検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. REVIEW
  3. SUUNTO 9 使用レビュー【丹沢登山編】

SUUNTO 9 使用レビュー【丹沢登山編】

REVIEW

2019.06.24

山登り初心者のSmartWatchLife編集部Sですが、SUUNTOの実力を試すべく、初めての丹沢に行ってまいりました。

今回使用するSUUNTO 9はGPSスポーツウォッチのSUUNTOの中でもフラッグシップ機に位置づけられるシリーズ。登山・トレッキングに最適な機能が満載でした。まずは簡単に同モデルについて説明しておきます。

SUUNTO9とは



タフなバッテリーと最新のGPSを搭載
アウトドアスポーツを楽しむアクティブなアスリートのためのマルチスポーツ対応GPSスマートウォッチ。GPSを使用した状態でも最大120時間のバッテリー駆動が可能なモデルです。

Suunto独自のFusedTrack™アルゴリズムにより、GPSとモーションセンサーのデータを組み合わせることで、軌道と距離の精度が向上。これにより、精度を大幅に損なわずGPS消費電力を低下させ、バッテリー寿命を延ばすことを実現しました。ケース幅50㎜。100m耐水。

搭載スペック

Amazonで詳細を見る

まずは出発前の事前準備で、今回予定している塔ノ岳を目指すルートの中でも「距離は短いがその分一気に頂上まで登る」という大倉尾根コース(別名:バカ尾根)をSUUNTOに登録。これはMoveslinkというサイトから登録します。本当にたくさんのルートが掲載されていて、端末には9つのルートを同時に記録できます。

当日、電車とバスで出発点となる大倉バス停に到着しましたが、、、天気予報が悪い方に外れて結構な雨が降っています。う〜ん。気持ちよく登山を楽しみたかったのですが、これは仕方ない。

事前に用意していたルートを呼び出して、さあスタートです。

SUUNTOがあれば初めての山道でも迷わない

ただ、早速どっちにスタートしていいのかわからなくなります。いろんなルートの出発点になっているからか、登山者がいろんな方向に散らばっていきます。
ただ、そんな時にSUUNTOを見れば自分がどちらの方向を向いているかも分かるし、迷いようがありません。ただのGPSならばどちらの方角を見て立っているのかわからないのでしょうが、そこはさすがコンパスのメーカー。すぐに目指すべき方角がわかり歩き始められました。

登山道入り口の看板を抜けると、もういきなりヘビーな山道です。
レインウエアを着て歩き始めましたが、蒸し暑くて中から汗でぐっしょり。雨で濡れるのを防いでいるのに開始10分くらいでなんだかずぶ濡れに。。
多少ストレスを感じながら登っていくと登山道の分岐点がありました。地図がなければ絶対に迷うところですし、もし事前に調べていたとしても「本当にこっちで合っていたのかな」と心配になるところですが、SUUNTOにルートを読み込んでいるのでここでも迷いません。
ここで雨の中スマホを取り出したり地図を取り出したりせずに道が分かるのですから、やっぱりSUUNTOを着けてきてよかった。

どのくらいの位置まで来ているかがリアルタイムでわかる

登っている最中も、先が長いのはもちろんわかっているのですが「あとどれくらい登るんだろう」とか「そろそろ平坦な道が来ないかな」とかも気になります。

そんな時もSUUNTOがいろいろと教えてくれます。
詳細地図でコース通りに進んでいるかの確認することはもちろん、ゴールまであとどれくらい登るのか、どんなペースで登っているのか、というようなことがかなり詳細にわかります。
私は事前に登録していませんでしたが、途中の山小屋などを登録しておけばその途中の目標までの距離などもわかります。




地図だけだと、次に来る険しさが分からなくて不安ですが、SUUNTOを使っていれば「このあたりで急な登りになるな」とか「すこしなだらかになるな」というのが分かるので心の準備もできます。いくら心の準備ができていても上り坂がつらいのには変わりないのですが。。。

SUUNTOのおかげで、ヒーヒー言いながらもなんとか頂上に着くことができました。

山頂から下りにももちろん役立つSUUNTO

山頂で一休みして、今度は下りです。もう一度ルート設定をしてスタートします。
塔ノ岳山頂を目指すルートはいくつかあって、下る時にも何度か分岐を迎えます。もちろんSUUNTOのルート表示があるので迷いません。まあ、ついさっき登ってきた道ではありますが意外と見える景色が違うので、こっちでいいのかなという気になります。

また、帰り道は下り坂なので登りに比べて少しペースが早くなりますが、その数値も一目でわかります。ゴールまでの距離がわかるので疲れ切った足でも「まだ着かないのか・・」と思うことなく「今これくらいのペースで歩いているので、だいたいどれくらいでゴールまで着くか」ということもわかります。山登り初心者の私にとっては、この「あとどれくらい頑張ればいいのか」がわかるだけでもとても有用でした。

ゴールした後には保存され、スマホで確認できる

こうやって、なんとかゴールまでたどり着くことができました。
帰りの歩数だけでも1万5000歩を超えていました。
これらの数値は記録され、SUNNTOアプリで見ることができます。


SUUNTOアプリで確認できるのは
・トータルのエクササイズ(トレッキング)時間
・走行距離
・時速
・歩数
・心拍数(平均・グラフ)
・リカバリータイム
・上昇&下降の距離
・温度
・平均速度
・1分当たりの歩数
・1kmごとのラップ(5kmごと、10kmごと)
・PTE・・これはSUUNTOが「自分にとって体力を向上させる運動だったか」を自動判定してくれるらしい。5段階で今回は2.5だったのでまあ「体力維持」と「体力向上効果」の中間くらいでしょうか。
・EPOC・・これはSUUNTOが「体力を回復させるために必要な酸素量」を割り出してくれます。今回は30という数値でした。

今回、SUUNTOを着用して初めての丹沢に挑みましたが本当に助けられました。山歩きの上級者にも有用だと思いますが、むしろ初心者にとってすごく便利な機能がたくさんあると感じました。

次は富士山にいくぞ!

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. 【チタン製で3,980円!】超軽量&小傷に強いApple Watchチタンバンドが新登場!

  2. 【徹底比較】Xiaomi Smart Band 10の進化ポイントは?前モデル「Smart Band 9」との違いを検証!

  3. 二宮和也さんのApple Watch投稿が話題に!「622kcal」の意味をスマートウォッチ専門メディアが徹底解説

  4. Apple Watchで使える電子マネーを完全解説!【2025年版】 Suica、QUICPay、iDをApplePayで使う方法とその便利さとは

  5. 【驚きの完成度】HUAWEI WATCH FIT 4 Pro レビュー!4万円以下で手に入る“Ultra級”スマートウォッチ

  6. Apple Watchの心電図は医療機器?スマートウォッチの医療機器認証をめぐる正しい知識

  7. 実際にやってみた!マイナンバーカードをiPhoneに追加する方法を写真つきで解説

  8. 激安から高級路線まで!ドン・キホーテのスマートウォッチまとめ【使用レビューリンクあり】

  9. iPhoneとApple Watchを同時に高速充電!CIOの2in1ワイヤレス充電器『NovaWave 3Way +』が登場

  10. 熱中症対策に役立つ2025年最新のスマートデバイス&アプリまとめ

   

NEW CONTENTS

  1. 水分補給を“見える化”!象印のスマートコースター「mizlog」実機レビューと使い方まとめ

  2. イタリア産高級本革×18Kゴールドの極上Apple Watchバンド。GOLDEN CONCEPTが新作を発表。

  3. 「Apple Watch・スマートウォッチ外来」続々誕生!国内外の最新活用事例まとめ

  4. 杏林大学医学部付属杉並病院が「スマートウォッチ外来」を新設!Apple WatchなどのPHR活用で次世代医療へ

  5. ウェアラブル血圧計「HUAWEI WATCH D2」が日本の病院で入院患者に初導入! 恵寿総合病院が実証実験を開始

  6. Apple Watchはなぜバッテリーが短い?「毎日充電でも買い」の理由を徹底解説

  7. Xiaomiスマートウォッチ 主要モデル&選び方ガイド【2025年最新版】

  8. 1万円以下で買える!コスパ最強のスマートウォッチ6選【Xiaomi・HUAWEIなど】

  9. Apple WatchはApple全体の売上の何%?将来性は?データから見る最新動向

  10. Apple Watchの心電図は医療機器?スマートウォッチの医療機器認証をめぐる正しい知識