スマートリング市場を牽引する「Oura Ring」を展開するŌURA(本社:フィンランド・米サンフランシスコ、CEO:Tom Hale)は、製品の累計販売数が550万個を突破したことを発表しました。そのうち半数以上が直近1年で販売されており、急速な成長を続けています。
2024年の年間収益は5億ドル(約770億円)を突破し前年比で2倍以上を記録。さらに2025年は年間売上10億ドル(約1,500億円)の達成が見込まれており、ウェアラブル市場における存在感をさらに強めています。
販売の急拡大と成長戦略
CEOのTom Hale氏は「2024年6月以降だけで250万個以上のリングを販売し、わずか1年で創業以来の累計を上回るペースに到達した」とコメント。イノベーションやマーケティング、法人連携を通じた拡大戦略が奏功しています。
また、JPMorgan ChaseやGoldman Sachsなど大手金融機関と2億5,000万ドル規模の融資枠契約を締結。今後の成長や研究開発をさらに加速させる基盤を整えています。
ユーザー層と活用シーン
Oura Ringは150カ国以上で販売され、米国ではAmazonの急成長ブランドのひとつとして注目を集めています。利用者は妊活中のカップル、育児世代、閉経前後の女性、高齢者層まで幅広く、ユーザーの51%が慢性疾患を抱えていることも特徴。健康データを活用し、生活習慣の意思決定をサポートしています。
さらに全ユーザーの11%が医療従事者であり、臨床現場でも信頼できるツールとして活用されています。米国ではHSA/FSA(医療費積立制度)の対象商品となっており、法人パートナーも1,000社以上に拡大。アメリカン・エキスプレスとの提携により、プラチナカード会員向けの特典も提供されています。
科学的裏付けと研究開発
ŌURAは「最も科学的に検証されたウェアラブル」を目指しており、社内には30名以上の医師・博士号取得者が在籍。Essence HealthcareやMaven Clinicなどの医療機関と連携し、妊娠インサイトや代謝健康(メタボリックヘルス)関連の機能強化も進めています。
また、2025年には「CNBC Disruptor 50」や「TIME 100 Most Influential Companies」にも選出されるなど、グローバルでの評価も高まっています。
ŌURAのビジョン
ŌURAは「シックケア(疾病治療)」から「プリベンティブヘルス(予防医療)」へとパラダイムシフトを促し、睡眠、活動量、ストレス、心臓の健康、女性の健康などを多角的にサポート。世界中のユーザーにパーソナルな健康の伴走者としてOura Ringを提供しています。
同社は2013年にフィンランドで設立され、現在の評価額は52億ドル。独立系ウェアラブル企業として世界最大規模を誇ります。
詳しくは公式サイトをご覧ください:Oura公式サイト
まとめ
Oura Ringは単なるガジェットではなく、日々の健康管理をアップデートするライフパートナーとして世界中に浸透しています。今後も新機能やパートナーシップ拡大により、スマートリング市場を牽引する存在であり続けるでしょう。
スマートウォッチライフでは、今後もOura Ringやスマートリング関連の最新情報を発信していきます。
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