家電量販店の株主優待は、ガジェット好きにとって「欲しいものを買うタイミングで使える」ため、体感価値が高くなりやすいジャンルです。ヤマダホールディングス(ヤマダ電機)も、国内店舗などで使える株主優待券(500円券)を年2回発行しており、日常の買い物と相性が良い優待として知られています。
ただしヤマダHDの優待は、単純に「500円×枚数=そのまま使える」タイプではなく、利用条件(使える枚数の上限が買物金額で決まる)があるのが大きな特徴です。この記事では、優待内容・使い方・利回り目安・注意点(権利落ちや価格リスク)を初心者にも分かりやすく整理します。
ヤマダHDの株主優待制度の概要
ヤマダホールディングスの株主優待は、3月末と9月末を基準日として実施される、株式数に応じた優待制度です。優待券は500円券で、基準日に応じて発送時期と有効期限が異なります。
優待券(イメージ)は、9月末基準が12月中旬発送、3月末基準が6月下旬発送です。
株式数に応じた優待内容(3月末・9月末)

優待内容は以下の通りです(いずれも500円券)。
3月末基準(6月下旬発送)
・100株~499株:500円分(1枚)
・500株~999株:2,000円分(4枚)
・1,000株~9,999株:5,000円分(10枚)
・10,000株以上:25,000円分(50枚)
9月末基準(12月中旬発送)
・100株~499株:1,000円分(2枚)
・500株~999株:3,000円分(6枚)
・1,000株~9,999株:5,000円分(10枚)
・10,000株以上:25,000円分(50枚)
100株保有の場合、年間では合計1,500円分(500円×3枚)が目安になります。
使い方の最重要ポイント:優待券は“1,000円ごとに1枚”しか使えない
ヤマダHDの株主優待は、使い方に条件があります。
利用条件
・1回のお買上げ金額(1枚の伝票またはレシート)が、税込合計1,000円以上につき1,000円ごとに1枚(500円)利用可能
・1回のお買物での利用枚数は、有効期限内で最大50枚
つまり、優待券は「500円単位の割引」ではあるものの、使える上限が買い物金額に連動します。実務的には最大でも購入額の半額相当までの使い方になりやすく、少額会計だと使い切れないケースも出てきます。
発送時期と有効期限(期限が短めなので要注意)
基準日ごとの発送時期と有効期限は以下の通りです。
3月末基準
・発送時期:6月下旬(株主総会後)
・有効期限:同年12月末まで
・優待券デザイン:薄紫色
9月末基準
・発送時期:12月中旬
・有効期限:翌年6月末まで
・優待券デザイン:茶系色
どちらも半年程度の期限感で、特に3月末基準分は年末までなので、忘れると失効しやすい点は注意が必要です。
使用可能な店舗
優待券は、主に以下の店舗で使用可能です。
・ヤマダデンキの国内各店舗(ただし一部FC店舗等は利用不可)
・IDC OTSUKA業態店舗(ただしブランドショップは除く)
詳細は公式の「使用可能店舗一覧表」を確認する形になります。
利用できないもの(意外と多いので要チェック)
優待券は万能ではなく、以下には利用できません。
・通信販売(ヤマダウェブコム、ヤマダモール、電話注文等)
・修理代金、工事代金、部品代金
・レストラン、テナント店舗
・商品券等の金券、リサイクル料金、POSAカード(プリペイドカード)
・デジタルプリント、ガチャガチャ、自動販売機などの機械会計
・たばこ、パソコンサポート代金、免税会計
・その他、会社指定商品
特に通販で使えない点は、人によっては致命的になり得るので、「店舗で買う派」かどうかで相性が分かれます。
ポイント付与・ポイント使用の扱い
ヤマダHDの案内では、ポイントの扱いが次のように整理されています。
・ポイント還元商品は、優待券利用後の差額分に対してポイント付与
・ポイントの使用は、優待券利用後の残金に対して使用可能
優待利回りと配当利回り(目安)

ここでは、あなたが提示した株価情報をもとに、100株保有時の利回り目安を試算します。なお、株価や配当は変動するため参考値としてご覧ください。
前提(株価・配当利回り)
・株価:536.5円
・配当利回り:3.17%
・単位:100株
投資金額(100株)
536.5円 × 100株 = 53,650円
優待利回り(100株)
100株の場合、年間の優待は1,500円分(3月末500円+9月末1,000円)です。
1,500円 ÷ 53,650円 = 約2.80%
総合利回り(優待+配当)
優待利回り約2.80% + 配当利回り3.17% = 約5.97%
数字だけ見ると魅力的に見えますが、ヤマダHDの優待は「買物金額に応じて使える枚数が決まる」ため、実際に1,500円分を満額で消化できるか(店舗での買い物頻度・金額)が体感価値を左右します。
優待狙いで購入する際の注意点
① 権利確定日と売買タイミング
優待を受け取るには、基準日(3月末・9月末)の株主名簿に載る必要があります。一般に権利付き最終売買日を過ぎると、その回の優待は受け取れません。
② 権利落ち後の値動き
優待銘柄では、権利確定後に「優待取りの売り」が出て株価が調整することがあります。短期での含み損リスクは想定しておくと安心です。
③ 優待券の期限切れ(失効リスク)
優待券は期限を過ぎると使えません。特に3月末基準分は年末までなので、「届いたら何に使うか」を早めに決めておくのがおすすめです。
④ 最大のリスクは株価の暴落・長期低迷
優待や配当があっても、株価が大きく下落すればトータルで損失になる可能性があります。優待はあくまで付加価値と捉え、無理のない投資金額で検討することが重要です。
まとめ|店舗で買うガジェット派には相性良好。ただし“使い方条件”は必ず確認
・ヤマダHDの株主優待は年2回(3月末・9月末)
・100株は年間1,500円分が目安(500円券×3枚)
・ただし1,000円ごとに1枚(500円)しか使えない条件あり
・通販不可など利用制限も多め。生活圏と買い方で相性が分かれる
・配当込みの総合利回り目安は約5.97%だが、株価リスクは別物
ガジェット好きで「店舗で実物を見て買う派」なら、優待を活かしやすい設計です。一方で、通販中心の人はメリットが出づらい可能性があります。自分の買い物スタイルに合うかを基準に、優待とリスクをセットで判断してみてください。
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