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2026年10月6日、PFUは業務用スキャナー4機種の販売を始めました。A3対応でフラットベッド付きの「RICOH fi-8700」「RICOH fi-8700S」、給紙装置(ADF)で読み取る「RICOH fi-8600」、A4対応のシンプルなモデル「RICOH SP-2240」です。出荷は10月14日からです。
会社や自治体で紙の書類をまとめて電子化するためのスキャナーで、一番安いSP-2240は4万円(税抜)です。fi-8700などの3機種は、2017年から販売してきた「fi-7700シリーズ」の後継で、価格を据え置いたまま有線LANとカラー画面に対応しました。PFUは、個人や小さな事務所向けの「ScanSnap」でも知られるメーカーで、今回の4機種はそれとは別の業務用のシリーズです。ScanSnapの最近の動きは「PFU「ScanSnap Cloud+」提供開始」で紹介しています。
A3の3機種とA4の1機種 価格は4万円から99万円(税抜)

4機種の違いは次のとおりです。価格はいずれも税抜です。
| モデル | 種類 | 読み取り速度 | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|
| RICOH fi-8700 | A3対応 ADF両面+フラットベッド付き | 毎分100枚/200面 | 990,000円 |
| RICOH fi-8700S | A3対応 ADF片面+フラットベッド付き | 毎分75枚(片面) | 310,000円 |
| RICOH fi-8600 | A3対応 ADF両面 | 毎分100枚/200面 | 720,000円 |
| RICOH SP-2240 | A4対応 シンプルモデル | 毎分40枚/80面 | 40,000円 |
読み取り速度は、fi-8700とfi-8600がA4横送り、SP-2240がA4縦送り、いずれもカラー200/300dpiでの値です。販売開始は10月6日、出荷開始は4機種とも10月14日です。
fi-8700シリーズは有線LANに対応し1台を複数のPCで共有できる

fi-8700、fi-8700S、fi-8600の3機種は、USBに加えて有線LANでもつなげるようになりました。PCの近くに置かなくてもよく、1台のスキャナーを複数のPCで共有できます。操作パネルはカラーの液晶になり、エラーの表示も見やすくなりました。
フラットベッド付きのfi-8700とfi-8700Sは、給紙装置を180度回せて、左右どちらからでも原稿をセットできます。fi-8700とfi-8600は、最大300枚の原稿をセットでき、読み取りの途中で原稿を足すこともできます。
ガラス面に並べた小さな原稿を1枚ずつ自動で切り出す「マルチクロップ」

フラットベッド付きのfi-8700とfi-8700Sには、新しく「マルチクロップ」機能が入りました。ガラス面に複数の原稿を並べて1回で読み取ると、1枚ずつ別のデータとして切り出します。病院で検査機器から出てくる小さな用紙や、一部がのり付けされた原稿のように、給紙装置に通しにくいものをまとめて電子化できます。使うときは、カバーを開けたままにするか、別売りの黒色の原稿押さえパッドが必要です。

もう一つの新機能が「タイマースキャン」です。決めた秒数ごとに自動で読み取るので、冊子の契約書やホチキス留めの書類でも、ページをめくってガラス面に置くだけで次々に読み取れます。カバーの開け閉めやボタンを押す手間がなくなります。
SP-2240は4万円でマイナンバーカードや封筒も読める

RICOH SP-2240は、これから書類の電子化を始める職場や、複数の拠点にまとめて置きたい会社に向けたA4対応のモデルです。価格は4万円(税抜)で、読み取り速度は毎分40枚/80面、原稿は最大80枚までセットできます。
紙がまっすぐ通る構造なので、マイナンバーカードや運転免許証のような厚みのあるカードも読み取れます。「手差し・単送モード」を使えば、複写式の伝票や封筒、A3を二つ折りにした原稿も読み取れます。
読み取ったあとはAI-OCRで文字をデータにできる
fi-8700シリーズとSP-2240には、スキャンからファイルの仕分けまでをこなすソフト「PaperStream Capture」と、保存先やファイル名をその場で選んで読み取れる「PaperStream ClickScan」が付いています。
手書きの文字も読み取るAI-OCRが必要なら、有償の「PaperStream Capture Pro」(SP-2240向けは年35,000円)や「PaperStream Capture Pro Premium」(年150,000円)を使えます。クラウド型のAI-OCR「PaperStream AI」は、書式がばらばらな書類でも事前の設定なしで文字をデータにします。料金は年1万ページまでで300,000円からです(いずれも税抜)。
価格と購入
4機種とも10月6日に販売が始まり、10月14日から出荷されます。執筆時点では、AmazonとYahoo!ショッピングで取り扱いは見つかりませんでした。詳しい仕様は各製品のページで確かめられます。
まとめ
PFUの新しい業務用スキャナー4機種のうち、fi-8700、fi-8700S、fi-8600は、病院や金融機関、自治体などで大量の書類を読み取る現場に向けた上位モデルです。価格は据え置きで、有線LAN、カラー画面、マルチクロップ、タイマースキャンが加わりました。
SP-2240は4万円(税抜)で、カードや封筒まで1台で読み取れるA4モデルです。業務用のソフトと組み合わせて書類の電子化を始めたい、小さな事務所の選択肢になります。個人で書類や名刺を手軽に電子化したいなら、引き続きScanSnapが候補です。
Source: 株式会社PFU プレスリリース
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