検索
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. スマートウォッチの使い方、基礎知識
  3. スマートフォンやスマートウォッチに搭載の「磁気センサー」(コンパス)って何?

スマートフォンやスマートウォッチに搭載の「磁気センサー」(コンパス)って何?

加速度センサーやジャイロセンサーなど、多種多様なセンサーが搭載されているスマートフォンやスマートウォッチ。

そうしたセンサーの一種に「地磁気センサー」というものがあります。

このセンサーがどんな役割を果たすものなのか、そしてApple Watchではどのように活用されているのか。今回は、Apple公式の情報も交えながら、分かりやすくご紹介します。

地磁気センサーは「方位」を知るためのセンサー

地磁気センサーとは、読んで字の如く、地球の持つ磁気(地磁気)を検出するためのセンサーです。

……と聞くと、「そんなものを検出して何に使うの?」と思うかもしれませんが、実は私たちの生活の中で非常に身近な役割を担っています。

磁気といえば磁石。磁石にはN極とS極がありますよね。地球そのものも巨大な磁石のような性質を持っており、その磁気の向きを捉えることで「今どちらの方向を向いているのか」を知ることができます。

この仕組みを利用しているのが地磁気センサーで、そのため「電子コンパス」と呼ばれることもあります。

iPhoneやApple Watchの「コンパス」が使える理由

iPhoneやApple Watchには、標準で「コンパス」アプリがインストールされています。

普段あまり使わないという人も多いかもしれませんが、このアプリが正確に方位を示せるのは、デバイス内部に地磁気センサーが搭載されているからです。

さらに重要なのは、コンパスアプリだけでなく、地図アプリやナビゲーション機能でも、この地磁気センサーの情報が活用されている点です。

GPSが「どこにいるか」を把握するのに対し、地磁気センサーは「どちらを向いているか」を補完します。これにより、地図上で自分の向きが直感的に分かり、進行方向の把握がしやすくなります。

Apple Watchのコンパスアプリでできること

Apple Watchのコンパスアプリは、単に方角を示すだけの機能ではありません。

現在向いている方角に加えて、現在地や高度を表示し、さらにウェイポイントを使った位置管理や、行動履歴をたどるための機能も備えています。

具体的には、以下のような使い方が可能です。

・ウェイポイントを作成して、特定の地点を記録する
・ウェイポイント間の距離や方向を確認する
・一定の高度を超えたときに通知を受け取る
・最後にモバイル通信が利用できた推定位置を確認する
・バックトレース機能で、自分の足取りをさかのぼる

登山やハイキングなど、道に迷いやすい環境では、こうした機能が「今どこにいるのか」「どこから来たのか」を把握する助けになります。

表示の切り替えで分かる情報が変わる

Apple Watchのコンパスアプリには複数の表示モードがあり、Digital Crownを回すことで表示内容を切り替えられます。

初期表示では、画面中央に方角、内側のリングにウェイポイントが表示されます。さらにスクロールすると、ウェイポイントの相対位置をグリッドで確認でき、高度情報を立体的に把握する表示にも切り替わります。

また、Digital Crownを大きく回すことで、シンプルな大きなコンパス針と方角だけを表示する画面にも切り替えられ、瞬時に方向を確認したい場面に向いています。

ウェイポイントは「記憶の代わり」になる

コンパスアプリでは、自分で作成したウェイポイントだけでなく、Apple Watchが自動的に記録したウェイポイントも確認できます。

たとえば、車を駐車した場所や、最後にモバイル通信に接続できた推定位置、緊急SOSが利用可能だった地点などです。

これらは常に使う機能ではありませんが、「いざというときに役立つ保険」のような存在と言えます。

真北と磁北を切り替えられるのもApple Watchならでは

Apple Watchのコンパスは、磁北だけでなく「真北」を基準にする設定も可能です。

設定アプリから「真北を使用」をオンにすることで、地図や測量で使われる基準に近い表示に切り替えられます。

また、度分秒や十進角、UTMなど、位置情報の表記方法を切り替えられる点も、本格的なアウトドア用途を意識した設計と言えるでしょう。

Apple Watchのコンパス精度と注意点

Apple公式サポートでは、Apple Watchのコンパス機能について、精度や利用時の注意点も明確に説明されています。

まず知っておきたいのが、磁石がコンパスの精度に影響を与える可能性があるという点です。

Apple Watch本体や一部のバンドには磁石や磁気を帯びた素材が使われています。特に、レザーリンク、レザーループ、ミラネーゼループ、従来のスポーツループなどは、コンパスの表示に影響を与える場合があります。

一方で、2019年9月以降に発売されたスポーツループや、全バージョンのスポーツバンドは、コンパスへの影響がないとされています。

また、Apple Watch自体も磁石を内蔵しているため、登山やダイビングなどで別の物理コンパスを使う場合は、Apple Watchから離して読むことが推奨されています。

赤く回転する画面が表示されるときの対処法

コンパスアプリを開いた際に、赤く回転するレーダーのような画面が表示される場合があります。

これは、磁気環境が悪い、位置情報サービスがオフになっている、またはコンパスの調整が無効になっている可能性を示しています。

その場合は、周囲の磁性体から離れる、位置情報サービスをオンにする、iPhone側の設定でコンパスの調整が有効になっているか確認するといった対応が有効です。

地磁気センサーは「縁の下の力持ち」

地磁気センサーは、普段あまり意識されることのないセンサーですが、方位の把握やナビゲーションの正確さを支える、非常に重要な存在です。

Apple Watchのコンパスや地図表示が自然に使えるのは、加速度センサーやジャイロセンサーと連携しながら、この地磁気センサーが常に働いているからこそ。

アウトドアや災害時など、いざという場面で頼りになる機能だからこそ、その仕組みと注意点を知っておくと、より安心して活用できます。

Source:Apple サポート(日本)Apple Watch ユーザガイド

あわせて読みたい関連記事

スマートウォッチの機能や数値をより深く理解したい方には、各センサーがどのように測定しているのかをまとめた解説記事も参考になります。

スマートウォッチは心拍・歩数・高度をどう測る?主要センサー6種をやさしく整理
心拍数や歩数、高度といった基本データが、どんなセンサーの仕組みで測られているのかを初心者向けにまとめています。数値の意味が分かると、スマートウォッチの使い方も一段深まります。

スマホにも船にも飛行機にも搭載の「ジャイロセンサー」って何?

スマートウォッチやスマホで歩数が分かるのはなぜ?カギは「加速度センサー」

スマートウォッチやセンサーの仕組みをもっと知りたい方は、Smart Watch Life トップページもぜひチェックしてみてください。

●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチ専門ウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を中心に配信しています。

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. 【実機】Galaxy S26徹底レビュー!AI写真編集と進化した充電性能をチェック。Ultraとの違いは?

  2. 充電不要の決済スマートリング「EVERING」×ファミマ限定カラー登場 ブルー×グリーンの特別モデルが数量限定発売

  3. 南陽市が公開した「生成AIプロンプト集748例」が前代未聞のボリュームで凄すぎた

  4. 無料でここまで学べる。東大・松尾研「LLM大規模言語モデル講座」講義スライドという最強の学習資料

  5. Apple公式整備済製品のiPad、iPad(第10世代)・iPad mini 6・iPad Air(M2/M3)・iPad Pro各モデルが在庫あり【2026年1月19日】

  6. HUAWEI Band 10/11/11 Proを徹底比較|大画面化&単独GPS搭載でどれを選ぶべき?

  7. Galaxy S26 Ultraのプライバシーディスプレイが凄い! 覗き見防止の機能の仕組みと詳細

  8. Amazfit Active 3 Premium発表|20種トレーニング&乳酸閾値テスト搭載、初中級ランナー向け本格モデルが28,900円で登場

  9. ワンタッチ自動開閉が超便利なスマホ向けMagSafe四脚! Ulanzi SK-21レビュー|撮影の幅がメチャクチャ広がる

  10. HUAWEI Band 11/11 Pro発表 大画面化&単独GPS対応で“初めての1本”に最適な最新スマートバンド

   

NEW CONTENTS

  1. Metaが初のスマートウォッチを開発中?Apple Watchの対抗モデルが2026年登場か

  2. HUAWEIがキプチョゲと共同開発した次世代ランニングウォッチ「WATCH GT Runner 2」登場

  3. AI文字盤&ChatGPT連携を搭載したスマートウォッチ「QS40 第三世代」登場|早割で7,382円の特別価格に

  4. 【実機】Galaxy S26徹底レビュー!AI写真編集と進化した充電性能をチェック。Ultraとの違いは?

  5. Galaxy S26 Ultraのプライバシーディスプレイが凄い! 覗き見防止の機能の仕組みと詳細

  6. 【Amazon新生活セール】Pixel Watch 2(LTE)が46%オフ!26,800円の大型値下げで狙い目モデルに

  7. 【Amazon 新生活セール】スマートウォッチが続々値下げ中! 人気ブランドの最新セール情報まとめ(編集部調べ)

  8. Google公式noteで学ぶNotebookLM|資料整理・要約・分析をAIで効率化する方法

  9. iPhoneやApple Watchをかざして解錠!Aqara「J200」発表|Appleホームキー対応スマートロックが日本初登場

  10. スマホ水没でやってはいけないNG行動|修理専門店に聞いた初動ミス5選