのほかに「スマートバンド」という名称も、大手ブランドの製品でよく使われています。

上の画像は中華系のコスパ最高のブランドと名高いXiaomiの「Xiaomi Smart Band 8 Pro」です。

こちらの製品のように、スマートバンドと呼ばれる製品は、時計の画面が腕時計のバンド程度(バンドと同じ程度の幅か、少し広いくらい)なのが特徴。

つまり、細身で比較的小さな画面を持った製品によく使われる呼称です。

機能については、「スマートウォッチ」と呼ばれる製品と何ら変わらないので、スマートウォッチの一種の呼称と考えてよいでしょう。

ただ、スマートバンドと呼ばれるモデルは、ケースのサイズが控えめで、価格も抑えめ(1万円以下のものも多く、高くても2万円前後くらい)なのも共通点。

大型の画面を持ったApple WatchやGalaxy Watchなどのスマートウォッチと比べると機能も控えめです。

ただ、そのぶん価格の安さや軽さにメリットがあり、機能が控えめなぶん、初心者の人には使いやすいというメリットもあります。

高級機種に多い「コネクテッドウォッチ」の呼称


TAG Heuer Connected Calibre E4 Bright Black Edition とTAG Heuer Connected Calibre E4 Golden Bright Edition

タグ・ホイヤーの『タグ・ホイヤー コネクテッド』、セレブブランド・ウブロの『ビッグ・バンE』、シチズンの『シチズン コネクテッド』などのモデルに「コネクテッドウォッチ」という呼称が使われています。

これらの腕時計の共通点は、「アナログ時計風の文字盤が用意されていること(そもそも文字盤がタッチスクリーンではなくアナログ式表示のものもあり)」、「高級時計のような洗練されたデザインのこと」といった点です。

実際、『タグ・ホイヤー コネクテッド』については、「機械式時計と同じ情熱とディティールへのこだわりでデザイン設計した」という関係者のコメントも残されています。

そのため「コネクテッドウォッチ」と呼ばれるスマートウォッチは、デザインの洗練度も高く、見た目はスポーティというよりエレガント。

デザインや素材や内部の機構にも強いこだわりが感じられます。一方で価格帯はかなり高めです。

なお「コネクテッドウォッチ」と呼ばれるスマートウォッチの機能は、製品により違いが大きいです。

『シチズン コネクテッド』の機能はスマホの通知を受け取れてライフログも取れる程度ですが、タグ・ホイヤーの「タグ・ホイヤー コネクテッド」やウブロの「ビッグ・バンE」はWear OSを搭載。画面もタッチスクリーンで、スマートウォッチとしてもガシガシ使える性能です。

アナログ針を備えたモデルが多い「ハイブリッドウォッチ」

スマートウォッチ『GLAGOM ONE』

アナログの針とデジタルディスプレイを搭載した『FOSSIL Hybrid HR』や、2針のアナログ時計と電子ペーパーディスプレーを組み合わせたスマートウォッチ『GLAGOM ONE』には「ハイブリッドウォッチ」「ハイブリッドスマートウォッチ」という呼称が使われています。

この呼称が使われるスマートウォッチの特徴は、「アナログ時計とデジタル時計のハイブリッドのスマートウォッチである」ということ。特にアナログの針が使われたスマートウォッチに、この呼称が使われることが多いです。

この呼称で呼ばれるスマートウォッチには、見た目がスタイリッシュなものが多いですが、アナログ要素を取り入れたスマートウォッチのため、スマートウォッチとしての機能はミニマルなものが多め。

Apple Watchのような多様な機能はありません。

「ファッション性重視で腕時計を選びたいけど、スマートウォッチとしての簡単な機能も欲しい……」という人は、「ハイブリッドウォッチ」という言葉で検索をすると希望に合ったスマートウォッチが見つかるかもしれません!

ウェアラブルデバイスと呼ばれることもある

そのほか、スマートウォッチ製品が「ウェアラブルデバイス」「ウェアラブル端末」という呼び方をされることも多いです。

「ウェアラブルデバイス」というのは最初に紹介したスマートウォッチの定義でも

・「小型のタッチスクリーンとCPUを搭載した、多機能な腕時計型のウェアラブルデバイス」(Wikipediaより)
・「腕時計のように手首に付けるウェラブルデバイス」(Amazon「スマートウォッチ特集」より)

といった形で登場していましたが、スマートウォッチより幅の広い言葉。

定義としては「手首や腕、頭など身体に装着するコンピューターデバイス」といった言い方ができるでしょうか。

なので、時計っぽい見た目で「ウェアラブルデバイス」と呼ばれている製品があったとしたら、まずスマートウォッチだと考えてよいでしょう。

スマートウォッチのほかにもメガネ型のスマートグラスや、ヘッドセッド型のAR・VRデバイス、指に付けるスマートリングなども「ウェアラブルデバイス」と呼ばれる製品の代表例。

健康計測機能や音楽再生機能を備えたネッククーラーなども、ウェアラブルデバイスといえるでしょう。

結論:どの呼び方の製品も「スマートウォッチ」です


「フィットネストラッカー」「コネクテッドウォッチ」「スマートバンド」「ハイブリッドウォッチ」などなどの呼称があるスマートウォッチ。

結論としては、「それぞれの呼称ごとに製品としての特徴に違いはある」、「しかし、基本的にはどの呼称の製品もスマートウォッチの一種と考えて差し支えない」といえます。

そのほか「ウェアラブルウォッチ」「ウェアラブルデバイス」などの呼称もあるので、見ている人は混乱してしまうかもしれませんね。

当サイトでも、こういった製品の呼称はできる限り整理・精査したうえで紹介していこうと思います!


●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者6000人程度)でも各種レビューを行っています! ※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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