新コロナウイルスの逆風が吹く中、スマートウォッチ市場は拡大!
アメリカのリサーチ会社Strategy Analyticsによると、2020年第1四半期のスマートウォッチ市場は、新コロナウイルスの影響にも関わらず、1370万台の出荷台数を記録し、前年同期より20.2%増えたようです。スマートウォッチやタブレットの出荷台数が減った一方、スマートウォッチのみ20%もの成長を遂げた理由として同社は「新コロナウイルス感染が拡がる中、スマートウォッチで自分の健康状態をモニタリングするため」と分析しています。今後の予想ですが、第2四半期はロックダウンなどの影響からか、出荷台数は大幅減となるものの、今年下半期から復調し、健康へ対する意識の高まりから長期的にスマートウォッチ市場は成長するとしています。
「AppleWatch」一強が続くも「GARMIN」が急成長
気になるメーカーシェアですが、「Apple」の圧勝と言っていいでしょう。760万台を出荷し、市場シェアは55.5%に達しています。ちなみに前年同時期は620万台の出荷となっており、前年比22.6%増となっています。
続いて2位に食い込んだのは「サムスン」で、出荷台数は190万台と前年比で11.8%増加したものの、シェア自体は13.9%と前年より1%減少しています。
注目すべきは3位に入った「GARMIN」です。出荷台数は110万台で、前年比は実に37.5%増と、「サムスン」はもちろん「Apple」をも大幅に上回り、市場シェアも8.0%と前年1%増となっています。同社によると、「AMOLEDディスプレーを搭載した新モデルVenuが北米で人気」とのこと。
王者「Apple」に対し、日本でも人気が急上昇している「GARMIN」がどのように挑むのか注目です。