検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. REVIEW
  3. 【動画レビューあり】「Xiaomi Smart Band 7 Pro」使用レビュー。機能も価格もちょうどいい最高の入門機種

【動画レビューあり】「Xiaomi Smart Band 7 Pro」使用レビュー。機能も価格もちょうどいい最高の入門機種

REVIEW

2022.11.05

絶妙なサイズ感の「Xiaomi Smart Band 7 Pro」

今やスマートウォッチ界を牽引する世界的企業となったシャオミ(Xiaomi)。
ハイエンド機とも肩を並べられるスペックを持つ「Xiaomi Watch S1」や「Xiaomi Watch S1 Active」も人気ですが、何といっても驚異的なハイパフォーマンスで人気な「Xiaomi Smart Band 7」(¥6,990(税込))はAmazonスマートウォッチコレクションの特設ページでも販売本数は堂々の第一位となっています。

Amazon Smartwatch Collectionページ

そのシャオミが2022年10月に満を持して日本での発売を開始したモデルが「Xiaomi Smart Band 7 Pro」です。

この「XiaoMi Smart Band 7 Pro」の特徴は何といってもその「大型の長方形ディスプレイ」でしょう。

バンドタイプのスマートウォッチは小さすぎ、ウォッチタイプのスマートウォッチは大きすぎる、という人は結構多いのではないかと思います。そんな方にはぴったりのサイズ感になっているのではないでしょうか。

スペックもその「ちょうど良さ」がぎっしり詰まっていて、GPS内蔵、SPO2の常時計測、ディスプレイの常時表示が搭載されています。

価格は税込14,800円とこれまたちょうどいい!

そんな「絶妙にちょうどいい」Xiaomi Smart Band 7 Proをスマートウォッチライフ編集部にて入手しましたので使用レビューをお届けします。

動画レビューはこちら!

開封と外観チェック

早速パッケージからチェックしていきます。
Xiaomi Smart Band 7 Pro本体と同じように縦長で薄いパッケージ。
しっかりと高級感も伝わってきます。

パッケージの中身はスマートバンド本体、専用充電ケーブル、説明書です。

早速本体の大きさチェックですが、とてもスリムですっきりしたフォルムです。
1.64インチの有機EL(AMOLED)ディスプレイで、画面占有率は70%。
解像度は280×456ピクセルで326ppiと、このクラスの製品とは思えない高解像度です。
ガラスも微妙に曲面になっています。

ベゼルの部分は少し光沢のあるメタリックでガラス部分との境目が美しく加工されています。
厚さは11mmとかなりのスリムさで本体重量は20g。
「着けていることを忘れてしまうような軽さ」と表現して全く遜色ないです。

物理ボタンは付いておらず、スピーカー用の穴が空いています。
個人的には物理ボタンがあるモデルの方が好みなのですが、あくまで「スマートバンド」の括りなので、シャオミもここは割り切っているのでしょう。

裏側はセンサーが3つ。
ベルト接合部分が腕の形状に合わせてデザインされていて、センサーが腕から外れてしまうことを防いでいます。

充電ケーブルはしっかりとマグネットで固定されます。

バッテリーの持続時間は、通常使用のモードで12日間。常時表示や24時間の身体ログ計測をするなど、ヘビーな使い方をしても6日間は持つ設計です。
アップルウォッチのように毎日充電する必要はありません。

ベルトはワンタッチで外れます。
別売りストラップもたくさんのカラーが用意されており、レザータッチのシリコンストラップも発売されています。

バックル部分は強化プラスチック製で、ここにも軽さへのこだわりを感じます。
とてもスポーティーで外れにくい構造になっています。

インストールと基本ディスプレイ

それでは「Xiaomi Smart Band 7 Pro」をインストールしていきます。

まずはスマートウォッチ本体で言語選択をすると、スマートフォンアプリ「Mi Fitness」インストールのQRコードが表示されます。

Mi Fitnessの「デバイス」からデバイスの追加を選択するとスマートウォッチとのペアリングが始まります。

画面に従っていくと、あっという間にペアリング完了。
すぐに使い始めることができます。

Mi Fitnessに「Xiaomi Smart Band 7 Pro」が追加されると、チュートリアルが表示されます。
これを読まなくても、画面の操作は簡単でしょう。

ただ、ホームボタンとなる物理ボタンが付いていないので、画面を遷移させていくのに少し慣れが必要かもしれません。

左右へのスワイプでウィジェットの確認。下にスワイプするとメッセージの通知、上にスワイプすると各種アプリの選択画面になります。

一発でホーム画面に戻ることができず、ここがわずかにマイナスポイントかなと感じました。

ウォッチフェイス

「Xiaomi Smart Band 7 Pro」の長方形のディスプレイに合ったウォッチフェイスがたくさん用意されています。
縦長のディスプレイなので、アナログを2つ重ねたものが特徴的です。

個人的には、四角いタイプのスマートウォッチにはデジタル表示の方がしっくりきます。
画面も大きく、たくさんの情報が入るモジュラー型のディスプレイもたくさん用意されています。

変わったところだと、Modigliani(モジリアーニ)デザインのものなんかも用意されています。

ウォッチフェイスを追加したい場合は、Mi Fitnessの「デバイス」から「オンライン」を選び、「バンドディスプレイ」を追加していきます。
「ローカル」がすでにインストール済みのもの、「オンライン」からたくさんの追加ディスプレイを選んでいきます。
たくさん用意されているので、好みのものがきっと見つかるでしょう。

ウィジェット画面

時計表示のホーム画面から左にスワイプしていくとウィジェット画面を確認できます。

スマートフォンアプリを見ずに睡眠や運動記録を見ることができますし、天気予報をさっと確認することもできます。

必要なウィジェットと不必要なウィジェットをMi Fitnessアプリで追加/削除することもできます。

(「デバイス」から「ウィジェット」を選び、追加/削除していきます)

血中酸素濃度や心拍数、ストレスをリアルタイムで計測することもできます。

実際の使用感

数日使っての使用感もレポートしてきます。

睡眠計測

当然と言えば当然ですが、睡眠もしっかり計測してくれます。
入眠時間、起床時間とも正確だと感じます。

ただ、他のハイエンド機種では「覚醒」「レム睡眠」「浅い睡眠」「深い睡眠」の4段階ですが、この「Xiaomi Smart Band 7 Pro」では3段階です。
これで十分と言えば十分だと思いますが。

平均心拍数も計測していますが、こちらについては少し高めに出たなと感じています。
反対の腕には別のスマートウォッチをはめていましたが、そちらでの睡眠時の平均心拍数は50くらいでした。
4日ほど同様の開きがありましたので、「こっちの方は心拍数が高めにでるのかな」という印象です。

エクササイズ

GPSも内蔵されていて、エクササイズ目的での使用のために購入する方も多いのではないかと思います。

数日使ってみて、その期待に十分に応えてくれる製品だなという印象を持ちました。

ちょっと外を歩いていると、ウォーキングを自動計測してくれます。
ここで「ウォーキング」をタップするとGPSと連動して運動ログを取ってくれます。

左上にGPSのマークが表示され、その横に1本か2本のアンテナが立ち、GPSの強さを表示してくれるようです。
運動中の「経過時間」「速度」「心拍数」の表示も大画面で見やすく、また、自動での輝度調整もあるので昼間でもはっきりとディスプレイを確認できます。

ログを取った結果はウォッチ上でも確認できますし、スマートフォンでも詳しく見ることができます。

GPSの精度もかなり正確でした。

スポーツジムでランニングマシンに乗って計測したのが下記の情報です。
ランニングマシンなのでケイデンスはほぼ一定のはずですが、時々やけに低くなっているのが気になるところですが、基本的にはほぼ正確だと言えると思います。

ランニングマシンだとGPSで距離を割り出せないので、腕の振り方だけで距離を割り出します。
どのスマートウォッチを使ってもなかなか正確には距離が出てこないのですが、「Xiaomi Smart Band 7 Pro」には距離調整ができる機能がついていますので、大幅にずれてしまった時には距離調整するといいでしょう。

その他、「仲間との競争」や「強度別のランニングコーチ機能」なども搭載されていて、スポーツにはかなり力の入った商品になっています。

まとめ

しばらく使ってみて、これといった欠点の見つからない秀逸なスマートウォッチ(スマートバンド)だなという印象を持ちました。
14,800円という金額を考えれば、これ以上は望めないという機能が搭載されていると思います。

ただ、なんといってもこの機種の魅力はデザイン性でしょう。
ちょうどいい大きさのディスプレイサイズで、薄さ軽さも理想的。高級感のある曲面ディスプレイを手に取ってみると、これが廉価版スマートウォッチだとは思えないでしょう。

素晴らしいデザイン性とちょうどいい機能が搭載されたXiaomi Smart Band 7 Proは、入門機としてもヘビーユースの方用としてもとても魅力的な製品でした。

商品仕様

サイズ:44.7mm × 28.8mm × 11mm *高さ、幅、厚さの寸法はストラップや突出部を除く
重量: 20.5g(ストラップなし)
バンドストラップサイズ: 130mm~205mm
素材: 熱可塑性ポリウレタン
ディスプレイ:1.64インチ有機EL(AMOLED)タッチディスプレイ
解像度: 280×456ピクセル、326 PPI
輝度: 最大500nit(調節可)
強化ガラス、指紋防止加工 | 2.5D マイクロ曲面ガラス
充電時間: 約60分間(磁気充電)
標準的な使用時間:12日間以上
容量:235mAh
防水性能:5ATM
アプリ:Mi Fitness Bluetooth 5.2 BLE
OS:Android 6.0 以降、iOS 12 以降

●公式サイト

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BG4SKZHJ

●ライター 杉本陽介
スポーツ好きアラフィフ男子。常にスマートウォッチを両腕に着け、1日12,000歩を目標にしている。

関連記事

Xiaomi Smart Band 7使用レビュー。突き抜けたコスパの最新スマートウォッチ!

Xiaomi Watch S1 Active使用レビュー。Xiaomiのフラッグシップ機を徹底採点!【4000字】

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. Apple Watch SE 3登場!常時表示で“エントリーモデルの革命” !今年は間違いなく買い!

  2. watchOS 26が9月16日リリースへ。睡眠スコア機能やLiquid GlassデザインがApple Watchにも登場

  3. Apple Watchの新作文字盤5種を徹底解説【watchOS 26】

  4. iPhone 17 Airは「Plusの代わり」になれる?16 Plusとの違いとカメラ性能を解説

  5. Apple Watchの新機能「高血圧通知」、日本では提供未定。国内認可の課題とは

  6. Apple Watch Ultra 3の進化ポイントを詳細に解説【Series 11との違いも】

  7. Apple Watch Series 11発表!バッテリー強化、耐久性&価格アップなど進化・変化ポイントをチェック

  8. 【最新版】Apple Watch予約攻略法|人気カラーやバンドを発売日に買う方法

  9. Google Pixel Watch 4 がPixel Watch 3から進化した4つのポイントを徹底解説

  10. 2時間悩むと6000円損する?Apple製品購入は悩む前に決断すべき理由

   

NEW CONTENTS

  1. 心拍計測はイヤホンで行うのが時代の流れに? AirPods Pro 3登場で広がる新しい健康体験

  2. watchOS 26を実機で検証:Liquid Glass・Workout・コミュニケーション・毎日の使い勝手・新しい文字盤まで丸ごと実践レポート

  3. 筆者はAppleCareの費用を72%圧縮!iPhone購入時に月額700円の「モバイル保険」の保証を選んだ理由

  4. Apple Watchの新作文字盤5種を徹底解説【watchOS 26】

  5. 【購入体験記】あえて最新の17を避け、整備済のiPhone 15 Pro Maxをいま購入した話

  6. 2時間悩むと6000円損する?Apple製品購入は悩む前に決断すべき理由

  7. Apple WatchやiPhone選びに迷ったら「心がときめくもの」を!心理学が示す満足度の高め方

  8. Apple WatchはiPhone専用!なぜAndroidでは使えないのか徹底解説

  9. Apple WatchはiPhoneがなくても歩数やランニングを計測できる!その仕組を解説

  10. Apple WatchはiPhoneがなくてもSuica決済できる? 公式情報で確認&設定・注意点まとめ