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Apple Watchが免許証や車のカギになる未来が日本でも!? 世界の最新スマートライフ完全解説

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公開日: 最終更新日:

 

スマートウォッチやスマートフォンが私たちの日常を一変させつつあります。財布、カギ、免許証、身分証明書――これまで必須だったアイテムが、今や腕時計ひとつで代用できる時代に突入しようとしています。

アメリカの一部の州ではすでに運転免許証がApple Walletに対応。Apple Watchだけで車の運転・搭乗手続き・身分証明までこなせる生活が実現しつつあります。

そして日本でも2025年6月からマイナンバーカードのiPhone対応がスタート予定。日本でも今後はApple Watch中心の「完全手ぶら生活」が現実味を帯びてきました。

この記事では海外の事例を主に取り上げ、Apple Watchが車のカギになるApple Car Keyや運転免許証デジタル化の現状、メルセデス・ベンツをはじめとする最新の対応メーカー状況、さらに日本でのマイナンバー連携までを徹底解説します。

Apple Car Keyとは? Apple Watchで車のカギもエンジン始動も可能に

Apple Car Key(カーキー)は、Appleが2020年に発表したデジタルキー機能です。iPhoneやApple WatchのApple Walletアプリに車のカギ情報を登録することで、スマートフォンやスマートウォッチが物理的な車のカギの代わりとなります。

・Apple WatchやiPhoneをかざすだけでドアロック解除

・エンジン始動もキー不要で実現

・家族や知人にデジタルキーを共有可能

・UWB(超広帯域無線)対応機種ではハンズフリー解錠も可能

これにより、Apple Watchユーザーは「車のカギを持ち歩く」という行動そのものが不要になります。荷物が多いときや雨の日などにも利便性は絶大です。

2023年、メルセデス・ベンツが正式対応を発表

Apple Car Keyが注目を集める契機のひとつが、2023年にメルセデス・ベンツが正式対応を発表したことです。同社は新型EクラスセダンからCar Key機能を導入。「KEYLESS‑GO Comfort Package」オプションにより、iPhoneをワイヤレストレーに置くだけで簡単にデジタルキー登録が完了します。

安全面でも高水準。Continental社製の「CoSmA」システムを採用し、NFC・UWB・BLEを組み合わせた多層防御により中継攻撃(リレーアタック)も強力にブロック。AppleのFace ID・Touch IDとも連携し、紛失時のセキュリティ対策も万全です。

2025年時点のApple Car Key対応メーカー一覧

2025年春の時点で、Apple Car Key対応メーカーは以下のように急拡大しています。

・BMW(3〜8シリーズ、Xシリーズ、iシリーズ多数)

・Mercedes-Benz(新型Eクラスなど)

・Genesis(GV60、G90、G70など)

・Hyundai(Palisade、IONIQ 6、Kona EV等)

・Kia(Telluride、Niro、Seltos、EV9など)

・BYD(HANなど中国メーカーも参入)

・Audi・Lotus・Polestar・Volvoなど欧州勢

・RAM・GM・Rivianなど米国勢も導入準備中

これまで欧州やアジアメーカーが中心でしたが、米国勢や新興EVメーカーも続々と参入。今後は日本メーカー(トヨタ・ホンダ・日産など)でも採用が広がると予測されています。

アメリカでは「運転免許証もApple WatchでOK」がすでに現実に

さらに先行しているのがアメリカの運転免許証のデジタル化です。2021年以降、アリゾナ州・ジョージア州・メリーランド州・コロラド州などで、運転免許証をApple Walletに登録可能に。

・交通検問時にApple Watchをスキャンするだけで本人確認

・空港での搭乗手続きもApple Watchで完了

・Face IDやTouch IDとの連動でセキュリティも確保

結果、Apple Watchひとつで「車のカギ」「運転免許証」「クレジットカード」すべてを代替可能に。まさに「完全手ぶらドライブ生活」が実現しています。

参考記事:運転免許証もApple WatchでOKに。アメリカ各州で広がる試み

日本も2025年からマイナンバーカードがApple Walletに

そして日本でも2025年6月から、マイナンバーカードがiPhoneに対応開始予定。まずは行政サービスでの利用が中心ですが、将来的には運転免許証や健康保険証との一体化が本格化する見込みで、Apple Watchでもこの機能が使える未来が期待できそうです。

現状でiPhoneのApple Walletでできることは以下のとおりです。

・マイナポータルへのログイン

・コンビニでの証明書取得

・将来的に運転免許証・保険証の統合管理

これが実現すれば、日本でもApple Watch一つで生活の多くを完結できる未来が視野に入ります。公共交通IC・電子マネー・車のカギ・身分証明・行政手続き――あらゆる場面でApple Watchの重要性が高まるでしょう。

参考記事:カリフォルニア州で運転免許証がApple Walletに。日本のマイナンバーカードへも展開予定

Apple Watch中心の「完全手ぶら生活」がいよいよ現実に

財布、カギ、身分証……かつて必携だったこれらが、Apple Watch一つに統合される未来がすでに動き始めています。特にマイナンバー対応が始まる日本でも、Apple Watchの存在感は今後さらに大きくなっていくでしょう。

新車購入やスマートウォッチ選びの際には、ぜひ「Car Key対応か?」「マイナンバーや運転免許証の統合は進むか?」という視点も取り入れてみてください。

今後もスマートウォッチライフでは、こうしたスマートライフ最前線の情報をお届けしていきます。ぜひ以下の関連記事も併せてご覧ください。

Apple Watchで車のカギが不要になる。自動車メーカーに広がるCar Key機能対応の動き

運転免許証もApple WatchでOKに。アメリカ各州で広がる試み

カリフォルニア州で運転免許証がApple Walletに。日本のマイナンバーカードへも展開予定

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