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Apple Watch Ultraで利用できるOceanic+アプリケーションは、Appleの最も屈強な腕時計をパワフルで使いやすいダイブコンピュータに変える

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公開日:

 

Oceanic+アプリケーションとApple Watch Ultraで新たな深さに到達

(Apple Newsroomより転載)

2022年11月28日、Apple Watch UltraにOceanic+アプリケーションが登場し、Appleの最も屈強な腕時計が完全に有能で使いやすいダイブコンピュータに変わります。Appleとの提携によりHuish Outdoorsが開発したOceanic+とApple Watch Ultraのまったく新しい水深計と水温センサーにより、レクリエーショナルスキューバダイバーは毎日着用している腕時計をこれまで到達できなかった最大40メートルまでの深さに持っていくことができます。

Apple Watch UltraのOceanic+アプリケーションとiPhoneのコンパニオンアプリケーションは、先進的なダイブコンピュータのすべての主要機能、堅牢なダイブプラン、および包括的なダイビング後の体験を提供します。

「Huish Outdoorsでは、人間の冒険心を満たすことを目指しています。Apple Watch UltraのOceanic+は、久々にダイビング業界に登場した最大のイノベーションの1つです。私たちはすべての人にとってアクセスしやすく、共有しやすく、より良いダイビング体験を生み出しています」と、Huish OutdoorsのCEOであるマイク・ヒューイッシュ氏は述べています。

1950年代に最初のスキューバダイバーが世界の海の深い場所を探索するために潜った当時は、ダイブコンピュータの登場まで約30年ありました。80年代、90年代になっても、多くの認定ダイバーはまだ紙とペンを使ってダイブテーブルを作成していました。Bühlmann減圧アルゴリズムを使って深度と潜水時間を記録し、体への窒素負荷がかかり過ぎずに安全に潜れるようにしていました。


Huish OutdoorsのCEOであるマイク・ヒューイッシュ氏(写真)は、2009年に、人間の冒険心を満たすという明確なビジョンを持って会社を設立しました。

今日、Apple Watch Ultraがこの体験を完全に変え、すでにユーザーに知られ愛されているApple Watchの人気の機能をすべて搭載した、より便利でアクセスしやすいデバイスをレクリエーショナルダイバーに提供します。

「明確でタイムリーな情報をダイバーに伝えるためのパートナーが登場しました」と、Huish Outdoorsの製品開発・設計担当バイスプレジデントでOceanic+の開発を主導したアンドレア・シルヴェストリ氏は述べています。シルヴェストリ氏は、アプリケーションの公開に備えて腕時計に搭載したOceanic+を水中でテストしてきました。

彼は、Apple Watch Ultraは直感的に使えるので、ダイバーは、ほかのダイブコンピュータで必要となる暗算や複雑なボタンクリックに煩わされることなく、その瞬間の自分の環境に集中し続けることができると述べています。「Apple Watch Ultraは、大きく明るいRetinaディスプレイ、デュアルコアS8 SiP、コンパクトなサイズ、Digital Crown、専用のアクションボタン、さらに触覚さえも備えており、それらは非常によくデザインされていて水中でも気が付きやすくなっています。いまだかつてスキューバダイビングでこのようなものはありませんでした」とシルヴェストリ氏は述べています。

耐久レース、探検、冒険のためのApple Watch UltraはWR100の耐水性能を備え、水深計などのダイビングアクセサリの技術標準規格として国際的に認められているEN13319に準拠しています2。49mmのチタニウムケースとフラットサファイア前面クリスタルを採用した、これまでで最も大きく最も明るい最大2,000ニトのApple Watchのディスプレイを搭載しており、水中で非常に優れた視認性を提供します。アクションボタンをカスタマイズしてOceanic+アプリケーションのプレダイブ画面を表示でき、ダイビング中には、アクションボタンを押すとコンパス方位が表示されます。

「私たちの最初の目標の1つは、直感的に使えるようにすることでした。わかりやすいシンプルなフォーマットで表示されるので、Apple Watchの使い方を知っている人なら、このダイブコンピュータの使い方もすでに知っています」
マイク・ヒューイッシュ氏, Huish OutdoorsのCEO


Huish Outdoorsの製品開発・設計担当バイスプレジデントであるシルヴェストリ氏は、1998年に自身初のダイブコンピュータを設計し、Oceanic+の設計を主導しました。


シルヴェストリ氏は、包括的なダイブプランやダイビング後の体験など、Oceanic+がレクリエーショナルダイバーにもたらす可能性を非常に楽しみにしています。

シルヴェストリ氏は、自身初のダイブコンピュータを設計した90年代初めを振り返ります。「ほとんどのダイブコンピュータは似たようなアルゴリズムを使いますが、基本的に、その情報が何を意味するのかをユーザーが理解するには知識が必要とされます。私たちの新しいアプリケーションで最も革新的な点の1つは、ユーザーインターフェイスです。色、アニメーション、そして『上へ』『下へ』『止まれ』を示す矢印。これは情報を伝える最も簡単な方法です」

「私たちの最初の目標の1つは、直感的に使えるようにすることでした。わかりやすいシンプルなフォーマットで情報が表示されるので、Apple Watchの使い方を知っている人なら、このダイブコンピュータの使い方もすでに知っています。操作メニューはシンプルで、Digital Crownでのスクロールとアクションボタンの使用で、ダイビング中にダイブコンピュータのすべての機能を操作して使うことができます」とマイク・ヒューイッシュ氏は述べています。


Apple Watch UltraのOceanic+アプリケーションでは、メイン画面にダイバーの現在の深度、無減圧潜水時間、水温などが表示されます。


またOceanic+は、最大深度、浮上速度、バッテリー残量などの追加の情報も表示します。


Oceanic+アプリケーションは減圧不要限界、速すぎる浮上速度、安全停止ガイドなどの安全上の警告を発します。これらはすべて、複雑な情報を簡単に理解できるように賢く色分けされています。


ダイバーは、Apple Watch Ultraのアクションボタンを押して、ダイビング中にコンパスの向きを設定できます。

ユーザーがダイブプランナーで水面休息時間、深度、ガスを設定すると、特定の水深にダイバーが滞在できる限界時間を判断するために使用する指標のNo Deco(減圧不要)時間をOceanic+が計算します。このプランナーは、潮の干満や水温などのダイビング条件、さらには視界や海流などの現地の最新情報も統合します。ダイビング後には、GPSによる潜水場所や浮上場所などのデータが、ダイブプロファイルの概要とともにApple Watch Ultraに自動的に表示されます。iPhoneのOceanic+アプリケーションの概要では、潜水場所と浮上場所のマップのほか、深度、水温上昇率、減圧不要限界のグラフも提供されます。

Apple Watch UltraのOceanic+の最も直感的な機能の1つが触覚フィードバックです。ハードウェアとソフトウェアの両方の設計特性によりApple Watchが一連の振動でユーザーの手首をタップするので、ダイバーは厚さ7mmのウェットスーツを着用していても、水中で通知を感じられます。
触覚フィードバックは、日常使いのユーザーにとっては便利でシンプルな機能であり、水中においてはエコーのノイズを突き抜ける予想外の役割を果たします。

「水中での音の伝搬は空中よりもはるかにパワフルで、誰かと一緒にダイビングをしていてその人のダイブコンピュータが音を発すると、それが自分のビープ音なのかその人のビープ音なのか識別しにくいです。ビープ音が聞こえても、その方向はわからないのです。Ultra向けに設計された触覚を組み込むことによって、そっと優しく促して案内するような、とてもパーソナルな体験を生み出しています」と、シルヴェストリ氏は述べています。



Huish Outdoorsは世界中のダイビング拠点でOceanic+アプリケーションの厳格なテストを実施して公開に備えてきました。

Oceanic+アプリケーションは、飛行機搭乗禁止時間、水面休息時間、ダイブプランナーへのクイックアクセス、ダイビング設定、現在の標高、移動が許される最大高度、アプリケーションに戻るためのクイックアクセスボタンなどの重要な情報やツールに一目でアクセスできるコンプリケーションも提供します。プラン作成からダイビングを行うまで、最初の飛び込みから陸に戻る最初の一歩まで、ユーザーは自分のダイビングのあらゆる情報を記録および比較したり、アプリケーションから直接、ダイバー仲間と体験を共有したりできます。

ダイビングの体験がどのようなものか説明してほしいとダイバーに聞くと、様々なセンセーションを共有してくれます。ヒューイッシュ氏にとって、ダイビングは飛行のようなものであり、完全なリラクゼーションです。シルヴェストリ氏は瞑想の状態だと言います。「自分だけのための時間です。魚たちと幻想的な環境に囲まれ、自分と自分の呼吸だけがそこにあります」


ダイビング後のログブックにはインタラクティブなグラフが表示され、ユーザーはダイビングの瞬間ごとの深度、水温、上昇やその他の情報を確認できます。


アプリケーションのダイブプランナーは、ダイビングの最大3日前から、水面温度、水温、風、紫外線、潮の干満などの詳細情報を提供します。

10歳で認定ダイバーになり、現在Huish OutdoorsでOceanicのブランドマネージャーを務めるニック・ホリス氏は、未知へ挑むスリルについて次のように述べています。「水中で見ようとするものが岩礁でも沈没船でも、一番ワクワクするのは潜り始めです。運がよければ大きなイトマキエイやシュモクザメの群れに会えますし、イルカが見られることもあります。飛び込むたびに、まったく未知の世界が広がっています」

Huish Outdoorsのマーケティング担当バイスプレジデントであるオリヴィエ・ラゲット氏は、ダイビングを宇宙旅行になぞらえています。地上では得られない無重力状態と自由があると言います。

Oceanic+は、水中世界で待ち受けている冒険に足を踏み入れたい誰をも支援するために設計されました。このアプリケーションとApple Watch Ultraが連携して、安全に海を探索するために必要な複雑な計算をすべてこなし、ダイビング前、ダイビング中、ダイビング後を通じてシンプルでわかりやすい合図やガイダンスを提供します。

Oceanic+は、探検の世紀とコンピューティングの進展の半世紀に新たな章を刻みます。

「コンピュータがほぼ必須であるスポーツの1つが、スキューバダイビングです。すべての人が毎日スキューバダイビングをするわけではありませんが、私たちは、ダイビングは人々が楽しめるものであるべきであり、水中で時間を過ごすうちに、自然に対する敬意が深まると考えます。これは実は50年前のジャック=イヴ・クストーのメッセージでもあり、私たちはこの波に乗る必要があり、私たちはもっと多くの人に水中に潜ってもらう必要があります」とシルヴェストリ氏は述べています。


Oceanic+を生み出したHuish Outdoorsのチーム。左から順にニック・ホリス氏(Oceanicブランドマネージャー)、マイク・ヒューイッシュ氏(CEO)、オリヴィエ・ラゲット氏(マーケティング担当バイスプレジデント)、アンドレア・シルヴェストリ氏(製品開発・設計担当バイスプレジデント)。

価格と販売について

Apple Watch Ultra向けのOceanic+アプリケーションは、11/28よりApp Storeでダウンロードできます。
Oceanic+には、iOS 16.1搭載のiPhone 8以降またはiPhone SE(第2世代)以降とペアリングされた、watchOS 9.1搭載のApple Watch Ultraが必要です。
基本プランは無料で、深度、時間、最近のダイビングのログなど、多くの一般的なダイビング機能が含まれます。
減圧のトラッキング、身体組織負荷、ロケーションプランナー、無制限のログブック機能を利用する場合、Oceanic+は月額1,150円(税込)または年額10,200円(税込)です。年額14,800円(税込)でファミリー共有も利用でき、最大5人までアクセスできます。

お問い合わせ先
Apple Japan 広報部

(Apple Newsroomより転載)

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