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2026年6月に発売されたOura Ring 5など、Oura Ringのアプリで睡眠の画面を開くと、睡眠スコアの下に指標がずらりと並びます。この記事では、それぞれの指標で何が測れて、画面にどう表示されるのかを、Ouraの公式ヘルプの説明に沿って整理します。画面と数字は、編集部で使っているOura Ring 5の10月18日の朝の一例です。
タレントの指原莉乃さんがYouTubeで見せた「睡眠6時間38分・入眠3分」も、この画面に出る数字です。
画面に出る指標は、睡眠スコアの中身・眠りの段階・睡眠中の体の状態・長い目で見た傾向の4つに分けると読みやすくなります。
| 指標 | 分かること |
|---|---|
| 睡眠スコアと7つのコントリビューター | その夜の睡眠の質と量を0〜100で評価。合計睡眠・効率・安眠度・レム睡眠・深い睡眠・入眠潜時・タイミングの7項目から決まる |
| ベッドにいた時間・実際の睡眠時間 | 横になっていた時間と、そのうち眠っていた時間 |
| 睡眠負債 | 過去2週間で、自分に必要な睡眠量に対してどれだけ足りていないか |
| 睡眠段階のグラフ | 覚醒・レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠が一晩でどう移り変わったか |
| 平均血中酸素ウェルネス・夜間の呼吸 | 睡眠中の血中酸素の状態と、呼吸の乱れがどのくらいの頻度で起きているか |
| 最低心拍数・平均心拍変動 | 睡眠中の心拍数が一番下がった値と時刻、自律神経の状態を表す心拍変動 |
| 睡眠の健康・通常の睡眠スコア | 14日間の睡眠スコアの中央値から見た、ふだんの睡眠の状態 |
| タグとコミュニティにおける発見 | カフェインや飲み会などの生活習慣と、睡眠の数字との関係 |
なお、Oura Ringは医療機器ではなく、病気の診断を目的としたものではありません。
本記事で画面を紹介したOura Ring 5とOuraメンバーシップ(2年分)は、ŌURAより提供を受けた製品です。記事の内容は実際に使用したうえでの評価であり、提供元による内容の指定や事前確認は受けていません。
睡眠スコアは0〜100で表示 合計睡眠・効率・入眠潜時など7項目の内訳つき

睡眠スコアの画面の例。スコアの下に7項目の評価がバーの長さで並ぶ(この夜は89)
睡眠スコアは0〜100で、85〜100が「最適」、70〜84が「良好」、60〜69が「適切」、0〜59が「要注意」です。スコアが85以上の日には、王冠マークが付きます。例として載せた編集部の夜は89で、王冠マークが表示されていました。
スコアの内訳が「コントリビューター」で、7つの項目それぞれにOuraが目安を示しています。
| コントリビューター | Ouraの説明と目安 | 表示の例(編集部のある夜) |
|---|---|---|
| 合計睡眠 | 浅い睡眠・レム睡眠・深い睡眠の合計。ほとんどの成人は7〜9時間が必要 | 7時間11分 |
| 効率 | ベッドにいた時間のうち眠っていた割合。85%なら中途覚醒の少ない睡眠 | 94% |
| 安眠度 | 夜中の覚醒、過度の動き、ベッドから起き上がった回数 | 最適 |
| レム睡眠 | 合計睡眠の5〜50%。健康な成人では1.5時間前後が最適 | 1時間58分 |
| 深い睡眠 | 合計睡眠の0〜35%。平均的な成人は15〜20%(1〜1.5時間) | 1時間58分 |
| 入眠潜時 | 横になってから眠るまでの時間。15〜20分以内が理想で、5分以内は過労のサインかもしれない | 13分 |
| タイミング | 睡眠の中央の時刻が午前0時〜3時なら最適。朝型か夜型かで変わる | 良好 |
入眠潜時は、早く眠れるほど良いわけではありません。Ouraは5分以内に眠る場合を、疲れがたまっているサインの可能性として挙げています。
ベッドにいた時間と実際の睡眠時間 睡眠負債は過去2週間の不足を4段階で表示

主要な指標の例。この夜はベッドにいた7時間40分のうち、眠っていたのは7時間11分
「主要な指標」には、合計睡眠とは別に「ベッドにいた時間」が出ます。2つの差が、ベッドの中で目が覚めていた時間です。睡眠効率は、実際の睡眠時間をベッドにいた時間で割った値になります。例えば編集部のある夜は、ベッドにいた7時間40分のうち7時間11分眠っていて、睡眠効率は約94%でした。
その下の睡眠負債は、過去2週間の睡眠不足の量です。過去90日の睡眠からその人に必要な睡眠量を推定し、直近14日の睡眠時間と比べて出します。表示は「なし」「少ない(2時間未満)」「中程度(2〜5時間)」「多い(5時間以上)」の4段階で、計算には14日のうち5夜以上のデータが必要です。
睡眠段階のグラフは覚醒・レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠の4段階で一晩の移り変わりを表示

睡眠段階のグラフの例。23時47分から7時27分まで、4つの段階を行き来しているのが分かる
このグラフは「ヒプノグラム」と呼ばれ、一晩の睡眠を覚醒・レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠の4段階で表します。Oura Ringは、体の動き、体表温、心拍数、心拍変動、呼吸数などから段階を判断しています。
Ouraが示す平均的な割合は、覚醒2〜5%、浅い睡眠45〜55%、深い睡眠13〜23%、レム睡眠20〜25%です。例として載せた編集部の夜は、深い睡眠が27%で、平均より多めでした。レム睡眠は夜の後半に多くなるとされていて、グラフでも明け方にかけてレム睡眠の帯が増えています。
グラフの下の「動き」は5分刻みで、線が長いほど大きく動いたことを表します。短い線は寝返り、長い線は目が覚めていた可能性を示します。
平均血中酸素ウェルネスは睡眠中の血中酸素を推定 夜間の呼吸は乱れの頻度を4段階で表示

平均血中酸素ウェルネスと夜間の呼吸の表示の例(この夜は98%と「おおむね安定」)
平均血中酸素ウェルネスは、指に当てた赤色と赤外線のLEDの光から、睡眠中の血中酸素の状態を推定したものです。3時間以上眠ったときに測られ、その日いちばん長い睡眠の結果が表示されます。Ouraは95〜100%を一般的な範囲としたうえで、一晩の値より長い期間の傾向を見るよう案内しています。
夜間の呼吸は、睡眠中に呼吸の乱れがどのくらいの頻度で起きているかを表します。区分は「安定的」「おおむね安定」「不安定」「非常に不安定」の4つです。例えば「おおむね安定」は、乱れが時々見られるもののよくあることで、通常は心配ないとされる段階です。編集部のある夜の表示は、平均血中酸素ウェルネスが98%、夜間の呼吸が「おおむね安定」でした。
どちらも病気を診断するものではありません。いびきや日中の強い眠気が気になる場合は、医療機関に相談してください。
最低心拍数は睡眠中にいちばん下がった値と時刻 夜の前半に下がるのが理想

最低心拍数のグラフの例。この夜は寝入りばなに54bpmまで下がった
最低心拍数は、睡眠中に心拍数がいちばん下がったときの値です。Ouraは、前の晩の最低心拍数をその人の長期の平均と比べて、体にかかっているストレスや体調の変化を見ています。
Ouraの説明では、心拍数が最低になってから6時間以上眠るとコンディションスコアが上がりやすくなるため、夜の前半に最低になるのが望ましいとされています。最低になるのがいつも夜の後半なら、深夜の食事、カフェイン、アルコール、寝る前の運動を控えるよう勧めています。画面では、最低になった時刻もグラフで確かめられます。編集部のある夜は、眠り始めてすぐに54bpmまで下がっていました。
心拍変動は睡眠中の平均と最大を表示 比べる相手は自分の過去の値

心拍変動のグラフの例。この夜は平均46ミリ秒、最大70ミリ秒
心拍変動(HRV)は、心拍と心拍の間隔のゆらぎです。Ouraでは、心拍変動が低い状態はストレスや病気、オーバートレーニングと関係があるとしています。測るのは睡眠中だけで、一晩を通して5分間ずつ測った値から、平均と最大を表示します。
心拍変動は人によって20ミリ秒未満から200ミリ秒を超えるまで幅があり、年齢や体力でも変わります。Ouraも、他人と比べるのではなく、自分の過去の傾向と比べるよう案内しています。例として載せた編集部の46ミリ秒も、ほかの人の数字と比べて良し悪しを決めるものではありません。
睡眠の健康は14日間の睡眠スコアの中央値でふだんの睡眠を評価

睡眠の健康の表示の例。この時点では「とても良好」で、通常の睡眠スコアは86
睡眠の画面のいちばん下には「睡眠の健康」があります。これは当日を含む14日間の睡眠スコアの中央値をもとにした評価で、「ケアが必要」から「とても良好」まで、毎日更新されます。中央値を使うので、一晩だけ極端に悪くても評価は大きく変わりません。
「通常の睡眠スコア」がその中央値で、その夜のスコアと並べると、ふだんより良かったか悪かったかが分かります。例えば編集部のある夜は、睡眠スコア89に対して通常の睡眠スコアが86で、ふだんより少し良い夜でした。表示には2週間分のデータと、7件以上の睡眠スコアが必要です。
タグを付けるとカフェインや飲み会などの習慣と睡眠の関係が分かる

合計睡眠の画面に「遅いカフェイン」「パーティー」などのタグの影響が並ぶ
各指標の画面では、その日の行動に「タグ」を付けられます。手で付けるほか、Apple ヘルスケアから取り込んだ運動も自動でタグになります。編集部の画面では、ウォーキングが自動でタグになっていました。
タグを付け続けると、「発見」として、その習慣と睡眠の数字との関係が表示されます。自分のデータで発見が出るには、過去30日のうち14日分以上のデータが必要です。
その下の「コミュニティにおける発見」は、Ouraの全メンバーで見た、そのタグの平均的な影響です。合計睡眠の画面には「遅いカフェイン」「パーティー」などが並んでいました。ただし、Ouraは、ほかのメンバーと同じ影響を自分も必ず受けるわけではなく、関係があっても別の要因が原因のこともあるとしています。
まとめ
Oura Ringの睡眠の画面は、睡眠スコアと7つのコントリビューター、ベッドにいた時間と睡眠負債、睡眠段階のグラフ、血中酸素と夜間の呼吸、最低心拍数と心拍変動、14日間で見た睡眠の健康、タグによる習慣との関係、という順に並んでいます。
どの数字も、一晩の値で一喜一憂するより、自分のふだんの値と比べて見るよう作られています。最初は睡眠スコアと合計睡眠だけを見て、気になる日に下の指標を開くくらいの使い方で十分です。
Source: 睡眠スコア/睡眠コントリビューター/睡眠負債/睡眠段階/睡眠グラフ/血中酸素ウェルネス測定/健康レーダー/コンディションコントリビューター/心拍変動/睡眠の健康ハブ/発見ハブ(Oura Member Care)
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