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カシオはスマートウォッチ市場から撤退したの? 現在の方針とスマート機能を持つ最新モデルを解説

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2025.05.27

アウトドアやスポーツ向けの耐久性に優れた腕時計で知られるカシオ(CASIO)。スマートウォッチ市場にも参入し、多くのファンを獲得してきましたが、近年は一部のスマートウォッチモデルからの撤退が進んでいます。

本記事では、カシオが撤退を決めたスマートウォッチ分野、その背景、そして現在もスマート機能を搭載したモデルとして販売されているG-SHOCKシリーズの情報まで、詳しく解説します。

カシオが撤退したスマートウォッチ分野とは?

G-SHOCK

カシオが撤退を進めているのは、Googleの「Wear OS by Google」を搭載したスマートウォッチの分野です。以下のようなモデルが該当します。

・G-SHOCK G-SQUAD PROシリーズ(例:GSW-H1000)
・スマートアウトドアウォッチ「WSD」シリーズ(WSD-F10、WSD-F20、WSD-F30など)

これらのモデルは高機能ながら、バッテリーの持ちや操作性、ブランドとの親和性といった点で課題を抱えており、現在では新モデルの開発が終了。さらに、専用アプリの「CASIO MOMENT SETTER+」なども、2025年8月4日でサポート終了が予定されています。

撤退の背景にある3つの課題

カシオがWear OS搭載モデルから撤退した理由には、以下のような課題があります。

・バッテリー消費が激しく、1日以上の利用が難しい
・操作が複雑で、直感的に使いにくい
・G-SHOCKの「タフでシンプル」というイメージとスマートウォッチが合わない

これらの課題を受けて、カシオはWear OSを採用したスマートウォッチからは撤退する一方、独自システムを採用した“スマート機能付きアウトドアウォッチ”の展開にシフトしています。

現在のスマート機能付きモデル:G-SQUADとRANGEMANに注目

Wear OSは搭載していないものの、高度なスマート機能を持つモデルは今もラインナップされています。以下に主なシリーズと注目モデルを紹介します。

G-SQUADシリーズ

・GBD-H2000
GPS、心拍計、方位・気圧・温度センサーなど6種のセンサーを搭載。マルチスポーツ対応で、Bluetoothによるスマホ通知も可能。

・DW-H5600
コンパクトで伝統的なG-SHOCKデザインに、心拍・歩数計測、通知機能を搭載。充電はUSBとソーラーの併用型。

シリーズ詳細はこちら:https://gshock.casio.com/jp/products/g-squad/

RANGEMAN GPR-H1000:本格アウトドア派に向けた最上位モデル

・GPR-H1000
2024年に登場したRANGEMANシリーズの最新モデルで、G-SHOCK史上でも屈指のアウトドア対応機能を搭載しています。特筆すべきは以下の点です。

・GPSナビゲーション(ルートログや目的地誘導)
・光学式心拍計
・気圧・高度・方位・温度センサー
・スマホ連携による通知・データ同期
・耐衝撃、20気圧防水、耐低温仕様(−20℃)
・USB/ソーラー併用のハイブリッド充電

詳細はこちら:https://gshock.casio.com/jp/products/rangeman/gpr-h1000/

カシオは「撤退」ではなく「方向転換」

今回の動きは、カシオがスマートウォッチ市場から完全に撤退したというよりは、「タフネス」「高耐久」「アウトドアユース」にフォーカスした“カシオ流スマートウォッチ”へと舵を切った再編と捉えるべきです。

Wear OSからは離れたものの、GPS、センサー、心拍計、スマホ通知といったスマート機能は引き続き注力されており、「G-SQUAD」や「RANGEMAN」などがその中核を担っています。

あわせて読みたい

カシオ以外にも、FOSSILをはじめとしたブランドがスマートウォッチ市場からの撤退を発表しています。スマートウォッチ業界の今を知るなら、以下の記事もおすすめです。

【FOSSILはなぜスマートウォッチから撤退したのか? その答えは「Nothing」が知っている】

【CASIO、SONY、CITIZENの現状は? 国産スマートウォッチ「絶滅危機」の今。あの名機も生産終了…】

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