Table of Contents
2026年10月16日に予約販売が始まり、10月29日に発売されるAmazfit T-Rex Dual Solarを、栃木県のキャンプ場に1泊して使った結果を中心にレビューします。価格は109,800円(税込)です。
画面側と裏ぶた側の2か所にソーラーパネルを持ち、両面ソーラー充電システムを搭載したAMOLEDスマートウォッチとして世界初のモデルです※。通常の使い方で最大25日、日光に当てると最大34日、裏側を日に向けると最大51日まで延びるとされていて、実際に電池がどれだけ持つのかが気になっている方は多いと思います。
※Zepp Health Corporation調べ。2026年10月時点、両面ソーラー充電システムを搭載したAMOLEDスマートウォッチとして。
キャンプでは、家でダウンロードしておいた地図の上に現在地が出て、高度も手で合わせることなく197mと表示されました。
この記事で分かることは5つです。
| 電池とソーラー | 88%から充電せずに使い続けた電池の減り方と、日光に当てたときの回復 |
| 開封と見た目 | 同梱物、チタンのベゼル、裏ぶたのソーラーパネル |
| 地図とナビ | キャンプ場で地図に現在地が出るまで |
| 高度・気圧・コンパス | 標高約200mのキャンプ場で表示された値と、一晩での変化 |
| 健康と運動 | 睡眠や心拍などの記録 |
写真と画面を見ながら、1つずつ確かめていきます。
本記事で紹介したAmazfit T-Rex Dual Solarは、Amazfitより提供を受けた製品です。記事の内容は実際に使用したうえでの評価であり、提供元による内容の指定や事前確認は受けていません。
レビューするモデルはこちら

| 価格 | 109,800円(税込) |
| 発売日 | 2026年10月29日(予約は10月16日から) |
| カラー | バサルトブラック |
| 対応スマホ | Android 8.0以上、iOS 17.0以上 |
| 防水 | 10気圧防水(水深50mまでのレクリエーショナルダイビングに対応) |
11月30日(月)までAmazonで5%OFFクーポン
Amazfit T-Rex Dual Solarは、Amazonでクーポンコード「TREXDS08」を入力すると5%OFFで購入できます。有効期間は2026年11月30日(月)までです。
主要な機能を一覧表でチェック

まずは当サイトが使用しているスマートウォッチの主要機能表を使い、本モデルに搭載されている機能をチェックしてみました。緑色の部分が搭載している機能で、色のない部分が未搭載の機能です。
スマホの通知や天気、音楽の操作といった日常の機能に加えて、通話や音声アシスタントのZepp Flowにも対応し、心拍、血中酸素、睡眠、皮膚温、歩数などの健康の記録、GPSを使った運動の記録までひと通りそろっています。アウトドア向けのモデルらしく、山や街で標高を測れる気圧高度計を搭載しているのが大きな特徴です。
一方で、キャッシュレス決済とSuicaには対応していません。改札や買い物まで時計1本で済ませたい方には、この点は惜しいところです。そのかわり、地図、ライト、ソーラー充電まで備えていて、アウトドアで使う機能は充実しています。
バッテリーの持ち具合は?
ブランド公式のデータだと、電池の持ちは次のとおりです。
| 通常の使い方 | 最大25日 |
| 通常の使い方+画面側のソーラーに1日3時間 | 最大34日 |
| 通常の使い方+裏側のソーラーに1日3時間 | 最大51日 |
| 省電力モード(Outdoor Extreme Mode)+裏側のソーラーに1日3時間 | 最大180日 |
| 高精度のGPS | 最大41時間 |
ソーラーの日数は、晴れた屋外ほどの5万ルクスの光に1日3時間当てたときの値です。最大180日は、GPSの測位を絞った省電力モードでの値です。

実際には、電池残量88%の状態から、充電せずに使い続けました。
| 日時 | 電池残量 |
| 10月10日 0時31分 | 88% |
| 10月13日 14時51分(ハイキングの記録中) | 37% |
| 10月13日 15時56分(ハイキングの後) | 34% |
| 10月15日 16時39分 | 5% |
| 10月15日 21時 | 電源が切れていた |
5日16時間で88%から5%になり、1日あたり約15%の減りでした。GPSを使ったハイキングの1時間5分では、3%減っています。
この間は、心拍数の連続計測、5分ごとのストレス、血中酸素の自動計測、睡眠中の呼吸の記録をオンにし、常時表示も8時から22時まで点けていました。公式の最大25日より電池を多く使う設定で、健康の機能をフルに使うなら、満充電から1週間ほどが目安になりそうです。
ソーラー充電で電池はどれくらい増える?

電池が切れた翌朝、充電器で14%まで戻してから、ソーラーだけで電池を増やせるかを試しています。時計をソーラープライオリティモード(ほとんどの機能を止めて、ソーラーでの回復に専念させる状態)にし、朝の日が当たる窓辺に裏側を上にして置きました。

7時55分の14%から、17分後の8時12分に15%へ増えました。公式の数値から計算すると、5万ルクスの光での回復は、裏側で1時間あたり約0.7%、画面側で約0.35%です。通常の使い方では1日に約4%減るので、裏側に3時間当てると半日分ほどを補える計算になります。
裏側を日に向けて充電するときは、本体が熱くなると充電が止まることがあります。車のダッシュボードのような熱くなる場所に置くのは避けてください。
いざ開封!
パッケージや同梱されているものも確認してみましょう。

黒い化粧箱の表面に、文字盤を表示した本体が大きく印刷されています。

中に入っていたのは、本体、黒いシリコンストラップ、充電器、説明書です。ストラップは今回届いた箱には1本だけでした。

充電器は端子の部分だけの小さなもので、茶色の革のループが付いています。USBケーブルは付属していないので、手持ちのケーブルにつないで使います。マグネットで本体に付けるタイプで、満充電までの目安は2.5時間です。
見た目をチェック
素材や大きさ、重量について
本体の大きさは51.4×51.54×16.9mm(センサー部分を含む)、重さはストラップを除いて69gです。ベゼルとボタンにはグレード5のチタン合金、画面にはサファイアガラスが使われています。

裏ぶたは、心拍センサーの周りを八角形の黒いプレートが囲む作りです。このガラスセラミックのプレートに、画面側の2倍以上の面積のソーラーパネルが入っています。腕から外して、この面を空に向けて置くと充電できる仕組みです。
見た目は大きく、着ける前は重そうだと感じました。ところが、ストラップと本体のつなぎ目がよく動いて手首に沿うためか、着けてみるとそれほど重くは感じませんでした。大きさのわりに、袖口に引っかかることもありませんでした。
防水等級や耐久性について
防水は10気圧で、水深50mまでのレクリエーショナルダイビングにも対応しています。6つの軍用規格にも準拠しています。

腕に着けたまま、水道の水をかけてみました。水がかかっている間も画面は消えずに表示されたままでした。

かけ終わったあとも、水滴の付いた画面で時刻や天気をそのまま読めました。雨の中の山道や、手を洗うときに着けたままでも気にせず使えます。
物理ボタンについて

ボタンは左右に2つずつ、計4つです。左側の上にUP、下にDOWN、右側の上にSEL、下にBACKと、ベゼルに刻印されています。
ボタンは押しやすく、操作はボタンが基本です。アウトドア向けのモデルらしく画面がロックされることがあり、最初は少し慣れが必要でした。慣れてしまえば、ボタンだけで快適に使えます。
ディスプレイについて

画面は1.32インチのAMOLED(有機EL)で、解像度は466×466、明るさは最大3,000ニトです。朝の屋外で日が当たっていても、時刻や気温の表示ははっきり読めました。
腕時計としては画面が大きく、いろいろな情報を一度に表示しても見やすいところが気に入りました。
バンドについて
ストラップの幅は26mmで、手首周り145〜215mmに対応します。素材はシリコンで、ピンバックルで留めます。
操作感をチェック
ウォッチフェイスについて

文字盤は本体とZeppアプリから選べます。大きな数字で時刻を見せるもの、天気や日の出の時刻を一緒に出すものなど、アウトドア向けのデザインがそろっています。
通知機能について
スマホの通知も、大きな画面でとても読みやすく表示されます。
アウトドアの機能をチェック
ここからは、キャンプで実際に使った機能を順に見ていきます。
地図にキャンプ場の現在地と等高線が出る

地図は道路を含むベースマップが最初から入っていて、等高線の入った地図は追加でダウンロードします。容量が大きいので、出発前に家のWi-Fiでダウンロードを済ませておきました。キャンプ場では、地図の上にちゃんと現在地が出ました。
登山アプリのYAMAP(ヤマップ)で作った登山ルートも、GPXファイルにしてZeppアプリから時計に取り込めます。GPXファイルをYAMAPの登山計画からダウンロードできるのは、YAMAPプレミアムの会員だけです。今回のキャンプでは、ルートの取り込みは試していません。

翌朝、もう一度地図を開くと、キャンプ場の周りの道と等高線が表示されました。縮尺は100mまで寄せられ、テントサイトの周りの細い道まで見分けられます。
高度は手で合わせなくても197mと表示

高度は、手で合わせなくても到着した日の夕方に197mと表示されていました。グラフには、13時34分からの4時間で高度が上がっていく様子が残っています。家(標高約6m)から車で移動した間の記録です。

翌朝は203mでした。一晩で変わったのは6mほどです。

気圧は到着した日の夕方が995hPa、翌朝が998hPaでした。一晩で3hPa上がっています。
コンパスの画面に気圧と高度も並ぶ

コンパスも機能していました。画面の中央に方位と角度、下に気圧と高度が並ぶので、方角を確かめるついでに標高も見られます。

太陽の画面では、その日の日の出と日の入りの時刻が曲線で表示されます。この日は日の出が5時43分でした。
ライトで手元を照らせる
本体にはライトも付いていて、キャンプの夜に使いました。手元を照らすときに、スマホを取り出さずに時計から光を出せるのは便利でした。

ライトは本体の左上の側面にあり、白い光で手元を照らせます。写真は、キャンプ場の夕方に点けたところです。
健康の機能をチェック
心拍は生体センサーBioTracker 6.0で測ります。電池の減り方を見ていた間は、健康の機能をほぼすべてオンにしていました。キャンプから帰ったあとの10月15日の記録を、Zeppアプリで見ていきます。
睡眠はスコアと眠りの段階まで分かる

10月15日の睡眠は、0時8分から7時10分までの7時間1分で、睡眠スコアは75(中程度)でした。深い眠りが1時間52分(26%)、レム睡眠が2時間5分(30%)、途中で目が覚めたのは1回だけです。眠りの段階が時間の流れに沿ってグラフで並ぶほか、就寝と起床の時刻がどれだけそろっているかを示す「睡眠の規則性」も79%と表示されました。
HybridChargeで心と体の余力を0〜100で見られる

Zeppアプリのホームには、Amazfit独自の指標「HybridCharge」が出ます。心拍数、心拍数の変動(HRV)、安静時心拍数、睡眠といったデータに、運動のきつさの自己評価(RPE)なども合わせて、いまどれくらい動ける余力があるかを0〜100で示すスコアです。80〜100が最適、60〜79が普通、0〜59が低めで回復を優先したい状態とされています。
眠っている間に充電され、活動すると減っていく、電池の残量のような動きをします。10月15日は一日の中で29から82の間で動き、18時過ぎに見たときは53でした。その日の状態を説明するコメントも表示されます。仕組みはAmazfitの「HybridCharge」の解説記事で詳しく紹介しています。
心拍、血中酸素、ストレスも自動で記録

ハートヘルスの画面には、安静時心拍数59、心拍数の変動(HRV)42ms、血中酸素95%がまとめて表示されます。10月15日の心拍数は平均75、最大118、最小57でした。ストレスは5分ごとに測られ、この日の平均は47、最高は85、最低は15です。心拍のデータから運動量をスコアにするPAIも、Zeppアプリで毎日確かめられます。
※本製品は医療機器ではありません。表示される値は、健康管理の目安としてご覧ください。
運動の機能をチェック
GPSは6つの衛星測位システムに対応しています。長時間の行動向けに、GPSの消費電力を抑えるモードも用意されています。
歩き始めると自動でワークアウトの記録が始まる

歩いたり自転車に乗ったりしていると、時計がそれを見つけて、ワークアウトの記録を始めるよう提案し、そのまま記録を始めてくれます。自分でボタンを押さなくても、10月14日には屋外サイクリング(0.80km)やウォーキング(0.36km)、10月15日にはスローウォーキングやファストウォーキングが記録に残っていました。ちょっとした移動まで残るので便利です。
ただ、記録が始まるたびに、英語で「スタートワークアウト」のような音声が毎回流れます。何度も鳴るので、少し面倒に感じました。運動中の音声はオフにできるので、気になる方は切っておくといいと思います。
記録はZeppアプリで地図と心拍まで見られる

10月16日に1.80kmを歩いた記録では、45分10秒の間の平均心拍数が98、歩数が3,259歩でした。地図には歩いた道が速さで色分けされて残り、有酸素のトレーニング効果(1.6)や、1kmごとの速さと心拍数も確かめられます。
ハイキングでは高度の上り下りまで記録

10月13日に、埼玉県入間市の加治丘陵を「ハイキング」で記録しました。4.48kmを1時間16分58秒で歩き、獲得標高は上り177m、下り122m、平均心拍数は111でした。歩きながら見た画面と高度の変化は、加治丘陵のハイキングの記録で詳しく紹介しています。
記録中は、運動時間、距離、高度、心拍数の画面のほか、地図、高度のグラフ、合計上昇と合計下降の画面をボタンで切り替えられます。地図には歩いてきた道が線で残り、森の中では山道が点線で表示されました。
Amazfit T-Rex 3 Proとの違い
同じT-Rexシリーズで、チタンのベゼルとサファイアガラスを使ったモデルに、T-Rex 3 Proがあります。主なスペックを、3 Proの48mmと並べました。
| 項目 | T-Rex Dual Solar | T-Rex 3 Pro(48mm) |
| 価格(税込) | 109,800円 | 59,900円(公式ストアの通常価格) |
| ソーラー充電 | あり(画面側と裏側) | なし |
| 画面 | 1.32インチAMOLED、466×466 | 1.5インチAMOLED、480×480 |
| 最大輝度 | 3,000ニト | 3,000ニト |
| 電池の容量 | 660mAh | 700mAh |
| 電池(通常の使い方) | 最大25日(ソーラーで最大51日) | 最大25日 |
| 高精度のGPS | 最大41時間 | 38時間 |
| 大きさ | 51.4×51.54×16.9mm | 約48×48×16mm |
| 重さ(ストラップを除く) | 69g | 約49g |
| ベゼルと画面 | チタン合金、サファイアガラス | チタン合金、サファイアガラス |
| 防水 | 10気圧 | 10気圧 |
| ストラップの幅 | 26mm | 22mm |
大きさは、どちらもセンサー部分を含めた値です。
いちばんの違いはソーラー充電の有無で、価格の差は49,900円です。通常の使い方での電池の持ちは、どちらも最大25日と同じです。
画面は3 Proのほうがひと回り大きく、本体は3 Proのほうが小さく、20gほど軽くなっています。3 Proには44mmのサイズもあります。充電の回数を減らしたい、長く山に入ることが多い方はDual Solar、画面の大きさや軽さ、価格を重視する方は3 Proが候補になります。
仕様の細かな違いは、こちらの記事で比べています。
Amazfit T-Rex Dual SolarとT-Rex 3 Proの違いを徹底解説|両面ソーラーで最大51日 3 Proは画面が大きく5万円安い
まとめ

Amazfit T-Rex Dual Solarは、地図、高度計、コンパス、ライトを、スマホを出さずに手元で確かめられるアウトドア向けのスマートウォッチです。画面が大きく、地図や通知が見やすいところが気に入りました。見た目は大きいものの、ストラップのつなぎ目がよく動くので、着けてみると重さはそれほど気になりませんでした。
気になったのは電池の持ちです。健康の機能をほぼすべてオンにした使い方では、88%から6日たたずに電源が切れました。また、決済とSuicaには対応しておらず、価格は同じチタンとサファイアガラスを使ったT-Rex 3 Proより約5万円高くなります。
ソーラーでは、窓辺に裏側を上にして置くと17分で電池が1%増えました。日なたに3時間当てれば通常の使い方の半日分ほどを補えるので、充電できない山の中で過ごす日が続くときの支えになります。
Source: Amazfit T-Rex Dual Solar 公式ストア、Amazfit T-Rex 3 Pro 公式ストア、Zepp Health Corporation プレスリリース
あわせて読みたい関連記事
加治丘陵のハイキングで使った記録は、こちらの記事にまとめています。
加治丘陵ハイキングをAmazfit T-Rex Dual Solarで記録|4.48kmで獲得標高177m
同じハイキングでSuunto Core 2と比べた結果は、こちらです。
Suunto Core 2とAmazfit T-Rex Dual Solarを比較|同じハイキングで上った高さは1〜3m差
日本での発売日、価格、予約の情報は、こちらの記事でまとめています。
Amazfit T-Rex Dual Solar 10月29日発売|109,800円 両面ソーラーで最大51日 省電力モードで180日
9月に海外で発表されたときの記事は、こちらです。
Amazfit「T-Rex Dual Solar」が海外で発表|649.99ドルでAMOLED初の両面ソーラー
発表前にZeppアプリから見つかった、ソーラー充電の専用モードについてはこちらです。
Amazfit T-Rex Dual Solarは時計だけの姿になって充電するのか? Zeppアプリに現れた「Solar Boost Mode」の中身
はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、
記事の探し方ガイド
から目的別に読めます。











