ガジェット購入に使える株主優待7社を比較|楽天・ビック・コジマ・エディオン・ヤマダ・Hamee・U-NEXT【2026年10月時点】

コラム・業界分析

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スマートフォンや家電、ガジェットが好きな人にとって、「どうせ買うなら少しでもお得に」という視点は欠かせません。

株主優待の中には、通信費の節約や家電購入に直結する”ガジェット向け優待”がいくつもあります。

今回は、Smart Watch Lifeでこれまで個別に解説してきた記事の中から、ガジェット好きと相性の良い株主優待7社を選び、比較表と権利確定月のカレンダーで整理しました。数字は各社の公式IRページで2026年10月時点の内容を確かめています。

「優待の内容」「実用性」「注意点」が一目で分かるよう整理しています。

7社の優待は100株から受け取れて、中身は通信・買物券・クーポン・動画に分かれます

7社とも、優待の対象になるのは100株(1単元)以上を保有している株主です。必要な資金の目安は「株価×100株」で、株価は日々動くため、この記事の表には株価や利回りを載せていません。購入を考えるときは、その時点の株価で計算してください。

優待の中身は大きく4つに分かれます。楽天グループはスマホの通信プラン、コジマ・ビックカメラ・エディオン・ヤマダ電機は家電量販店の買物券やギフトカード、Hameeはスマホアクセサリーなどの通販サイトで使うクーポン、U-NEXTは動画配信サービスの利用料とポイントです。

会社(証券コード) 必要株数 100株での優待 権利確定月 長期保有の条件 使い道
楽天グループ(4755) 100株 楽天モバイル(音声+データ30GB/月)を6か月無料(第29期) 12月(継続判定は6月) 12月末と翌6月末に同一株主番号で100株以上なら、さらに6か月無料 スマホのサブ回線、タブレットなどの通信
コジマ(7513) 100株 買物優待券 年4,000円分(2月末2,000円分+8月末2,000円分) 2月・8月 1年以上で+1,000円分、2年以上で+2,000円分(8月末基準) コジマ全店・コジマネット、ビックカメラ・ソフマップ店舗
ビックカメラ(3048) 100株 買物優待券 年3,000円分(2月末2,000円分+8月末1,000円分) 2月・8月 1年以上で+1,000円分、2年以上で+2,000円分(8月末基準) ビックカメラ・ソフマップ・コジマ店頭、ビックカメラ.com
エディオン(2730) 100株 ギフトカード 年3,000円分 3月 1年以上で+1,000円分、2年以上で+2,000円分、3年以上で+3,000円分 エディオン店舗(FC含む)、エディオンネットショップ
ヤマダ電機(9831) 100株 500円券 年3枚(3月末1枚+9月末2枚、計1,500円分) 3月・9月 公式ページに記載なし ヤマダデンキ国内店舗(税込1,000円ごとに1枚)
Hamee(3134) 100株 iFace・ByUR・ByGLOW・Pixioの各公式サイトで使える1,000円分クーポン4種(4,000円相当) 4月・10月 公式ページに記載なし スマホケースなどのアクセサリー、コスメ
U-NEXT HOLDINGS(9418) 100株 U-NEXTの90日分の利用料+1,000円分のポイント(年2回) 2月・8月 公式ページに記載なし(1,000株以上は1年分+毎月1,800円分) 動画配信サービス

※2026年10月時点で各社の公式IRページを確認した内容です。楽天グループは第30期(2026年12月末基準)の内容が未発表のため、第29期の内容を載せています。コジマは2026年8月末基準から8月末分が拡充されました。ビックカメラの数字はSmart Watch Lifeの個別記事に基づきます。優待は変更されることがあるため、購入前に各社の公式ページで最新の条件を確かめてください。

権利確定月は2月・3月・8月に集中し、受け取りは5〜6月と11〜12月に多くなります

優待を受け取るには、各社が決めた基準日(権利確定日)に株主名簿へ記録されている必要があります。7社の基準日を月ごとに並べると、2月末と8月末にコジマ・ビックカメラ・U-NEXTの3社、3月末にエディオンとヤマダ電機の2社が重なります。

優待の案内や優待券が届く時期は、基準日から2〜3か月ほど後です。家電量販店の買物券は有効期限が約6か月のものが多いため、届く月を知っておくと、新しいスマートウォッチやスマホの発売時期と合わせて使う計画を立てやすくなります。

月 この月末が基準日の会社 この月に届く優待の目安
2月 コジマ、ビックカメラ、U-NEXT ―
3月 エディオン、ヤマダ電機 楽天グループ(優待の案内。第29期は3月11日発送)
4月 Hamee ―
5月 ― U-NEXT(上旬)、ビックカメラ、コジマ(下旬頃)
6月 楽天グループ(継続特典の判定) エディオン(上旬)、ヤマダ電機(下旬)
7月 ― Hamee(4月末基準分。2026年は7月29日から利用可能)
8月 コジマ、ビックカメラ、U-NEXT ―
9月 ヤマダ電機 ―
10月 Hamee ―
11月 ― ビックカメラ、U-NEXT(中旬)、コジマ(下旬頃)
12月 楽天グループ ヤマダ電機(中旬)

※発送時期は各社の公式ページと過去の案内に基づく目安です。Hameeの10月末基準分の発送時期は、公式ページに記載がありませんでした。

楽天グループ|楽天モバイル30GBが最大12か月無料

楽天グループの株主優待のイメージ

楽天グループの株主優待は、ガジェット好き・スマホユーザーにとって通信費を直接減らせる内容です。

100株保有で楽天モバイルの音声+データ30GB/月プランが6か月無料となり、一定条件を満たすことで最大12か月まで継続利用できます。第29期は2025年12月末の株主が対象で、2026年6月末時点でも同じ株主番号で100株以上を持っていると、さらに6か月無料になる仕組みでした。

楽天モバイルの30GBプランは月額2,178円(税込)なので、6か月で13,068円相当、継続特典を含めた12か月で26,136円相当になります。申込みには楽天会員ID(無料)が必要で、専用サイトから申込期間内に手続きしないと受け取れません。

サブ回線としての活用や、タブレット・スマートウォッチの通信用途とも相性が良く、通信費を直接削減できる優待です。2026年10月時点では、第30期(2026年12月末基準)の内容はまだ発表されていません。

楽天グループ株主優待の内容と注意点を詳しく見る

コジマ|100株で年間4,000円分の買物優待券がもらえます

家電量販店の中でも、コジマの株主優待は分かりやすさと実用性が特徴です。

コジマは2026年1月に2月末基準の優待を拡充し、さらに2026年7月13日には8月末基準の優待の拡充も発表しました。2026年8月末基準からは、100株保有で2月末に2,000円分、8月末に2,000円分の買物優待券(1枚1,000円)が届き、年間4,000円分になります。

1年以上の継続保有で1,000円分、2年以上で2,000円分が8月末基準で上乗せされます。優待券はコジマ全店とコジマネットのほか、ビックカメラ・ソフマップ・ビックカメラアウトレットの店舗(通信販売を除く)でも使えます。有効期限は2月末基準分が同年11月末日、8月末基準分が翌年5月末日です。

ビックカメラグループの一員という点もあり、家電・周辺機器・ガジェット購入に使いやすい優待です。なお、釣り銭は出ず、優待券で支払った分にはポイントが付きません。

コジマ株主優待の利回りと使い道を詳しく解説

ビックカメラ|年2回の優待+長期保有特典

ガジェット好きの定番ともいえるのが、ビックカメラの株主優待です。

100株保有で、2月末基準に2,000円分、8月末基準に1,000円分の「株主様お買物優待券」(1枚1,000円)が届き、年間3,000円分になります。年2回の買物優待券に加え、長期保有による金額加算があり、1年以上の継続保有で1,000円分、2年以上で2,000円分が8月末基準で上乗せされます。

長期保有の判定は同一株主番号での連続記録が条件で、貸株サービスの利用や、全株を売って買い戻した場合などは連続性が途切れます。有効期限は2月末基準分が発行年の11月30日まで、8月末基準分が翌年5月31日までです。

Apple製品、スマートウォッチ、周辺アクセサリーまで幅広く使えるため、実店舗・オンラインともに活用しやすい優待です。ビックカメラ.comやソフマップのほか、コジマの店頭でも使えます。

ビックカメラ株主優待の仕組みと注意点を読む

エディオン|長期保有で加算される安定型優待

エディオンの株主優待は、長期保有を前提にした安定感が特徴です。

100株で3,000円分のギフトカードが付与され、保有期間に応じて優待金額が加算される仕組みがあります。基準日は毎年3月31日の年1回で、ギフトカードは6月上旬に株主総会の招集通知と一緒に届きます。

100〜499株の場合、1年以上で1,000円分、2年以上で2,000円分、3年以上で3,000円分が加算されるため、3年以上持ち続けると年6,000円分になります。判定は、同一株主番号で3月末・9月末の株主名簿に連続して記録されているかどうかです。

有効期限は翌年6月30日までの1年間と比較的余裕があり、購入金額にかかわらず残高の範囲内で使えます。エディオンネットショップでも使えるため、実用志向のガジェット好きに向いた優待と言えるでしょう。

エディオン株主優待の利回り目安と注意点

ヤマダ電機|値引き条件に注意が必要な優待

ヤマダ電機の株主優待のイメージ

ヤマダ電機(ヤマダホールディングス)の株主優待は、使い勝手に注意が必要な優待です。

100株保有では、3月末基準で500円券1枚、9月末基準で500円券2枚が届き、年間で1,500円分になります。500株以上になると、3月末に2,000円分、9月末に3,000円分と枚数が増えます。

1,000円の買い物に対して500円券が1枚しか使えない制限があり、実際の利用場面を先にイメージしておくことが大切です。たとえば500円券を3枚使うには、1回の会計が税込3,000円以上である必要があります。有効期限は3月末基準分が同年12月末、9月末基準分が翌年6月末です。

店舗で実物を見て買う派のガジェット好きが、まとめ買いや大型家電と組み合わせると使いやすくなります。使えるのはヤマダデンキの国内各店舗(一部のFC店舗を除く)などです。

ヤマダ電機株主優待の注意点と利回り試算

Hamee|スマホアクセ好きと相性が良い”自社ECクーポン優待”

iFaceのスマホアクセサリー

Hameeの株主優待は、家電量販店系のように幅広い商品に使えるタイプではありませんが、スマホアクセサリーや周辺ガジェットをよく購入する人には体感価値が高くなりやすい優待です。

基準日は毎年4月末と10月末で、100株以上が対象です。2026年10月時点の公式IRページでは、iFace・ByUR・ByGLOW・Pixioの各公式サイトで使える1,000円分の割引クーポン4種類(合計4,000円相当)のすべてを使えると案内されています。

2026年4月末基準分の案内(2026年7月29日から利用可能)では、Hamee本店かByUR公式サイトのどちらか一方で使える1,500円クーポン(有効期限2027年4月30日)でした。このクーポンは1回の注文で1つまでで、税込1,500円未満の商品を買っても差額は返金されません。

iPhoneケースブランド「iFace」などのスマホアクセサリーを定期的に買う人や、「ByUR」の韓国コスメを利用する人に向いています。優待は株主本人だけが使え、海外発送には対応していません。優待の体感価値は、購入頻度次第で大きく変わります。

Hamee株主優待の内容と利回り目安を詳しく見る

U-NEXT|動画サブスクが実質無料になる優待

U-NEXT HOLDINGSの株主優待のイメージ

動画配信サービスを日常的に利用している人にとって、効果が大きいのがU-NEXT HOLDINGSの株主優待です。

100株以上を保有すると、U-NEXTの視聴90日分+1,000円分ポイントが年2回(2月末・8月末基準)付与されます。合計すると年間約6か月分のU-NEXT利用が可能になり、月額2,189円(税込)ベースで計算すると約15,134円相当の価値になります。

また、1,000株以上ではU-NEXTが1年間利用可能+毎月1,800円分のポイントという内容になり、年間価値は約47,868円相当と大きくなります。このポイントは「U-NEXT MOBILE」(20GB)の利用料にも充てられます。ポイントの有効期限は90日間です。

ただし、1,000株優待は投資金額が大きくなるため、優待の価値だけで判断するのではなく株価変動リスクも考える必要があります。また、期限内に初回ログインや利用開始の手続きをしないと、優待は使えなくなります。

U-NEXT株主優待の価値とリスクを詳しく見る

ガジェットを安く買う目的なら、使う店と商品で選ぶ会社が決まります

株主優待で買うガジェットのイメージ

株主優待は「利回り」だけでなく、自分の生活や趣味にどれだけ直結するかが重要です。比較表の内容から、用途ごとに合う会社を整理すると次のようになります。

やりたいこと 合う会社 表から読み取れる理由
スマホやタブレットの通信費を下げたい 楽天グループ 楽天モバイル30GBプランが最大12か月無料
Apple製品やスマートウォッチを量販店で買いたい コジマ、ビックカメラ 100株で年3,000〜4,000円分。両社の優待券はビックカメラ・コジマ両方の店舗で使える
期限を気にせずネット通販で使いたい エディオン 有効期限は約1年で、エディオンネットショップでも使え、購入金額の条件がない
長く持って優待を増やしたい エディオン、コジマ、ビックカメラ エディオンは3年以上で最大+3,000円分、コジマとビックカメラは2年以上で+2,000円分
近くのヤマダデンキでまとめ買いをする ヤマダ電機 年1,500円分。税込1,000円ごとに500円券1枚なので、会計額が大きいほど使いやすい
スマホケースやアクセサリーを買いたい Hamee iFaceなどの公式サイトで使えるクーポン
動画配信の月額を減らしたい U-NEXT HOLDINGS 100株で年2回、90日分の利用料と1,000円分のポイント

家電量販店の4社を比べると、100株での年間の優待額はコジマが4,000円分で最も多く、ビックカメラとエディオンが3,000円分、ヤマダ電機が1,500円分です。一方で、優待券で支払った分にポイントが付かない(コジマ・ビックカメラ)、会計額に応じて使える枚数が決まる(ヤマダ電機)など、使い方の条件はそれぞれ異なります。

ふだん買い物をする店に優待を合わせると、受け取った優待を使い切りやすくなります。

優待は変更・廃止されることがあり、権利付最終日までの保有が必要です

株主優待を受け取るうえで、知っておきたい一般的な注意点を整理します。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。

・優待は変更・廃止されることがあります。この記事で取り上げた中でも、コジマは2026年に2回拡充し、Hameeは内容が変わっています。購入前に公式ページで最新の条件を確かめてください。
・基準日(権利確定日)に株主名簿へ記録されるには、その2営業日前にあたる「権利付最終日」の取引終了時点で株を持っている必要があります。基準日当日に買っても、その回の優待は受け取れません。楽天グループの第29期では、基準日が2025年12月末、権利付最終日が2025年12月26日でした。
・長期保有の判定は、同じ株主番号で株主名簿に連続して記録されることが条件です。貸株サービスの利用、全株の売却と買い戻し、証券会社の変更などで株主番号が変わると、保有期間はリセットされます。
・優待券やクーポンには有効期限があり、期限を過ぎると使えません。
・株価は日々動きます。権利確定後に株価が下がることもあり、優待で得た分より株価の下落による損失が大きくなる場合があります。必要な資金は「株価×100株」で計算し、無理のない範囲で検討してください。

個別記事では、それぞれの優待について制度の細かな条件や落とし穴も解説していますので、気になる企業があれば確認してみてください。

通信費・家電・アクセサリーのどこにお金を使っているかを先に整理すると、自分に合う優待を選びやすくなります。各社の詳しい条件は、下の関連記事から確認できます。

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