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イヤホン型翻訳機「WT2 Plus」試用レビュー。93言語を同時翻訳!

最新ガジェットが数多く並ぶ『b8ta(ベータ)』の日本初上陸店が8月1にオープンしました(新宿マルイ本館1階、有楽町電気ビル1階の2店舗)。『b8ta』は米国に23店舗、ドバイに1店舗の計24店舗を展開し、1,000以上のブランドが出品されている体験型ストアです。

この『b8ta』に並んでいた最新型ガジェットの中でも、実際に店舗で試用して驚いたのが、イヤホン型翻訳機「WT2 Plus」。Amazon USA 2019のベストセラー翻訳機にも輝いた、世界初のイヤホン型翻訳機です。短時間の試用でもその便利さ、スピード、精度に関心しきりでしたが、もう少し使い勝手を試したかったので、当編集部では実機を入手。今回はその使用レビューをお届けします!

イヤホン型翻訳機「WT2 Plus」

耳につけて話すだけ!「話しやすさ」に特化した世界初のイヤホン型翻訳機

イヤホン型リアルタイムウェアラブル翻訳機「WT2 Plus」は40種類93言語(方言含む)の双方向翻訳に対応。平均タイムラグ3秒以下での同時翻訳を行ってくれるので、世界人口の95%の人と言語の違いを超えてコミュニケーションが取れてしまう……というスゴいデバイスです!

使い方も非常に簡単。自分が片方のイヤホンを装着し、相手に片方のイヤホンを付けてもらうだけです(最初の使用前にはスマートフォンとのBluetooth接続、アプリの設定が必要)。セットアップの方法は後ほど紹介するとして、まずは同時通訳モードを試用した雑感について紹介します。

聞き取りの精度に驚いた「同時通訳モード」

 

聞き取りは1文ずつなら文脈から正確に判断してくれる

b8taでも体験して驚いた同時通訳モード。お互いがイヤホンを装着して喋り始めるだけで、自動的に同時翻訳してくれます。実際に使ってみて感心したのは、まず内蔵マイクの聞き取りのスムーズさ。日本人の私が日本語で喋った言葉は、ほぼ正確に聞き取ってくれていて、同音異義語や微妙な発音も文脈をもとに的確に判断。「喋った日本語を文字起こしするデバイスとしても大変に優れているのでは」と感じました。

また『WT2 Plus』は、それぞれの話し手がマイク内蔵イヤホンを装着し、それぞれのマイクでそれぞれの言葉を聞き取る形式。そのため、両方の声が重なって訳出された言葉もゴチャゴチャに……なんていうことも起こりません。これはウェアラブル翻訳機ならではの優れた特徴でしょう。

一方で訳文に関しては、少し教科書的な表現が多いかな、という印象。完全に自然な訳文ではありませんが、言語の異なる相手との「コミュニケーション補助製品」として使うぶんには性能は全く問題ありません。相手の表情やジェスチャーを見ながら喋れば、異なる言語同士でも会話の大意はバッチリ理解できると感じました。また、イヤホンに内蔵されたセンサーをタッチして操作し、必要な部分だけを訳出してもらう「タッチモード」という使い方もあります。

ネイティブ以外の言葉は単語1語だと上手く聞き取られないかも?

また英語のネイティブスピーカーではなく、発音も達者ではない私が喋った英語についても、聞き取りは一定のレベルの正確さを保っていました。英語の場合も日本語と同様、前後の文脈をもとに単語を判断してくれる機能は素晴らしいと思います。

一方で、一つの単語のみを発声した場合は、聞き取り間違いが起こるケースも。たとえば「乾杯」を意味する「cheers」という単語は、私の英語の発音では何度喋っても「chairs」「tears」「chess」などの判断に。相手のイヤホンには「椅子」「涙」「チェス」と翻訳されてしまいました(泣)。

ただ、私がこの『WT2 Plus』を使うとすれば、自分が喋るのは日本語になるので、特に困ることはないとも感じます。逆に「この『WT2 Plus』に聞き取ってもらえた単語は正しい発音ができている」と思うことにして、発音の練習に使うのもいいかもしれません。

また、長すぎる文章や、小さく発声した言葉も上手く聞き取ってもらえないケースがありましたが、文章を自分なりに整理して区切り、一語一語をしっかり発声するよう意識すると、聞き取りはグッと正確に。「通訳者に喋るつもりで、翻訳しやすいように喋ろう」と意識しながら使用すれば、異言語コミュニケーションをしっかり助けてくれそうです。

相手はスマホのマイクに向けて話す「スピーカーモード」も

イヤホンを自分のみが付けて、自分の言葉の翻訳はスマートフォンのスピーカーから流す&相手にもスマートフォンのマイクに向かって話してもらう「スピーカーモード」の使い方もあります。「ちょっとした会話・2人以上の会話」に便利だと公式サイトの説明にはありましたが、街中で相手に道を聞きたいときなどにも便利なのではないでしょうか。

実際に使ってみたところ、聞き取りの精度は2人がイヤホンを耳に装着する同時翻訳モードのほうが上かな、と感じました。なおイヤホンを装着しているホスト側(自分)が喋る言葉はすぐに翻訳してもらえますが、スピーカー側の音声を翻訳してもらうには、「自分がスマートフォンの録音ボタンを押しながら相手に喋ってもらう」→「録音ボタンを離すと録音終了」→「自分のイヤホンに翻訳された言葉が流れる」という手順が必要。このモードを使いこなすにはちょっとコツが要りそうです。

「履歴」でよく使う文章を保存できる

少し応用編的な情報ですが、このアプリには「履歴」という機能があり、実際に行った会話を自動的に保存してくれます。そしてこの「履歴」に保存された文章は、音声再生も可能です。あまり想定されてない使い方かもしれませんが、この「履歴」によく使うフレーズを保存しておけば、馴染みのない言語の会話のレッスンに使えそうです。

セットアップの方法も紹介


セットアップの詳細にについては上記の動画を見ていただればよく分かると思います。なおパッケージ等は発売時期により違いがあるそうで、『b8ta(ベータ)』店頭のものとは違う可能性もあるのでご注意を。なお2つのイヤホンは片方がホスト側(01イヤホン)でもう片方がゲスト側(02イヤホン)。一見しただけでは違いが分かりづらいですが、イヤホン上部の吹き出しマークの上に線がないのがホスト側、線があるのがゲスト側です。ホスト側とゲスト側を間違えてしまうと翻訳してくれないので注意が必要ですね。

小旅行でもビジネスでも使えそう!

最初に紹介した「同時通訳モード」が本当に優れていた、この『WT2 Plus』。価格は販売元のTimekettle(タイムケトル)公式オンラインストアでは¥21,780です。日常でワイヤレスイヤホンとして使用できない点は少しさみしいですが、ちょっと長い旅行に行くとき、特に言語の知識がまったくない地域に行くときなどは大活躍してくれそうです。また、ビジネスで外国語を使う人で、その言語にまだ不慣れな人などにも有用な商品でしょう。現在は『b8ta(ベータ)』の店舗で試用が可能なので、興味のある方は店頭でお試しを!

Timekettle(タイムケトル)公式オンラインストア

https://timekettle.jp/

b8ta Tokyo – Shinjuku Marui

営業時間: 商業施設に準拠
定休日: 商業施設に準拠
所在地: 〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-30-13 新宿マルイ 本館1階

b8ta Tokyo – Yurakucho


営業時間: 11:00 – 19:30
定休日: 不定休
所在地: 〒100-0006 東京都千代田区有楽町 1-7-1 有楽町電気ビル1階

b8ta Japan 公式サイト

https://b8ta.jp/

 

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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