検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. REVIEW
  3. SONY「wena 3」でのSuicaや楽天Edyの使い方を紹介

SONY「wena 3」でのSuicaや楽天Edyの使い方を紹介

REVIEW

2020.12.30

充実したwena 3の電子マネー機能

スマートウォッチの機能の中でも、日常生活が便利になるものの筆頭が「電子マネー決済」の機能です。今やスマートフォンでは一般的に搭載されている機能ですが、スマートウォッチならポケットやカバンからスマホを出す手間も不要で、手を伸ばすだけで決済可能。Suicaが搭載されている機種なら改札通過も非常にスムーズです。

2020年11月に発売されたソニーのスマートウォッチのwena 3(ウェナ 3)は、その電子マネー決済の機能が非常に充実。非常に多くの電子マネーを利用可能です。今回の記事では、実際にwena 3で各種電子マネーを使う方法を紹介していきます。

Suicaにも楽天Edyにも対応!

wena 3が対応している交通系ICカードと電子マネーは以下のようなもの。ここまで幅広い電子マネーが使えるスマートウォッチはApple Watchとwena 3のみで、楽天Edyに対応しているのはwena 3だけです。

・Suica
・楽天Edy
・iD
・QUICPay

なおApple Watchは楽天Edyに対応しておらず、Edyを普段から使用している人はwena 3のほうが使いやすいかもしれません。そもそもApple Watchについては「iPhoneユーザーしか使えない」という縛りがあるので、誰にでも使える電子マネー機能が豊富なスマートウォッチとしては、wena 3がナンバー1と言って過言ではないでしょう。

なおwena 3は唯一と言っていい国産のスマートウォッチで、ICチップは日本で広く採用されているNFC-F(Felica)方式を搭載。そのため日本で使える電子マネーのほとんどに対応しているわけです。

一方で、日本で発売されているその他のスマートウォッチの大半は海外メーカーのブランドです。最も売れているApple Watchはアメリカの企業で、そのほかGarminとFitbitもアメリカ企業。SUUNTOとPolarはどちらもフィンランド発。Galaxyは韓国、XiaomiやHUAWEIは中国の企業です。Apple Watchは日本市場を意識してFelicaに対応していますが、GarminやFitbitや多くのスマートウォッチは海外で主流になっている別のNFC方式のチップが採用。そのため日本の電子マネーへの対応が遅れている実情がありました。

wena 3にSuicaを入れる方法

では続いて、各種電子マネーを使うための準備方法を紹介していきます。まずSuicaをwena 3に入れる方法は非常に簡単。スマートフォンでGoogle Payとクレジットカードをもともと紐付けていた人なら、ものの2〜3分で終了します。以下、手順を紹介していきます。

①まずはスマホアプリのwena 3の左上のメニューから「Payment設定」を選びます。


②「Suica」「楽天Edy」「iD/QUICPay」の選択肢から「Suica」を選びます。


③Suicaの発行をタップします。


④次にユーザー登録を行います。


⑤Google Payと手持ちのクレジットカードを紐付けます。


⑥Google Payとクレジットカードが紐づいたら、入金額を指定してチャージ完了です。

追加チャージの方法は?

チャージはアプリのPayment設定からすぐに行えます。また、通常のSuicaと同じように駅の券売機でもチャージが可能。レシートが欲しい場合などはこの方法でも簡単にチャージできます。

楽天Edyを使う方法

①まずは「おサイフリンク」というアプリをインストール


②マイサービスから「利用できるサービスを表示する」をタップし「楽天Edy」を選びます。

③利用者登録をしてEdy番号を取得します。

④楽天IDを入力してクレジットカードと紐付ける

⑤入金額を選んでチャージします。

なお追加チャージはこのおサイフリンクからすぐに行えます。また、Suicaと同様に店舗などに置いてあるEdyのチャージ機からでもチャージが可能です。

iDまたはQUICPayのインストール

①楽天Edyと同様に「おサイフリンク」をまずはインストールします。


②マイサービスから「iD」あるいは「QUICPay」を選びます。


この先は、クレジットカードに「iD」あるいは「QUICPay」のマークがあれば、そのクレジットカードの番号を入力すればすぐに紐付け完了。プリペイド型の電子マネーとは違い、チャージという概念はありません。ですので、wena 3の端末から残高表示もできません。お店では「iDで」「QUICPayで」と告げて読み取り機にピッとかざすと決済完了です。一度このスピーディーさを知ってしまうと現金でもたもた払っているのが億劫に思えてきますね。

スマートウォッチの電子マネー機能とは

ここまで紹介してきたように、スマートウォッチの電子マネー機能にも、実はいくつかの種類があります。簡単に説明をしておきましょう。

プリペイド型

最もポピュラーで利用者が最も多いのがSuicaやPASMOのような交通系電子マネーでしょう。Suica、PASMOは「プリペイド型」に分類されます。交通機関では使えませんが、楽天Edyも同じプリペイド型です。

このプリペイド型電子マネーの特徴は、あらかじめチャージ機やクレジットカードから現金を端末にチャージしておき、チャージされた分だけ使用することができるというものです。Suicaも楽天Edyも使用できる場所や店舗がとても多く、正直なところSuicaさえあれば日々の支払いにはほとんど困らないでしょう。

QRコード型

最近よく耳にする電子マネーがPayPay(ペイペイ)やLINEペイなどのQRコード決済でしょう。QRコード決済もプリペイド型と同じく先に金額を端末にチャージしておき、その端末に表示されたQRコードをお店側の端末で読み取って決済する方式です(お店側のQRコードを支払い側の端末で読み取って支払う方式もあります)。

プリペイド型との違いは「NFC」という非接触型のICチップのようなものが埋め込まれているかどうかです。2020年12月現在ではスマートウォッチで使えるQRコードタイプの電子マネーは「Apple Watch-PayPay」の組み合わせのみです。

ポストペイ型(後払い・クレジット型)

日本で発行されるクレジットカードの多くに対応しているiD(アイディー)とQUICPay(クイックペイ)。この後払い型の電子マネーもSuicaやPASMOと同じく非接触型のICチップ(Felicaチップ)をお店の端末にかざすだけで決済できる電子マネーです。クレジットカードと紐づいているのでチャージを気にせずに使用することができます。ちなみに1回に使用できる上限金額は2万円。それよりも高額の支払いの場合はクレジットカードそのもので決済する必要があります。

設定さえ終えれば、日常生活は格段に便利に!

少し前までは「電子マネーよりも現金の方が払いやすい」という方が多かったと思いますし、今でもまだ現金派の方も多いでしょう。ただ、一度電子マネーの便利さを知ってしまうと、もう現金払いには戻れなくなります。しかも、腕に身につけているスマートウォッチで決済できれば、レジでスマホを探してもたもたすることもありません。

また、格安スマホを使っていて、スマートフォンの方がおサイフ機能を持っていない方もいるでしょう。そんな方にはこのwena 3のおサイフ機能がおすすめです。国産スマートウォッチの真骨頂である電子マネー機能をぜひ使ってみてください!

 

【関連記事】

SONY『wena』スマートウォッチ 完全ブランドガイド【2021年版】

wena 3のヘッド(時計部分)を変える方法。お気に入りの機械式時計がスマートウォッチに!

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. Apple Watch SE 3登場!常時表示で“エントリーモデルの革命” !今年は間違いなく買い!

  2. Apple Watchの新作文字盤5種を徹底解説【watchOS 26】

  3. watchOS 26が9月16日リリースへ。睡眠スコア機能やLiquid GlassデザインがApple Watchにも登場

  4. iPhone 17 Airは「Plusの代わり」になれる?16 Plusとの違いとカメラ性能を解説

  5. Apple Watch Ultra 3の進化ポイントを詳細に解説【Series 11との違いも】

  6. Apple Watchの新機能「高血圧通知」、日本では提供未定。国内認可の課題とは

  7. Apple Watch Series 11発表!バッテリー強化、耐久性&価格アップなど進化・変化ポイントをチェック

  8. Google Pixel Watch 4 がPixel Watch 3から進化した4つのポイントを徹底解説

  9. 【最新版】Apple Watch予約攻略法|人気カラーやバンドを発売日に買う方法

  10. 筆者はAppleCareの費用を72%圧縮!iPhone購入時に月額700円の「モバイル保険」の保証を選んだ理由

   

NEW CONTENTS

  1. 妻が数年前から愛用、今さら知ったスマホショルダー。Appleが純正化した背景とは

  2. 心拍計測はイヤホンで行うのが時代の流れに? AirPods Pro 3登場で広がる新しい健康体験

  3. watchOS 26を実機で検証:Liquid Glass・Workout・コミュニケーション・毎日の使い勝手・新しい文字盤まで丸ごと実践レポート

  4. 筆者はAppleCareの費用を72%圧縮!iPhone購入時に月額700円の「モバイル保険」の保証を選んだ理由

  5. Apple Watchの新作文字盤5種を徹底解説【watchOS 26】

  6. 【購入体験記】あえて最新の17を避け、整備済のiPhone 15 Pro Maxをいま購入した話

  7. 2時間悩むと6000円損する?Apple製品購入は悩む前に決断すべき理由

  8. Apple WatchやiPhone選びに迷ったら「心がときめくもの」を!心理学が示す満足度の高め方

  9. Apple WatchはiPhone専用!なぜAndroidでは使えないのか徹底解説

  10. Apple WatchはiPhoneがなくても歩数やランニングを計測できる!その仕組を解説