新型コロナウイルスの感染拡大が長引く中で、在宅ワークの習慣も広まった昨今。
週5日の出社がすべて在宅ワークに切り替わった男性のなかには、「スーツを着る習慣がほとんどなくなった」という人もいるでしょう。
そうした服装の変化は、上場アパレル業者の業績にも現れています。
スーツ・フォーマルウェアを扱う上場企業は軒並み苦戦
帝国データバンクの調査によると、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響を受けた2020年度、上場アパレル業者45社のうち、2020年度の売上高が増収となった企業は8社(構成比17.8%)。減収企業は37社(同82.2%)。
増収となった企業には新業態「#ワークマン女子」で話題となったワークマン、子供服のほかベビー用生活必需品や育児用品を取り扱う西松屋チェーンなどが挙げられている一方、スーツ・フォーマルウェアを扱う企業は苦戦。
三陽商会、ラピーヌ、銀座山形屋、タカキュー、東京ソワールが30%以上減少となったそうです。
【参考記事】上場アパレル、8 割超が 2020 年度減収|TDBのプレスリリース
なお編集部員の筆者はもともと仕事でスーツを着る習慣はありませんが、コロナ禍では対面の取材や打ち合わせの機会も減少。
ジャケットを羽織る機会はほとんどなく、襟付きのシャツすら着る機会がかなり減りました。
同様に「日常の服装がラクなもの、ラフなものばかりになってきた」という人は多いでしょう。
Apple Watchのバンドでもステンレスやレザーの需要は減るはず
そうやってフォーマルな服装を着る機会が減れば、Apple Watchの替えバンドの人気にも変化が表れてくるでしょう。
スーツをはじめとしたフォーマルウェアに合うのはステンレスやレザーのバンドですが、どちらも見た目はいいものの、着け心地や耐久性は今ひとつ。
スーツを着る習慣が薄れれば、着用する人は減っていくはず。
一方でシリコンやナイロン素材のバンドは着け心地がよく、カジュアルでラフな服装と相性がいいので、コロナ禍では需要が伸びていることでしょう。
実際に筆者もナイロンバンドやシリコンバンドばかりを着ける機会が増え、重みのあるステンレスバンドや、水濡れの心配のあるレザーのバンドはあまり着けなくなりました。
コロナ禍を機に、バンドを「ラクなもの」に変えてみては?
そしてシリコン素材やナイロン素材のバンドは、やっぱりつけ心地が快適で腕も非常にラク。
一度慣れてしまうと、その快適さは手放せなくなります。
このコロナ禍は、これまで当たり前だった習慣を見直すいい機会でもあります。
「スーツやフォーマルな服装に合わないから」という理由でシリコンバンドやナイロンバンドを嫌厭していた方は、この機会に使ってみてはどうでしょうか?
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