Apple Watchには、交通事故に遭った際に自動で緊急通報サービスへ連絡してくれる
「衝突事故検出」というセーフティ機能が搭載されています。
自分で通報できない状態でも、Apple Watchが事故を検知し、位置情報や状況を救急側に伝えてくれるため、
命を守る最後のセーフティネットとして注目されています。
本記事では、Apple Watchの衝突事故検出について、
仕組み・対応モデル・作動の流れ・注意点までを分かりやすく解説します。
衝突事故検出とは何を検知する機能?

衝突事故検出は、Apple WatchやiPhoneが自動車の激しい衝突事故を検知するために設計された機能です。
対象となる事故には、以下のようなケースが含まれます。
・正面衝突
・側面衝突
・追突事故
・車両の横転
歩行中の転倒や登山中の事故などを検知する「転倒検出」とは異なり、
衝突事故検出は車両事故専用のセーフティ機能です。
なお、歩行中やアウトドア中の事故に備える機能としては、
別途「転倒検出」機能も用意されています。
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衝突事故検出が作動すると何が起きる?
Apple Watchが激しい自動車衝突事故を検知すると、以下の流れで動作します。
1. 手首への強いタップと警告音で異常を通知
2. 画面に「緊急電話」スライダを表示
3. 反応がなければ30秒間のカウントダウンを開始
4. カウントダウン終了後、自動的に緊急通報サービスへ発信
通話がつながると、Apple Watchは音声メッセージを再生し、
・激しい自動車衝突事故が検知されたこと
・現在地(緯度・経度)
・おおよその捜索半径
を救急側に伝えます。
初回は最大音量で再生されますが、その後は音量が下がるため、
着用者本人や周囲の人が救急隊員と直接会話できるよう配慮されています。
意識がある場合は自分でキャンセルや通話も可能
事故後に意識があり、問題がない場合は、画面に表示される通知を自分でキャンセルできます。
また、救急が必要な場合は「緊急電話」スライダを操作し、
Apple Watchから直接通話することも可能です。
誤って通報してしまった場合でも、電話を切らず、
救急側につながってから「間違いでした」と伝えるよう案内されています。
緊急連絡先とメディカルIDも自動で共有される

衝突事故検出による自動通報が行われると、
設定している緊急連絡先にもメッセージが送信されます。
そのメッセージには、
・事故が検知されたこと
・現在地
が含まれます。
また、iPhoneの「ヘルスケア」アプリでメディカルIDを設定し、
「緊急電話中に共有」をオンにしておけば、
救急隊員が医療情報を確認することも可能です。
衝突事故検出に対応しているApple Watchのモデル

衝突事故検出は、すべてのApple Watchで使えるわけではありません。
対応モデルは以下のとおりです。
・Apple Watch Series 8 以降
・Apple Watch SE(第2世代)
・Apple Watch Ultra / Ultra 2 / Ultra 3
watchOS 9以降を搭載していることが条件となります。
通信環境が必要。圏外ではどうなる?

衝突事故検出で緊急通報サービスに連絡するには、
・モバイルデータ通信
・Wi-Fi通話
のいずれかが必要です。
Apple Watch Ultra 3やiPhone 14以降と組み合わせて使用している場合は、
対応地域であれば衛星経由の緊急SOSが使われることもあります。
ただし、すべての国・地域で利用できるわけではない点には注意が必要です。
衝突事故検出はオンにしておくべき?
衝突事故検出は初期設定でオンになっています。
通勤・ドライブ・旅行などで車に乗る機会がある人にとっては、
万が一に備えてオンのままにしておくことが強く推奨されます。
歩行中やアウトドア中の事故に備えるには、
転倒検出機能とあわせて有効にしておくと、より安心です。
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Source:
Apple Watchで衝突事故検出を管理する – Apple サポート(日本)
事故に遭ったときにiPhoneやApple Watchの衝突事故検出で助けを呼ぶ – Apple サポート(日本)











