Garminとはどんなブランド
Garmin(ガーミン)は米国発のGPSデバイスメーカー。航空・海洋・自動車・アウトドア分野で培った測位・センサー技術を基盤に、スポーツから日常の健康管理まで幅広くカバーする高精度な計測とタフな筐体設計が特長です。
トライアスロンやウルトララン、登山など過酷なアクティビティへの耐久性はもちろん、AMOLEDやMicroLEDなどの先進ディスプレイ、マルチバンドGNSS、地図表示、トレーニング負荷・回復時間・HRVなどの高度な解析指標にも強みがあります。
また日本で展開するモデルではSuicaに対応するモデルが多いことも魅力となっています。
一部の上位モデルでは、地図ナビや衛星通信(inReach対応モデル)など、プロ用途にも応える機能を搭載。日常のヘルスモニタリング(睡眠、ストレス、Body Batteryなど)も充実し、「アスリートの計測器」×「毎日のスマートウォッチ」を両立させているのがGarminの魅力です。
シリーズ展開の特徴
Garminは非常に多くのスマートウォッチを販売しているブランドです。
以下、タイプ別に製品を紹介していきますが、ザックリ分けると以下のような分類が可能です。
・フラッグシップ:全部入りの最高峰。地図やマルチスポーツ、長時間バッテリー、頑丈さを重視(fēnix/epix/MARQ)。
・ウェルネス:健康管理と使いやすさ、デザイン性を重視(Venu/vívoactive/Lily)。
・ランニング:トレーニング分析・レース機能に注力(Forerunner)。
・アウトドア:ミルスペック級の耐久・ソーラー・ロングバッテリー(Instinct/tactix/Enduro)。
・ゴルフ:コースデータ・ショット分析など専用機能(Approach)。
・マリン/ダイブ:航行・ボート連携、ダイブコンピュータ機能(quatix/Descent)。
フラッグシップモデル
fēnixシリーズ
Garminの象徴ともいえるマルチスポーツの最高峰。AMOLED/Dual Power(ソーラー)/MicroLEDなど表示と電池の選択肢が豊富で、サイズも複数展開。地図ナビ、トレーニング指標、タフなボディ、マイク・スピーカー対応など日常から本格アクティビティまで“全部入り”の使い勝手が魅力です。MicroLEDや一部モデルのinReach対応など、最新のテクノロジーも上位で選べます。
モデル名 | 価格(税込) |
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fēnix 8 AMOLED 43/47mm | 178,000円 |
fēnix 8 AMOLED 51mm | 198,000円 |
fēnix 8 Dual Power 47mm | 178,000円 |
fēnix 8 Dual Power 51mm | 198,000円 |
fēnix 8 Pro AMOLED | 206,800円 |
fēnix 8 Pro MicroLED | 318,800円 |
fēnix E | 138,000円 |
※税込・公式表示。構成(サイズ/ベルト等)により異なる場合があります。
epixシリーズ
fēnixの強力なスポーツ・ナビ機能はそのままに、AMOLEDの美しい表示と都市にも馴染むデザインを重視したハイエンド。ランや登山の地図表示、通知・音楽・決済(対応モデル)など日常使いも高水準。
「見やすさ」「映える画面」「日常との両立」を優先する人に最適です。
モデル名 | 価格(税込) |
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epix Pro 47mm | 121,800円 |
MARQシリーズ
素材・仕上げ・専用機能にこだわった究極のプレミアムライン。チタンやカーボン、サファイアガラスなどを採用し、Aviator/Captain/Golfer/Athlete/Commander/Adventurerなど用途別に最適化。スポーツ・ナビ機能はトップクラスのまま、ステータス性と所有満足を追求したコレクションです。
モデル名 | 価格(税込) |
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MARQ Athlete (Gen 2) | 270,000円 |
MARQ Golfer (Gen 2) | 330,000円 |
MARQ Golfer (Gen 2) Carbon Edition | 462,000円 |
MARQ Aviator (Gen 2) | 350,000円 |
MARQ Captain (Gen 2) | 330,000円 |
MARQ Commander (Gen 2) Carbon Edition | 484,000円 |
MARQ Adventurer (Gen 2) | 310,000円 |
ウェルネスモデル
Venuシリーズ
日常の健康管理を軸に、ワークアウトや通知、音楽再生まで使い勝手の良さと表示の美しさを両立。AMOLEDの鮮やかな画面と軽い着け心地で、運動初心者〜中級者のメイン機にもなります。Venu 3/3Sは睡眠コーチやBody Batteryなどのヘルス機能が充実、「健康の見える化」に最適です。
モデル名 | 価格(税込) |
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Venu 3 | 60,800円 |
Venu 3S | 60,800円 |
Venu 2 | 54,800円 |
Venu X1 | 129,800円 |
vívoactiveシリーズ
価格と機能のバランスが良いミッドレンジの定番。必要十分なヘルスモニタリングや内蔵スポーツ、GPS記録をしっかりカバー。毎日の運動習慣づくりや通勤・仕事と両立しやすい軽さ・見た目も魅力です。
モデル名 | 価格(税込) |
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vívoactive 6 | 52,800円 |
vívoactive 5 | 39,800円 |
Lilyシリーズ(女性向け)
直径が小さく、アクセサリー感覚で使える小型&上品デザイン。健康管理や通知、決済(対応モデル)など日常機能を中心に、服装を選ばず使えるのが魅力。Classic/Active/Sportのテイストから好みで選べます。
モデル名 | 価格(税込) |
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Lily 2 Active | 52,800円 |
Lily 2 Classic | 47,800円 |
Lily 2 Sport | 39,800円 |
ランニングモデル
Forerunnerシリーズ
ランナー向けに特化したGarminの王道。VO2maxやトレーニング負荷・回復時間、ペース配分、レース予測、地図(上位機)など走る人のための解析とガイダンスが充実。AMOLED表示のモデルも増え、見やすさと電池のバランスを選べます。初心者向けのエントリーからプロ志向のフラッグシップまでラインアップが広いのも魅力です。
モデル名 | 価格(税込) |
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Forerunner 970 | 121,800円 |
Forerunner 570 | 89,800円 |
Forerunner 965 | 84,800円 |
Forerunner 265 | 62,800円 |
Forerunner 165 Music | 44,800円 |
Forerunner 165 | 39,800円 |
ForeAthlete 55 | 32,000円 |
このランナー向けシリーズについては、各モデルの違いを詳しく解説する記事も別途用意しています。
下記リンクからぜひチェックを!
Garmin Forerunnerシリーズ徹底比較|55・165・265・570・965・970の違いを詳しく解説【ランニング向けスマートウォッチ】
アウトドアモデル
Instinctシリーズ
ミルスペック準拠の耐衝撃・防水・耐熱性能で、「壊れにくさ」と「電池持ち」を最優先にする人の定番。AMOLED搭載の視認性重視モデル、ソーラーでロングバッテリーを狙うDual Power、タクティカル仕様など目的別の派生が豊富です。ナビやセンサー類も充実し、軽量で手首になじむ装着感も人気。
モデル名 | 価格(税込) |
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Instinct 3 AMOLED | 79,800円 |
Instinct 3 Dual Power | 71,800円 |
Instinct 3 Tactical | 87,800円 |
Instinct E | 52,800円 |
Instinct 2X Dual Power | 68,200円 |
Instinct 2 Dual Power | 62,700円 |
Instinct Crossover | 77,000円 |
tactixシリーズ
暗視対応やステルスモードなど戦術系のプロ仕様を搭載。AMOLEDで見やすさも確保しつつ、ミッション用途に向けた機能が追加されています。過酷な環境での確実な動作を求めるユーザーに。
モデル名 | 価格(税込) |
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tactix 8 | 238,000円 |
Enduroシリーズ
ウルトラマラソンやファストパッキングなど超長時間のアクティビティ向け。驚異的なバッテリー稼働時間と軽量性を両立し、長距離でも信頼できる記録が可能です。
モデル名 | 価格(税込) |
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Enduro 3 | 148,000円 |
ゴルフモデル
Approachシリーズ
世界中のコースデータやショット分析、ハザード情報、グリーンビューなどラウンドに直結する情報を手元で確認可能。AMOLED表示の上位機では視認性も抜群で、スコアメイクを後押しします。
モデル名 | 価格(税込) |
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Approach S70 | 99,800円 |
Approach S50 | 67,800円 |
Approach S44 | 44,800円 |
マリン・ダイブ
quatixシリーズ
Garminのマリン機器と連携し、航行情報・オートパイロット制御・アンカーアラームなどボートアクティビティに最適化。海上でも見やすい画面と堅牢性が魅力です。
モデル名 | 価格(税込) |
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quatix 8 | 195,800円 |
Descentシリーズ
本格的なダイビングに対応するウォッチ型ダイブコンピュータ。レクリエーションからテクニカルまで幅広いダイブモード、ダイブプラン、アラート、ログ管理などを搭載。ソーラー対応のG1 Dual Powerはエントリーにも人気です。
モデル名 | 価格(税込) |
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Descent Mk3i | 248,000円 |
Descent Mk3Si | 218,000円 |
Descent Mk3S | 187,000円 |
Descent G2 | 118,000円 |
Descent G1 Dual Power | 99,000円 |
Garminスマートウォッチの選び方
1)何を一番したいか(目的)を決める
・幅広く色々やりたい/山・海・街まで万能:fēnix/epix(見やすさ優先ならepix、電池や頑丈さ重視ならfēnix)。
・ラン重視:Forerunner(265/965/970など予算と機能で)。
・毎日の健康管理・ジム・ヨガ中心:Venu/vívoactive(軽くて扱いやすい)。
・アウトドアでタフさ最優先:Instinct(AMOLED/Dual Power/Tacticalから用途で)。
・ゴルフ専用:Approach(S70は視認性・コース情報が強力)。
・船・航行/ダイビング:quatix/Descent(対応機器・潜水スタイルで選定)。
2)表示とバッテリーのバランス
・AMOLED/MicroLED:屋内や夜間の視認性が高く地図が見やすい。写真のような鮮やかさを重視するならこちら。
・ソーラー(Dual Power):長時間の山行・ロングレースに強い。常時表示時間やGPS稼働の長さを重視するなら検討。
3)サイズ・装着感
・手首が細い人は小径(例:43〜45mm帯/Sサイズ)、大きな画面・長電池が欲しい人は大径(47〜51mm帯)。重量・厚みもチェック。
4)地図・ナビ/通信
・登山・自転車で地図表示・ターンバイターンを使うならfēnix/epix/上位Forerunner。
・衛星通信(inReach)対応が必要なら対応記載のある上位fēnix等を選択。
5)価格と“伸びしろ”
・上位ほど解析指標・センサー・地図・素材が充実。今の目的+今後やってみたい活動まで見据えて、妥協しないグレードを選ぶと満足度が高いです。
この記事で挙げた価格は公式税込の目安です。カラー/ベルト/サイズで変動する場合があるため、購入前に必ず公式商品ページをご確認ください。
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