2025年6月3日に同時発売された、HUAWEIの新型スマートウォッチ「WATCH FIT 4 Pro」と「WATCH FIT 4」。外観こそ似ていますが、そのスペックや用途は大きく異なります。本記事では両モデルの違いを、機能ごとにわかりやすく解説します。初めてスマートウォッチを選ぶ方から、より高機能なモデルを求める上級者まで、ぜひ参考にしてください。
価格と位置づけの違い
まず注目したいのは、両モデルの価格と市場での位置づけです。WATCH FIT 4 ProはWATCH FITシリーズのフラッグシップモデルとして、ハイエンドユーザーやアウトドア・医療レベルの健康管理を必要とする人向けに設計されています。チタンやサファイアガラスといった高級素材を使いながらも、4万円以内に抑えた価格帯は、性能とコストのバランスを重視する人にも魅力です。
一方、WATCH FIT 4は2万円台半ばという手頃な価格ながら、GPSやヘルスケア機能が充実しており、コスパの高さが光るスタンダードモデル。スマートウォッチを初めて購入するユーザーにもぴったりです。
項目 | WATCH FIT 4 Pro | WATCH FIT 4 |
---|---|---|
価格(税込) | 37,180円〜39,380円 | 23,980円〜25,080円 |
位置づけ | フラッグシップモデル | スタンダードモデル |
ディスプレイとデザイン
両モデルは1.82インチのAMOLEDディスプレイを採用し、高解像度かつ色鮮やかな表示が可能です。日中の屋外でも視認性を保てるよう、Proモデルは最大輝度3000ニトと非常に明るく、直射日光下でも快適に使用できます。
また、筐体の素材にも大きな違いがあります。Proはサファイアガラスに加え、チタンベゼルとアルミニウムケースという高耐久構成で、まさにプレミアム感のある設計。一方でFIT 4は軽量なアルミ合金を用いることで、価格と携帯性を重視した仕上がりになっています。
項目 | WATCH FIT 4 Pro | WATCH FIT 4 |
---|---|---|
ディスプレイ | 1.82インチ AMOLED(480×408) | 1.82インチ AMOLED(480×408) |
最大輝度 | 3000ニト | 2000ニト |
素材構成 | サファイアガラス+チタン+アルミ | アルミニウム合金 |
センサー・測定機能の違い
4 Proの心電図機能
健康管理機能はスマートウォッチの中心的な価値のひとつ。WATCH FIT 4 Proは、心電図(ECG)機能を搭載し、日本の医療機器認証も取得済み。心臓の異常を早期に発見したい人には大きな安心材料です。さらに体表面温度や水深まで測定できる高精度センサーも搭載しており、医療的・スポーツ的な分析にも対応します。
一方、FIT 4はこれら高度なセンサーこそ搭載していないものの、心拍数、HRV(自律神経バランスの指標)、女性の健康管理など日常的な健康チェックには必要十分な機能を備えています。
項目 | WATCH FIT 4 Pro | WATCH FIT 4 |
---|---|---|
ECG(心電図) | 対応 | 非対応 |
体表面温度/深度センサー | 対応 | 非対応 |
心拍数/HRV/女性の健康管理 | 対応 | 対応 |
スポーツ・ナビ機能の違い
4 Proは運動機能も豊富
WATCH FITシリーズは、スポーツやアウトドアにも強みを持ちます。どちらもL1/L5デュアルバンドGPSと5種類の衛星測位システムに対応しており、高精度な位置情報を取得可能。これにより、山間部や都市部でも安定した測位を実現します。
Proモデルはさらに一歩進んで、等高線表示付きのオフラインマップを利用でき、ルートからの逸脱を音声で通知する機能も搭載。登山やトレイルランに最適です。また、国内2400以上のゴルフ場に対応した専用機能もあり、ゴルファーにもおすすめ。FIT 4は基本的な地図表示のみ対応ですが、日常的なランニングやウォーキングには問題ないレベルです。
項目 | WATCH FIT 4 Pro | WATCH FIT 4 |
---|---|---|
GPS対応 | L1/L5デュアル+5衛星 | L1/L5デュアル+5衛星 |
マップ表示 | オフライン等高線マップ+音声通知 | カラー地図のみ(等高線なし) |
ゴルフ場対応 | 国内2400超のゴルフ場対応 | 非対応 |
防水性能とアウトドア適性
4の外観
アウトドアでの使用を想定するなら、防水・防塵性能も見逃せません。WATCH FIT 4 Proは5ATM防水に加えて、粉塵への耐性を示すIP6Xと、ダイビング規格EN13319にも準拠。最大40mのフリーダイビングにも対応しており、ハードな環境下でも安心して使えます。
一方のFIT 4も5ATM防水により、水泳やシャワー程度の使用には対応。ただし、ダイビングや高負荷の水圧環境では使用できません。
項目 | WATCH FIT 4 Pro | WATCH FIT 4 |
---|---|---|
防水・防塵性能 | 5ATM+IP6X+EN13319+40m潜水対応 | 5ATM |
スマート機能の比較
4のバリエーション
スマートウォッチの便利さを決めるのが、通話や通知、決済などの機能面。両モデルともBluetooth通話と音楽再生機能に対応しており、スマホを取り出さずに快適な操作が可能です。
またNFC対応についてはProモデルが全カラー対応しているのに対し、FIT 4はグレーのみ対応という点に注意が必要(なお日本では決済機能はまだ使えません)。ワイヤレス急速充電や長時間バッテリー駆動については両機共通で、忙しい日々でも安心して使える点もポイントです。
項目 | WATCH FIT 4 Pro | WATCH FIT 4 |
---|---|---|
Bluetooth通話・音楽再生 | 対応 | 対応 |
NFC対応 | 全色対応 | グレーのみ対応 |
ワイヤレス充電 | 対応(10分で1日分) | 対応(10分で1日分) |
バッテリー持続時間 | 通常10日/AOD4日 | 通常10日/AOD4日 |
まとめ:どちらを選ぶべきか?
WATCH FIT 4 Proは、プロフェッショナルなトレーニングやアウトドア活動、医療レベルの健康チェックを行いたいユーザーに最適な1本です。価格は上がりますが、ダイビングやゴルフ、心電図など、一般的なスマートウォッチを超える機能が揃っています。
WATCH FIT 4は、日常使いで十分なGPS・健康機能を確保しつつ、軽さと価格を両立したスマートな選択肢。初めてスマートウォッチを導入する人や、手軽に使いたい人におすすめです。
詳しい情報は各製品の公式ページをご覧ください。
WATCH FIT 4 Pro 製品ページ
WATCH FIT 4 製品ページ
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