検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. ゴリラガラスとサファイアガラスって何? スマートウォッチの「画面素材」を徹底解説!

ゴリラガラスとサファイアガラスって何? スマートウォッチの「画面素材」を徹底解説!

NEWS

2025.07.24

スマートウォッチの画面素材って何が使われているの?

スマートウォッチは毎日身につけるからこそ、画面の「耐久性」や「透明度」はとても重要です。
見た目では分かりづらいですが、製品によって使われているガラス素材は大きく異なります。

この記事では、スマートウォッチに使われる代表的なディスプレイ素材――ゴリラガラス、サファイアガラス、Ion-Xガラス、アクリル系の安価素材などの違いと特徴を解説し、代表モデルに採用されている素材にも言及していきます。

代表的なディスプレイ素材の種類と特徴

ゴリラガラス(Gorilla Glass)

アメリカのコーニング社が開発した化学強化ガラスで、スマートウォッチ、スマートフォン、タブレットなどに広く使用されています。

特徴:
・傷に強く、割れにくい
・薄くて軽く、透過性も高い
・「Gorilla Glass 3」「DX」「Victus」など複数の世代がある
アウトドアやスポーツ向けの中価格帯(2万〜5万円程度)のスマートウォッチやスマホに多く採用されている

Pixel Watchには「カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5」が採用されており、デザイン性と耐久性のバランスが評価されています。

サファイアガラス(サファイアクリスタル)

人工サファイア(酸化アルミニウム結晶)を使用した非常に硬度の高いガラス素材で、高級腕時計でも広く採用されています。

特徴:
・モース硬度9で非常に傷がつきにくい
・視認性が高く、高級感もある
・強い衝撃にはやや弱く、割れるリスクもある
・製造コストが高いため、高価格帯モデル(5万円〜)で採用されることが多い

Apple Watchのステンレス/チタニウムケースモデルでは「サファイア前面クリスタル」、Apple Watch Ultraでは「フラットサファイアクリスタル」が採用されています。Galaxy Watch5以降のモデルやGalaxy Watch Ultraでもサファイアクリスタルが採用されています。

Ion-Xガラス(Apple Watch)

Apple Watchのアルミニウムケースモデルに採用されている、Apple独自の化学強化ガラスです。

特徴:
・軽量で割れにくく、衝撃には強い
・ゴリラガラスと似た性能を持つが、サファイアガラスよりは傷がつきやすい
・価格帯とのバランスを取った選定

その他:無名の強化ガラスやアクリルガラス

低価格帯(5,000円〜1.5万円程度)のスマートウォッチには、無名の強化ガラスやアクリル素材(樹脂ガラス)が使われていることが多いです。

特徴:
・非常に安価
・傷がつきやすく、透明度もやや劣る
・割れにくさはあるが、経年劣化やくすみが出やすい
・外見で素材の違いは判別しづらいため注意が必要

サファイアガラスとサファイアクリスタルの違いは?

実は「サファイアガラス」と「サファイアクリスタル」は本質的には同じ素材で、どちらも人工サファイア(酸化アルミニウムの結晶)から作られています。

・「サファイアガラス」=通称や簡易表記
・「サファイアクリスタル」=時計業界などで使われる正式表現
・「サファイア前面クリスタル」=Apple独自の呼称(実態はサファイアクリスタル)

名称の違いはあっても硬度・傷耐性・性質は同等です。重要なのは「コーティングだけ」ではなく、本体素材としてサファイア結晶が使われているかどうかです。

価格帯別:使われやすいディスプレイ素材の傾向

価格帯 主な素材 採用例
〜1万円 アクリル・無名の強化ガラス 格安スマートバンド(Xiaomi等)
1万〜3万円 ゴリラガラス系 / Ion-X Apple Watch SE、Fitbit、Pixel Watch
3万〜6万円 上位ゴリラガラス / サファイア一部 Pixel Watch 2、高機能モデルのGarmin等
6万円〜 サファイアクリスタル Apple Watch Ultra、Galaxy Watch Ultra

まとめ:画面素材も「使い方」で選ぶのがコツ!

スマートウォッチのディスプレイ素材は、外からは見えづらい部分ですが、耐久性や長期使用時の満足度に大きく影響します。

価格を抑えつつ日常使い中心 → Ion-Xやゴリラガラス
スポーツやアウトドアでの使用 → ゴリラガラスDXやVictusなどの強化ガラス
傷を絶対に防ぎたい、長く使いたい → サファイアクリスタル

製品選びの際は、「見た目」「機能」「価格」に加えて、「画面の素材」もぜひチェックしてみてください。

関連リンク

スマートウォッチの選び方に関する記事一覧はこちら

スマートウォッチ入門記事の一覧はこちら

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. Apple Watch SE 3登場!常時表示で“エントリーモデルの革命” !今年は間違いなく買い!

  2. iPhone 17 Airは「Plusの代わり」になれる?16 Plusとの違いとカメラ性能を解説

  3. Apple Watch Ultra 3の進化ポイントを詳細に解説【Series 11との違いも】

  4. Apple Watch Series 11発表!バッテリー強化、耐久性&価格アップなど進化・変化ポイントをチェック

  5. Apple Watchの新機能「高血圧通知」、日本では提供未定。国内認可の課題とは

  6. Google Pixel Watch 4 がPixel Watch 3から進化した4つのポイントを徹底解説

  7. 【最新版】Apple Watch予約攻略法|人気カラーやバンドを発売日に買う方法

  8. 【使用レビュー】CMF Watch 3 Proは“美しさと実用性”が共存した傑作スマートウォッチ!1万円台でここまでできる!

  9. watchOS 26が9月16日リリースへ。睡眠スコア機能やLiquid GlassデザインがApple Watchにも登場

  10. Apple Watch新モデルはどうなる? 9月10日に発表が見込まれる最新噂まとめ【主要米メディア/有力インフルエンサー発】

   

NEW CONTENTS

  1. Apple Watchの新機能「高血圧通知」、日本では提供未定。国内認可の課題とは

  2. Apple Watch NikeとHermèsの新モデル登場!新作の文字盤とバンドは?

  3. watchOS 26が9月16日リリースへ。睡眠スコア機能やLiquid GlassデザインがApple Watchにも登場

  4. Apple Watch Ultra 3の進化ポイントを詳細に解説【Series 11との違いも】

  5. Apple Watch Series 11発表!バッテリー強化、耐久性&価格アップなど進化・変化ポイントをチェック

  6. Apple Watch SE 3登場!常時表示で“エントリーモデルの革命” !今年は間違いなく買い!

  7. iPhone 17 Airは「Plusの代わり」になれる?16 Plusとの違いとカメラ性能を解説

  8. 【最新版】Apple Watch予約攻略法|人気カラーやバンドを発売日に買う方法

  9. Apple Watchの買い替え時は3~5年? バッテリー劣化やOSサポート終了との関係を解説

  10. 【スマートリング法廷闘争】Ouraが米国ITCで特許訴訟に勝訴、一方Ultrahumanはインドで反撃訴訟を提起