GalaxyウェアラブルがAIで進化、今夏以降に順次展開予定
Googleの生成AI「Gemini」が、Samsungのスマートウォッチおよびワイヤレスイヤホンに初めて搭載されることが明らかになった。Galaxy WatchシリーズおよびGalaxy Buds3シリーズに向けたアップデートとして、今後数ヶ月以内に提供が開始される見通しだ。
今回の統合により、Galaxyユーザーはスマートフォンを取り出すことなく、AIアシスタントによる自然な音声対話や情報処理が可能になる。SamsungとGoogleの協業によって、Galaxyエコシステム全体でのAI機能の強化が進む形だ。
Galaxy Watch:手を使わずに情報確認やタスク管理が可能に
Geminiを搭載したGalaxy Watchでは、音声コマンドによる操作が可能となり、ランニング中や荷物を持っている際でも、効率的にタスクをこなせるようになる。
例えば、ジムでの利用時に「今日使っているロッカーは43番」と声をかければ、AIがそれを記憶。買い物帰りに手がふさがっている時でも「最後のメールを要約して」と頼めば、内容を瞬時に確認できる。Geminiは複数のアプリを横断して情報を処理し、ユーザーの生産性を自然に高めてくれる。
■ Galaxy Buds:音声とタッチでスマート連携
Galaxy Buds3シリーズと組み合わせることで、Geminiの利用はさらに直感的になる。イヤホンのタッチ操作や音声入力でGeminiを起動し、スマートフォンとシームレスに連携可能だ。
たとえば、ランニング前に「今日の天気は?」と尋ねれば、スマートフォンに触れることなく、リアルタイムの天気情報を取得できる。これにより、ユーザーはより自然な方法でAI機能を日常生活に取り入れられるようになる。
今回のアップデートは、Samsungが掲げる「つながる体験」の強化にもつながっており、AIを軸とした次世代のウェアラブル体験の第一歩といえる。
Source:Smarter Wearables: Google Gemini Is Coming to Samsung Galaxy Watch and Buds – Samsung Mobile Press
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