2025年7月18日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、思わぬテクノロジーのハプニングが発生しました。糖尿病予防の特集コーナーの最中、コメンテーターの玉川徹氏のApple Watchが突如反応し、「スミマセン ヨクワカリマセン」というSiriの音声がスタジオに流れたのです。
これに司会の羽鳥慎一アナが「よくわかんないって!」と即座にツッコミを入れ、スタジオは笑いに包まれました。
玉川氏も苦笑しながら「アップルウォッチはわからないらしいです」と応じ、場を和ませる一幕となりました。
Apple WatchのSiri、意図せぬ誤作動は珍しくない
今回のような“生放送中のSiri暴走”は決して珍しい事例ではありません。Apple WatchのSiriは、Series 3以降のモデルで「Hey Siri」と呼びかけなくても、「手首を上げて話す」などの動作により自動で起動するようになっています。
そのため、会話中やテレビ番組のように声のトーンが大きい場面では、音声を誤認識して反応してしまうこともあります。実際に、筆者も過去に「ぜんぜん寒ないよー」と電話で話した際、「ちんちん侍」と聞き間違えたSiriが「すみません。“ちんちん侍”が理解できません」と発声し、赤っ恥をかいた経験があります。
Apple WatchのSiri誤作動を防ぐには?
Siriの予期せぬ起動を防ぐには、以下のような設定を見直すのがおすすめです。
・「手首を上げて話す」をオフにする
この設定をオフにすれば、Apple Watchを上げたときの動きにSiriが反応しなくなります。
・「消音モードで制御」をオンにする
Siriが音声で返答しないようにする設定です。誤作動しても音が出ず、周囲に迷惑をかけることを防げます。
・「Siriの音声認識」を一度リセット
誤認識が頻発する場合は、音声データの再登録も効果的です。
・「WatchOSを最新に保つ」
ソフトウェアの不具合によって誤作動することもあるため、常にアップデートを確認しましょう。
・「Siriの言語設定を見直す」
日本語設定にズレがあると誤作動の原因となることがあります。
生放送中のApple Watch誤作動は笑い話で済んだが…
今回のような出来事は、テレビで放送されれば話題になり、笑い話で済むかもしれません。しかし、会議中やフォーマルな場面では、Siriの誤作動は思わぬトラブルを引き起こす可能性もあります。
Apple WatchのSiriは便利な反面、その高い感度が裏目に出る場面も少なくありません。日常生活の中でも、誤作動を避けるための設定の見直しは、すべてのApple Watchユーザーにとって必須と言えるでしょう。
なお、Siriの誤作動を防ぐ方法については、下記の記事でも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。